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公開番号2024062160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022169989
出願日2022-10-24
発明の名称溶接方法および溶接装置
出願人株式会社ダイヘン
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B23K 9/12 20060101AFI20240430BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】溶接の初期位置において溶着量が不足しないようにすることができる溶接方法および溶接装置を提供する。
【解決手段】溶接トーチをウィービングさせながら溶接をする溶接方法であって、溶接トーチをウィービングさせながら初期位置から溶接方向に移動させる第1動作をさせるステップS3と、溶接トーチが第1動作により初期位置から溶接方向において予め定められた位置まで移動した後に、溶接動作中の前記溶接トーチを一旦初期位置まで戻す第2動作をさせるステップS4と、第2動作により一旦初期位置まで戻った溶接トーチを、ウィービングさせながら溶接方向に移動させることにより溶接を継続させる第3動作をさせるステップS5とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
溶接トーチをウィービングさせながら溶接をする溶接方法であって、
前記溶接トーチをウィービングさせながら初期位置から溶接方向に移動させる第1動作をさせるステップと、
前記溶接トーチが前記第1動作により前記初期位置から前記溶接方向において予め定められた位置まで移動した後に、溶接動作中の前記溶接トーチを一旦前記初期位置まで戻す第2動作をさせるステップと、
前記第2動作により一旦前記初期位置まで戻った前記溶接トーチを、ウィービングさせながら前記溶接方向に移動させることにより溶接を継続させる第3動作をさせるステップとを備える、溶接方法。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記溶接トーチのウィービングは、ウィービングの軌跡が円形状となる動作である、請求項1に記載の溶接方法。
【請求項3】
前記第1動作による溶接、前記第2動作による溶接、および、前記第3動作による溶接は、一定の溶接電流により実行される、請求項1または請求項2に記載の溶接方法。
【請求項4】
溶接トーチをウィービングさせながら溶接をする溶接装置であって、
前記溶接トーチをウィービングさせる駆動装置と、
前記駆動装置を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記溶接トーチをウィービングさせながら初期位置から溶接方向に移動させる第1動作をさせる第1制御と、
前記溶接トーチが前記第1動作により前記初期位置から前記溶接方向において予め定められた位置まで移動した後に、溶接動作中の前記溶接トーチを一旦前記初期位置まで戻す第2動作をさせる第2制御と、
前記第2動作により一旦前記初期位置まで戻った前記溶接トーチを、ウィービングさせながら前記溶接方向に移動させることにより溶接を継続させる第3動作をさせる第3制御とを行なう、溶接装置。
【請求項5】
前記溶接トーチのウィービングは、ウィービングの軌跡が円形状となる動作である、請求項4に記載の溶接装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、溶接方法および溶接装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来において、溶接トーチをウィービングさせて溶接をする溶接方法および溶接装置としては、溶接の開始位置から終了位置まで間の途中において、ウィービングの動作を変化させるものがあった(特許文献1)。このような従来の溶接方法および溶接装置では、溶接をするロボットが開始位置から終了位置に到達するまでは第1の振幅でウィービングの動作をさせ、そのロボットが指定点から終了位置に到達するまでは第2の振幅でウィービングの動作をさせる制御が行なわれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-275969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載された従来の溶接方法および溶接装置では、アークの発生開始のような溶接動作の開始と同時にウィービングの動作が開始されるので、溶接の開始位置である初期位置において溶着量が不足するという問題があった。
【0005】
本開示は、溶接の初期位置において溶着量が不足しないようにすることができる溶接方法および溶接装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に係る溶接方法は、溶接トーチをウィービングさせながら溶接をする溶接方法であって、溶接トーチをウィービングさせながら初期位置から溶接方向に移動させる第1動作をさせるステップと、溶接トーチが第1動作により初期位置から溶接方向において予め定められた位置まで移動した後に、溶接動作中の前記溶接トーチを一旦初期位置まで戻す第2動作をさせるステップと、第2動作により一旦初期位置まで戻った溶接トーチを、ウィービングさせながら溶接方向に移動させることにより溶接を継続させる第3動作をさせるステップとを備える。
【0007】
本開示の他の局面に係る溶接装置は、溶接トーチをウィービングさせながら溶接をする溶接装置であって、溶接トーチをウィービングさせる駆動装置と、駆動装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、溶接トーチをウィービングさせながら初期位置から溶接方向に移動させる第1動作をさせる第1制御と、溶接トーチが第1動作により初期位置から溶接方向において予め定められた位置まで移動した後に、溶接動作中の溶接トーチを一旦初期位置まで戻す第2動作をさせる第2制御と、第2動作により一旦初期位置まで戻った溶接トーチを、ウィービングさせながら溶接方向に移動させることにより溶接を継続させる第3動作をさせる第3制御とを行なう。
【発明の効果】
【0008】
本開示の溶接方法および溶接装置によれば、溶接の初期位置において溶着量が不足しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1の溶接方法および溶接装置を実施するための溶接装置の構成図である。
実施の形態1の溶接方法および溶接装置で行なわれるウィービングの制御を説明する図である。
実施の形態1の制御装置により実行される溶接トーチのウィービングの動作制御に関する制御処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組み合わせることは出願当初から予定されている。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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