TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024032379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135996
出願日2022-08-29
発明の名称燃料電池装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類H01M 8/04664 20160101AFI20240305BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄熱タンクの水位を検知する水位センサを減らしたとしても、水位センサの故障を検出することのできる燃料電池装置を提供すること。
【解決手段】蓄熱タンク3内の水が所定量以上ある場合に水有り、所定量未満の場合に水無しを検出する水位検知手段7と、蓄熱タンク3の水張りが実施されてる場合にONとなり、実施されていない場合にOFFとなる水張りフラグを有する制御装置30を備え、制御装置30は水位検知手段7が水有りを検出し、かつ水張フラグがOFFの場合は、水位検知手段7が故障していると判断する。これにより、蓄熱タンク3に水が無いにもかかわらず、水位検知手段7が水有りを検出してしまう状況を故障として検出することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料ガスと酸素含有ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、
前記燃料電池からの排熱を回収する水を貯える蓄熱タンクと、
前記蓄熱タンク内の水が所定量以上ある場合に水有り、所定量未満の場合に水無しを検出する水位検知手段と、
制御装置と、を備え
前記制御装置は、前記蓄熱タンクの水張りが実施されている場合にONとなり、実施されていない場合にOFFとなる水張りフラグを有しており、
前記水位検知手段が水有りを検出し、かつ前記水張フラグがOFFの場合は、前記水位検知手段が故障していると判断する燃料電池装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記燃料電池の発電開始指示を待つ待機工程において前記水位検知手段が水無しを検出した状態から、発電開始指示を受けて起動工程に遷移した後、前記水位検知手段が水有りを検出した場合は前記水張りフラグをONにする請求項1記載の燃料電池装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記蓄熱タンク内の水を抜く水抜きが実施され、かつ前記水位検知手段が水無しを検出した場合は前記水張りフラグをOFFにする請求項1または2記載の燃料電池装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
水素を含有する燃料ガスと酸素含有ガス(空気)とを用いて発電を行ない、電気を外部に供給する燃料電池装置が知られている。このような燃料電池装置は、熱媒体を蓄える蓄熱タンクを備えており、燃料電池の発電によって発生した排熱を熱媒体に回収して蓄熱タンクに蓄え、熱媒体を給湯や暖房等に使用している。また、熱媒体としては一般に水が用いられる。
【0003】
蓄熱タンクには、水位を検知するためのセンサが複数箇所に設けられている。例えば、特許文献1では、低水位を検知する低水位センサLと、高水位を検知する高水位センサHの2つ水位センサが設けられている。運転開始前に、空の状態の蓄熱タンクに水を張る場合は、給水を開始して高水位センサHの位置まで水が到達すると給水が停止される。また、発電運転中に、蓄熱タンクの水位が低下して低水位センサL以下となった場合は、給水が行われて高水位センサHの位置まで水が到達すると給水が停止される。このように、2つのセンサを用いることで、蓄熱タンクの水位が低水位と高水位との間を維持するように制御されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-17507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、一般に製品のコストダウンを検討する場合、部品点数の削減が方策の一つとして挙げられる。燃料電池装置においては、水位センサの数を減らして1か所に配置することでコストダウンを図ることができる。上述の高水位センサは、給水の停止の判断に用いられているため、センサを用いずに給水停止を判断するように制御プログラムを書き換えれば、高水位センサを廃止することができると考えられる。
【0006】
例えば、給水を開始して低水位から高水位に水が到達するまでの所要時間を求め、低水位センサLが水を検知してから所要時間経過した際に給水を停止すればよい。
【0007】
しかしながら、高水位センサHを廃止すると、もし低水位センサLが故障してしまった場合には、その故障を検出することができなくなってしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、蓄熱タンクの水位を検知する水位センサを減らして1か所に設けたとしても、水位センサの故障を検出することのできる燃料電池装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、燃料ガスと酸素含有ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、
前記燃料電池からの排熱を回収する水を貯える蓄熱タンクと、
前記蓄熱タンク内の水が所定量以上ある場合に水有り、所定量未満の場合に水無しを検出する水位検知手段と、
制御装置と、を備え
前記制御装置は、前記蓄熱タンクの水張りが実施されている場合にONとなり、実施されていない場合にOFFとなる水張りフラグを有しており、
前記水位検知手段が水有りを検出し、かつ前記水張フラグがOFFの場合は、前記水位検知手段が故障していると判断する燃料電池装置である。
【発明の効果】
【0010】
上述のように構成することにより、水位検知手段の故障を検出することができるため、水位検知手段の数を減らしてコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
エイブリック株式会社
半導体装置
17日前
エイブリック株式会社
半導体装置
19日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
16日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
12日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
3日前
東京パーツ工業株式会社
コイル装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
KOA株式会社
電子部品
17日前
三菱電機株式会社
半導体ウエハ
18日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
キヤノン株式会社
液滴吐出装置
2日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
ダイニチ工業株式会社
換気ファン装置
19日前
NTN株式会社
圧粉磁心
2日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池システム
19日前
ローム株式会社
半導体装置
11日前
トヨタ紡織株式会社
加湿器
2日前
シャープ株式会社
通信装置
12日前
住友電気工業株式会社
電線
19日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
9日前
三菱電機株式会社
半導体装置
2日前
ヒロセ電機株式会社
同軸端子
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
22日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
18日前
株式会社東芝
半導体装置
12日前
TDK株式会社
電子部品
10日前
日本特殊陶業株式会社
サセプタ
2日前
続きを見る