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公開番号2024059216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166759
出願日2022-10-18
発明の名称充電システム
出願人株式会社ダイヘン,株式会社関電エネルギーソリューション
代理人個人,個人
主分類H02J 3/14 20060101AFI20240423BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】目標デマンドを適切な値に自動調整できる充電システムを提供する。
【解決手段】充電システムA1において、蓄電池54の電力で電動機を駆動して移動する電気移動体5の蓄電池54を充電する複数の充電装置2と、複数の充電装置2を制御する充電制御装置1と、を備えた。充電制御装置1は、目標デマンドに基づいて、全体の出力電力を制御する電力制御部112と、複数の充電装置2のそれぞれについて、接続された蓄電池54の充電を完了したか否かを判定する満充電判定部115と、充電を完了した充電装置2の割合である満充電割合を検出する割合検出部116と、満充電割合に基づいて、目標デマンドを調整する目標デマンド調整部117とを備えている、
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池の電力で電動機を駆動して移動する電気移動体の前記蓄電池を充電する複数の充電装置と、
前記複数の充電装置を制御する充電制御装置と、
を備え、
前記充電制御装置は、
目標デマンドに基づいて、全体の出力電力を制御する電力制御部と、
前記複数の充電装置のそれぞれについて、接続された蓄電池の充電を完了したか否かを判定する満充電判定部と、
充電を完了した充電装置の割合である満充電割合を検出する割合検出部と、
前記満充電割合に基づいて、前記目標デマンドを調整する目標デマンド調整部と、
を備えている、
充電システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記目標デマンド調整部は、前記満充電割合が第1割合以上であった場合、前記目標デマンドを減少させ、前記満充電割合が第2割合未満であった場合、前記目標デマンドを増加させる、
請求項1に記載の充電システム。
【請求項3】
前記目標デマンド調整部は、前記目標デマンドを減少させる際には第1設定値だけ減少させ、前記目標デマンドを増加させる際には前記第1設定値より小さい第2設定値だけ増加させる、
請求項2に記載の充電システム。
【請求項4】
前記目標デマンド調整部は、減少後の目標デマンドが下限値以下になる場合、前記下限値を前記目標デマンドに設定し、増加後の目標デマンドが上限値以上になる場合、前記上限値を前記目標デマンドに設定する、
請求項2に記載の充電システム。
【請求項5】
前記充電制御装置は、
前記複数の充電装置のそれぞれが出力する電力のデマンド時限でのデマンド値である充電デマンドをそれぞれ検出する充電デマンド検出部と、
前記複数の充電装置のそれぞれでの異常の発生を検出する異常検出部と、
をさらに備え、
前記満充電判定部は、検出された前記充電デマンドが判定基準値以下であり、かつ、異常が検出されなかった充電装置について、接続された蓄電池の充電を完了したと判定する、
請求項1ないし4のいずれかに記載の充電システム。
【請求項6】
前記充電制御装置を管理する上位機器から入力される誘導指標を取得する指標取得部と、
前記誘導指標を用いて、あらかじめ設定されている最適化問題に基づいて、前記目標デマンドを算出する目標デマンド算出部と、
をさらに備えている、
請求項1に記載の充電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車などを充電する充電装置を複数備えた充電システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車の普及に伴い、電気自動車の蓄電池に充電をするための充電システムの整備が進んでいる。充電システムは、複数の充電装置とこれらを制御する充電制御装置とを備えている。また、充電システムは、設置される施設におけるエネルギーマネジメントに組み込まれる場合がある。この場合、充電制御装置は、エネルギーマネジメントを行う上位機器から目標デマンドを入力され、充電システムの出力電力が目標デマンドを超えないように制御する。特許文献1には、使用電力の計測値に基づくデマンド値を監視し、デマンド値が目標デマンドを超えないように、負荷の調整を行うデマンドコントローラが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-236579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、集合住宅に設置された充電システムの場合、各充電装置には住人の電気自動車が接続され、夜間に充電が行われる。この場合、朝までに充電が完了されていれば問題ないので、電力の消費を分散させることが可能である。しかしながら、充電制御装置は、入力された目標デマンドに基づいて充電システムの出力電力を制御するので、電力の消費を分散させるためには、手作業で目標デマンドを変更する必要があった。手作業で目標デマンドを変更する場合、減少させすぎると、朝になっても充電が不十分で、電気自動車の使用に影響が出る可能性がある。手作業で適切な目標デマンドを設定するのは困難であり、また、煩わしい作業でもある。
【0005】
本発明は上記した事情のもとで考え出されたものであって、目標デマンドを適切な値に自動調整できる充電システムを提供することをその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
本発明の第1の側面によって提供される充電システムは、蓄電池の電力で電動機を駆動して移動する電気移動体の前記蓄電池を充電する複数の充電装置と、前記複数の充電装置を制御する充電制御装置と、を備え、前記充電制御装置は、目標デマンドに基づいて、全体の出力電力を制御する電力制御部と、前記複数の充電装置のそれぞれについて、接続された蓄電池の充電を完了したか否かを判定する満充電判定部と、充電を完了した充電装置の割合である満充電割合を検出する割合検出部と、前記満充電割合に基づいて、前記目標デマンドを調整する目標デマンド調整部と、を備えている。
【0008】
なお、「電気移動体」は、蓄電池の電力で電動機を駆動して移動する移動体であって、いわゆる電気自動車だけでなく、ハイブリッド車なども含まれる。また、「電気移動体」は、いわゆる自動車だけでなく、二輪車、船舶、飛行機などの他の乗り物、または、無人搬送車、ドローンなどの無人移動体も含まれる。
【0009】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記目標デマンド調整部は、前記満充電割合が第1割合以上であった場合、前記目標デマンドを減少させ、前記満充電割合が第2割合未満であった場合、前記目標デマンドを増加させる。
【0010】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記目標デマンド調整部は、前記目標デマンドを減少させる際には第1設定値だけ減少させ、前記目標デマンドを増加させる際には前記第1設定値より小さい第2設定値だけ増加させる。
(【0011】以降は省略されています)

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