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公開番号2024035018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022211700
出願日2022-12-28
発明の名称害獣捕獲具
出願人個人,個人
代理人個人,個人
主分類A01M 23/34 20060101AFI20240306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】簡易な構造にもかかわらず最短距離と最短時間で、捕獲ワイヤの縮径作動が行えるように構成した害獣捕獲具を提供する。
【解決手段】周縁に側壁を立ち上げた基盤と、基盤の空間内に収納した踏板と、踏板の左右中央部に基端部分を枢支し踏板をトリガーとして起立付勢される左右側の半円弧状ワイヤ保持体と、半円弧状の左右ワイヤ保持体の倒伏状態において半円弧外周面を囲繞する捕獲ワイヤと、左右ワイヤ保持体を囲繞するワイヤのループ部の自由端部を外方に引っ張り付勢してループ部を縮径するワイヤ縮径付勢機構とより構成し、しかも、ワイヤ縮径付勢機構を構成するコイルバネは筒状のワイヤ挿通パイプ内から一部を露出状態として、踏板に連動して作動するワイヤ縮径時にコイルバネが伸張作動してワイヤ縮径位置がばね伸張作動時のばね応力の反動により高位置に飛躍してワイヤのループ部が害獣脚体の可及的上部位置を捕縛するように構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
周縁に側壁を立ち上げた基盤と、
前記基盤の側壁に囲まれた空間内に収納した踏板と、
踏板の左右中央部に基端部分を枢支し踏板をトリガーとして起立付勢される左右側半円弧状のワイヤ保持体と、
半円弧状の左右ワイヤ保持体の倒伏状態において半円弧外周面を囲繞する捕獲ワイヤと、
左右ワイヤ保持体を囲繞するワイヤのループ部の自由端部を外方に引っ張り付勢すると共に、ループ部の縮径付勢も行うワイヤ縮径付勢機構とより構成し、
しかも、ワイヤ縮径付勢機構を構成するコイルバネは筒状のバネケース内に圧縮収納することなく大気露出状態として、踏板に連動して作動するワイヤ縮径時にコイルバネが圧縮から伸張作動する時にワイヤ縮径位置がばね伸張作動時のばね応力の反動により高位置に飛躍してワイヤのループ部が害獣脚体の可及的上部位置を捕縛するように構成した害獣捕獲具。
続きを表示(約 58 文字)【請求項2】
左右のワイヤ保持体にコイルバネを架設したことを特徴とする請求項1に記載の害獣捕獲具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、害獣捕獲具に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
従来、害獣捕獲具は、踏板を害獣が踏むと踏板に係合したループ状の捕獲ワイヤが踏板から離脱後に縮径して害獣の脚部を緊締し、害獣を捕獲するように構成されている。すなわち、害獣捕獲具の基本構成は、踏板とループ状の捕獲ワイヤを踏板作動により緊縮する機構とからなり、詳細は踏板に載った害獣の脚体重量により踏板が地上設置の基盤内に沈降し、この沈降作動に伴って、捕獲ワイヤのループ部が上昇して緊縮捕縛するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-023270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、害獣脚体が踏板に載った際に捕獲ワイヤの跳ね上がり動作がループ部の縮径作動にともない害獣脚体の蹄部分に接触することが多く、害獣はその瞬間に異変を感知して瞬時に脚体を引っ込めてしまう。そうするとループ部が脚体の足首部分しか捕縛することができず、或いは脚体の捕縛にまで至らない、いわゆる空振り現象が生じる。
その原因は、踏板の位置が高く、害獣脚体が踏板を踏んだ瞬間に高位置の踏板がワイヤ縮径の連動を開始し、ワイヤのループ部が上方まで跳ね上がる前に縮径してしまい害獣脚体の可及的下方位置しか捕縛できない。かかる状態においては、害獣はループ部の捕縛作動が完了する前に脚体を引っ込めてしまい確実に捕縛することができない虞があった。
【0005】
この発明では、踏板の動作にともないワイヤのループ部分が縮径付勢バネのばね力によって、単に縮径付勢のみならずループ部の上方跳ね上げ付勢も加わり可及的に害獣脚体の上部で縮径捕縛を行い、害獣が異変を察知して瞬時に脚体を引き上げる空振り動作を防止して捕縛効率を向上することができる害獣捕獲具を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、周縁に側壁を立ち上げた基盤と、前記基盤の側壁に囲まれた空間内に収納した踏板と、踏板の左右中央部に基端部分を枢支し踏板をトリガーとして起立付勢される左右側の半円弧状ワイヤ保持体と、半円弧状の左右ワイヤ保持体の倒伏状態において半円弧外周面を囲繞する捕獲ワイヤと、左右ワイヤ保持体を囲繞するワイヤのループ部の自由端部を外方に引っ張り付勢すると共に、ループの縮径付勢も行うワイヤ縮径付勢機構とより構成し、しかも、ワイヤ縮径付勢機構を構成するコイルバネは筒状のワイヤ挿通パイプ内に圧縮収納することなく大気露出状態として、踏板に連動して作動するワイヤ縮径時にコイルバネが圧縮から伸張作動する時にワイヤ縮径位置がばね伸張作動時のばね応力の反動により高位置に飛躍してワイヤのループ部が害獣脚体の可及的上部位置を捕縛するように構成したことを特徴とする。
【0007】
本発明の第2の態様は、左右側の円弧状ワイヤ保持体にコイルバネを架設したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の第1の態様によれば、周縁に側壁を立ち上げた基盤と、前記基盤の側壁に囲まれた空間内に収納した踏板と、踏板の左右中央部に基端を枢支連結し起立付勢した左右の半円弧状のワイヤ保持体と、半円弧状の左右ワイヤ保持体の倒伏状態において左右ワイヤ保持体の半円弧外周面をそれぞれ囲繞した捕獲ワイヤのループ部と、左右ワイヤ保持体を囲繞したワイヤのループ部基部を基盤外方に引っ張ってループを縮径付勢するワイヤ縮径付勢機構とにより構成しており、従って、踏板の作動をトリガーとしてワイヤのループ部はワイヤ縮径付勢機構により引っ張られて踏板を踏んだ害獣の脚体を捕縛することができる。
特に本発明では、ワイヤ縮径付勢機構を構成するコイルバネを筒状のワイヤ挿通パイプ内に圧縮収納することなく大気露出状態としており、そのために踏板に連動して作動するワイヤは縮径変動する。この時にコイルバネは当然に圧縮から伸張作動する。そうするとワイヤ縮径位置がばね伸張作動時のばね応力の反動によりワイヤ挿通パイプ外で自在に高位置に飛躍してワイヤのループ部が害獣脚体の可及的上部位置を捕縛することができる。このように、ワイヤ縮径付勢機構を構成するコイルバネを筒状のワイヤ挿通パイプ内に圧縮収納することなく大気露出状態としているために確実に害獣脚体の可及的上部位置を捕縛することができ害獣の捕縛効率を向上する効果がある。
【0009】
仮に従来の様にワイヤ縮径付勢機構を構成するコイルバネを筒状のワイヤ挿通パイプ内に圧縮収納すると、当然に踏板に連動して作動するワイヤが縮径変動する時にコイルバネは圧縮から伸張作動するがばね伸張作動時のばね応力の反動はワイヤ挿通パイプで規制されてばねの反動をワイヤ挿通パイプ外で自在に発現することができず、結果的にワイヤ縮径位置がばね伸張作動時のばね応力の反動を受けてワイヤ挿通パイプ外で自在に高位置に飛躍するという予想外の現象を期待することができない。
【0010】
本発明の第2の態様によれば、左右側のワイヤ保持体にコイルバネを架設したため、害獣脚体が踏板を上面から踏み害獣捕獲具の捕獲動作の開始時において、左右のワイヤ保持体がコイルバネの圧縮応力により接近するように作動し、ワイヤのループ部を跳ね上げて害獣脚体の可及的上部を捕縛することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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