TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024033193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022136634
出願日2022-08-30
発明の名称接合条件出力装置
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類B29C 65/16 20060101AFI20240306BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】従来の接合条件出力装置においては、異材接合を行うための接合条件を設定するのに手間がかかるという課題があった。
【解決手段】樹脂である第一材料と金属である第二材料とを重ね合わせて接合する場合の接合条件を出力するための接合条件出力装置100であって、第一材料の特定に用いる情報と第二材料の特定に用いる情報とを取得する第一取得部141と、第一取得部141により取得された情報に基づいて、第一材料と第二材料とのそれぞれを特定する特定情報を取得する第二取得部142と、第二取得部142により特定された特定情報を用いて1以上の接合条件を取得する第三取得部143と、取得した接合条件を出力する出力部161と、を備える、接合条件出力装置100により、異材接合を行うための接合条件を容易に決定することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂である第一材料と金属である第二材料とを重ね合わせて接合する場合の接合条件を出力するための接合条件出力装置であって、
前記第一材料の特定に用いる情報と前記第二材料の特定に用いる情報とを取得する第一取得部と、
前記第一取得部により取得された情報に基づいて、前記第一材料と前記第二材料とのそれぞれを特定する特定情報を取得する第二取得部と、
前記第二取得部により特定された特定情報を用いて1以上の接合条件を取得する第三取得部と、
取得した前記接合条件を出力する出力部と、を備える、接合条件出力装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記第一材料及び前記第二材料の少なくとも一方に関する物理量の測定を行う測定部を備え、
前記第一取得部は、前記測定部の測定結果を、前記第一材料の特定に用いる情報及び前記第二材料の特定に用いる情報の少なくとも一方として取得する、請求項1に記載の接合条件出力装置。
【請求項3】
前記測定部は、光学センサである物理センサを含む、請求項2に記載の接合条件出力装置。
【請求項4】
前記材料の特定に用いる情報は、当該材料の表面の反射率を含む、請求項1に記載の接合条件出力装置。
【請求項5】
前記材料の特定に用いる情報は、当該材料の表面自由エネルギーを含む、請求項1に記載の接合条件出力装置。
【請求項6】
前記接合条件は、接合に用いるレーザの出力に関する条件である、請求項1から5のいずれかに記載の接合条件出力装置。
【請求項7】
前記接合条件は、接合時に前記第一材料と前記第二材料との少なくとも一方に施す表面改質処理に関する条件である、請求項1から5のいずれかに記載の接合条件出力装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2種類の部材の接合を行う場合の接合条件を出力する接合条件出力装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
加工対象のワークの状態等に応じて加工を行う場合の加工条件を設定する装置が、種々用いられている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、レーザ加工装置の制御装置に予め被加工物の材質及び加工仕様毎に対応する加工条件を登録し、加工時に、被加工物の材質と加工仕様と同一又は近い加工条件を呼び出してレーザ加工装置の制御装置に設定する加工条件設定方法について示されている。
【0004】
また、下記特許文献2には、素材の板厚又は材質を検出して、検出結果に応じて、レーザ加工機の出力及び素材の送り速度を含む加工条件を設定するレーザ加工機の構成が示されている。
【0005】
また、下記特許文献3には、操作部により加工条件テーブルから選択された加工条件を、加工対象の材料の材質データ及び板厚データに応じて修正して、加工に用いるように構成されたレーザ加工機の構成が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平4-344879号公報
特開平4-190987号公報
特開2017-209692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年、様々なニーズに応じて、加熱により金属材料と樹脂材料とを接合した部材を製造することが行われるようになってきている。このような接合は、異材接合と呼ばれることもある。異材接合において、様々な材料の組み合わせがあり得る。そのため、異材接合を行う際の接合条件(加工条件)を、用いる材料の組み合わせに応じて適切に設定する必要がある。しかしながら、このような様々な材料の組み合わせに対して、接合条件の設定を適切に行うには、適宜、用いる材料の製造元から提供される情報を得るなど、面倒な作業を行う必要があった。
【0008】
そこで、本発明は、異材接合を行うための接合条件を容易に決定することができる接合条件出力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本第一の発明の接合条件出力装置は、樹脂である第一材料と金属である第二材料とを重ね合わせて接合する場合の接合条件を出力するための接合条件出力装置であって、第一材料の特定に用いる情報と第二材料の特定に用いる情報とを取得する第一取得部と、第一取得部により取得された情報に基づいて、第一材料と第二材料とのそれぞれを特定する特定情報を取得する第二取得部と、第二取得部により特定された特定情報を用いて1以上の接合条件を取得する第三取得部と、取得した接合条件を出力する出力部と、を備える、接合条件出力装置である。
【0010】
かかる構成により、異材接合を行うための接合条件を容易に決定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ダイヘン
電源装置
2日前
株式会社ダイヘン
充電システム
8日前
株式会社ダイヘン
貢献度評価装置
8日前
株式会社ダイヘン
双方向コンバータ
8日前
株式会社ダイヘン
くびれ検出制御方法
16日前
株式会社ダイヘン
アーク溶接制御方法
16日前
株式会社ダイヘン
ワイヤ送給システム
22日前
株式会社ダイヘン
送電装置及び送電方法
2日前
株式会社ダイヘン
埋もれアーク溶接方法
7日前
株式会社ダイヘン
溶接方法および溶接装置
今日
株式会社ダイヘン
被覆アーク溶接制御方法
2日前
株式会社ダイヘン
溶接方法および溶接装置
8日前
株式会社ダイヘン
2重シールドティグ溶接方法
2日前
株式会社ダイヘン
充電装置、および、充電システム
7日前
個人
3次元造形装置
6か月前
東レ株式会社
金型の製造方法
3か月前
津田工業株式会社
部材
9か月前
津田工業株式会社
部材
9か月前
東レ株式会社
シート成形口金
3か月前
津田駒工業株式会社
連続成形機
2か月前
東レ株式会社
積層基材の製造方法
5か月前
睦月電機株式会社
樹脂成形用金型
7か月前
東レ株式会社
接合用繊維強化樹脂
7か月前
東レ株式会社
繊維強化樹脂成形体
7か月前
輝創株式会社
接合方法
3か月前
世紀株式会社
造形装置
4か月前
東レ株式会社
延伸フィルムの製造方法
3か月前
株式会社不二越
射出成形機
6か月前
株式会社吉野工業所
計量キャップ
4か月前
AGC株式会社
車両窓用窓ガラス
7か月前
東レエンジニアリング株式会社
処理装置
6か月前
津田駒工業株式会社
自動繊維束配置装置
9か月前
グンゼ株式会社
印刷層の除去方法
3か月前
六浦工業株式会社
接着装置
3か月前
株式会社アフィット
粉末焼結積層造形装置
5か月前
ダイハツ工業株式会社
3Dプリンタ
5か月前
続きを見る