TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024035454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022139910
出願日2022-09-02
発明の名称固体電池
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 10/0585 20100101AFI20240307BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】耐久性を向上させることが可能な固体電池を提供する。
【解決手段】固体電池10は、リチウム金属層11b上に、固体電解質層11dおよび正極合材層が順次積層されている電極積層体を備える。電極積層体を上面視すると、リチウム金属層11bの外周端は、固体電解質層11dの外周端よりも内側に存在しており、リチウム金属層11bの外周端および固体電解質層11dの外周端の間の領域に、固体電解質層11dからリチウム金属層11bに向かって延出している絶縁部材11fが配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
リチウム金属層上に、固体電解質層および正極合材層が順次積層されている電極積層体を備え、
前記電極積層体を上面視すると、前記リチウム金属層の外周端は、前記固体電解質層の外周端よりも内側に存在しており、前記リチウム金属層の外周端および前記固体電解質層の外周端の間の領域に、前記固体電解質層から前記リチウム金属層に向かって延出している絶縁部材が配置されている、固体電池。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記リチウム金属層を上面視すると、矩形状であり、
前記電極積層体を上面視すると、前記絶縁部材は、前記リチウム金属層の全ての角部に配置されている、請求項1に記載の固体電池。
【請求項3】
前記リチウム金属層を上面視すると、矩形状であり、
前記電極積層体を上面視すると、前記絶縁部材は、前記リチウム金属層の対向する角部に配置されている、請求項1に記載の固体電池。
【請求項4】
前記絶縁部材は、前記固体電解質層に固定されている、請求項1に記載の固体電池。
【請求項5】
前記固体電解質層は、外周部に凹部が形成されており、
前記絶縁部材は、前記凹部に固定されている、請求項4に記載の固体電池。
【請求項6】
外装部材で外装されている、請求項1に記載の固体電池。
【請求項7】
前記電極積層体は、負極集電体上に前記リチウム金属層が形成されており、
前記絶縁部材は、前記負極集電体の前記固体電解質層の側とは反対側の表面と同一の位置または前記負極集電体の前記固体電解質層の側とは反対側の表面よりも前記固体電解質層の側の位置に端面を有する、請求項1に記載の固体電池。
【請求項8】
複数の前記電極積層体が積層されており、
対向する前記絶縁部材は、空間を介して、配置されており、
前記対向する絶縁部材の一方は、前記対向する側の表面に凹部が形成されており、
前記対向する絶縁部材の他方は、前記対向する側の表面に凸部が形成されており、
前記凸部の一部は、前記凹部の一部と重なっている、請求項1に記載の固体電池。
【請求項9】
前記正極合材層の外周部に、第2の絶縁部材が配置されており、
当該固体電池を上面視すると、前記第2の絶縁部材の外周端は、前記固体電解質層の外周端と同一の位置に存在している、請求項1に記載の固体電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固体電池に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、多くの人々が手頃で信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池の研究開発が実施されている。
【0003】
特許文献1には、少なくとも第1の電極の集電体、第1の電極の活物質層、固体電解質層、第1の電極の対極である第2の電極の活物質層、第2の電極の集電体、第2の電極の活物質層、固体電解質層、及び第1の電極の活物質層がこの順に積層された電池ユニットの2つ以上が積層されて成る全固体電池が記載されている。ここで、全固体電池は、電池ユニットの第1の電極の集電体と、集電体に隣接して積層された電池ユニットとを接着するための接着手段を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-204377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、負極がリチウム金属層を含む場合に、全固体電池の充放電を繰り返すと、リチウム金属層にリチウム金属のデンドライトが不均一に析出する。これは、何らかの理由で、リチウム金属層の面内に電流集中が発生しているためであると推測される。その結果、リチウム金属の析出量が多い部分から少ない部分に向けて、正極および固体電解質層が移動し、固体電池の耐久性が低下する虞がある。
【0006】
本発明は、耐久性を向上させることが可能な固体電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)リチウム金属層上に、固体電解質層および正極合材層が順次積層されている電極積層体を備え、前記電極積層体を上面視すると、前記リチウム金属層の外周端は、前記固体電解質層の外周端よりも内側に存在しており、前記リチウム金属層の外周端および前記固体電解質層の外周端の間の領域に、前記固体電解質層から前記リチウム金属層に向かって延出している絶縁部材が配置されている、固体電池。
【0008】
(2)前記リチウム金属層を上面視すると、矩形状であり、前記電極積層体を上面視すると、前記絶縁部材は、前記リチウム金属層の全ての角部に配置されている、(1)に記載の固体電池。
【0009】
(3)前記リチウム金属層を上面視すると、矩形状であり、前記電極積層体を上面視すると、前記絶縁部材は、前記リチウム金属層の対向する角部に配置されている、(1)に記載の固体電池。
【0010】
(4)前記絶縁部材は、前記固体電解質層に固定されている、(1)から(3)のいずれか一項に記載の固体電池。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
エイブリック株式会社
半導体装置
19日前
エイブリック株式会社
半導体装置
17日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
12日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
東京パーツ工業株式会社
コイル装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
3日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
16日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
三菱電機株式会社
半導体ウエハ
18日前
キヤノン株式会社
液滴吐出装置
2日前
ダイニチ工業株式会社
換気ファン装置
19日前
KOA株式会社
電子部品
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
NTN株式会社
圧粉磁心
2日前
住友電気工業株式会社
電線
19日前
ローム株式会社
半導体装置
11日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
9日前
トヨタ紡織株式会社
加湿器
2日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池システム
19日前
シャープ株式会社
通信装置
12日前
ヒロセ電機株式会社
同軸端子
10日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
22日前
株式会社東芝
半導体装置
12日前
三菱電機株式会社
半導体装置
2日前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
18日前
日本特殊陶業株式会社
サセプタ
2日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
11日前
続きを見る