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公開番号2024032381
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135998
出願日2022-08-29
発明の名称燃料電池装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類H01M 8/04 20160101AFI20240305BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】通信が可能/不可能のいずれの装置に対しても容易に接続することができ、設置作業性に優れた燃料電池装置を提供すること。
【解決手段】燃料電池装置100には、制御装置30と通信を行う外部接続装置が接続される。制御装置30は、外部接続装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段60を挿脱可能なコネクタ部31を備えている。よって、外部接続装置の種類によって切替手段60をコネクタ部31に挿脱して、第1態様と第2態様とを切り替えることができるため、燃料電池装置100との通信が可能/不可能のいずれの外部接続装置であっても容易に接続することができ、設置作業性に優れた燃料電池装置となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
発電装置と、
前記発電装置から排出される熱を回収する排熱回収装置と、
外部接続装置との通信を行い前記発電装置の運転を制御する制御装置と、を備え
前記制御装置は、前記外部接続装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、前記電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備える燃料電池装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記切替手段はジャンパコネクタである請求項1記載の燃料電池装置。
【請求項3】
前記コネクタ部は、前記外部接続装置に電源を供給する電源ライン上の端子間に設けられた電源ラインコネクタと、前記外部接続装置の種類を判別する判別ライン上の端子間に設けられた判別ラインコネクタと、を備え
前記切替手段は前記電源ラインおよび前記判別ラインを接続する請求項2記載の燃料電池装置。
【請求項4】
前記電源ラインコネクタと、前記判別ラインコネクタとは、近接して配置されており、
前記切替手段は、前記電源ラインコネクタと前記判別ラインコネクタを同時に接続する請求項3記載の燃料電池装置。
【請求項5】
発電装置と、
前記発電装置から排出される熱を回収する排熱回収装置と、
前記発電装置の発電運転を制御する制御装置と、を備え
前記制御装置との通信を行い動作する第1熱利用装置または、前記制御装置との通信を行わずに動作する第2熱利用装置のいずれかが接続され、前記第2熱利用装置が接続される場合には前記制御装置と通信を行う発電用リモコン装置がさらに設けられる燃料電池装置であって、
前記制御装置は、通信を行う装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、前記電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備え、
前記第1熱利用装置が接続される場合には前記第1態様を設定して前記第1熱利用装置と通信を行い、前記第2熱利用装置が接続される場合には前記第2態様を設定して前記発電用リモコン装置に電源を供給するとともに通信を行う燃料電池装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
水素を含有する燃料ガスと酸素含有ガス(空気)とを用いて発電を行ない、電気を外部に供給する燃料電池装置が知られており、燃料電池からは発電に伴って熱が排出される。そのため、燃料電池装置は、燃料電池からの排熱と熱媒体とで熱交換を行う熱交換器、熱媒体が循環する循環流路、熱媒体を蓄える蓄熱タンクを備えており、燃料電池の発電によって発生した排熱を熱媒体に回収して蓄熱タンクに蓄えている。
【0003】
また、燃料電池装置には、給湯装置などの熱利用装置が接続されており、蓄熱タンクに蓄えらえた熱媒体が給湯や暖房等に使用される。
【0004】
このように構成された燃料電池装置には、使用者が運転を指示したり、発電等の状況を表示するためのリモコンが設けられる。例えば、特許文献1では、燃料電池用リモコンと給湯器リモコンを一体化した構成が開示されている。また、特許文献2では、発電装置用リモコンと、給湯用リモコンが別で設けられた構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-103051号公報
特開2016-207276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献に開示されている構成は、燃料電池装置と給湯装置が相互に通信を行うことを前提としている。つまり、燃料電池装置と給湯装置とをセットで購入してユーザー宅に設置する場合を想定している。しかしながら、給湯装置がすでにユーザー宅に設置されていて、この既設の給湯装置に燃料電池装置を新たに接続しなければならないこともある。この場合は、燃料電池装置の通信のプロトコルに給湯装置が対応しておらず通信を行うことができないため、リモコンの種類や通信方法も変えなくてはならない。よって、燃料電池装置は、通信可能な給湯装置、通信不能な給湯装置のいずれの場合にも対応できるようになっていることが要求される。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、通信が可能/不可能のいずれの装置に対しても容易に接続することができ、設置作業性に優れた燃料電池装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、発電装置と、
前記発電装置から排出される熱を回収する排熱回収装置と、
外部接続装置との通信を行い前記発電装置の運転を制御する制御装置と、を備え
前記制御装置は、前記外部接続装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、前記電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備える燃料電池装置である。
【0009】
また、発電装置と、
前記発電装置から排出される熱を回収する排熱回収装置と、
前記発電装置の発電運転を制御する制御装置と、を備え
前記制御装置との通信を行い動作する第1熱利用装置または、前記制御装置との通信を行わずに動作する第2熱利用装置のいずれかが接続され、前記第2熱利用装置が接続される場合には前記制御装置と通信を行う発電用リモコン装置がさらに設けられる燃料電池装置であって、
前記制御装置は、通信を行う装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、前記電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備え、
前記第1熱利用装置が接続される場合には前記第1態様を設定して前記第1熱利用装置と通信を行い、前記第2熱利用装置が接続される場合には前記第2態様を設定して前記発電用リモコン装置に電源を供給するとともに通信を行う燃料電池装置である。
【発明の効果】
【0010】
上述のように構成することにより、切替手段をコネクタ部に挿脱するだけで、制御装置の態様を切り替えることができる。よって、燃料電池装置との通信が可能/不可能のいずれの装置であっても容易に接続することができるため、設置作業性に優れた燃料電池装置となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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