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公開番号2024032377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135994
出願日2022-08-29
発明の名称燃料電池装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類H01M 8/04 20160101AFI20240305BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】補機に接続されている配管の着脱を容易に行うことができ、メンテナンス性に優れた燃料電池装置を提供すること。
【解決手段】補機をつなぐ配管の少なくとも一つは、互いに略90°異なる方向に延びる第1流路711、第2流路712、第3流路713を備えて構成されて、第1流路711を軸に回動可能であり、第3流路713と補機とを接続する回動管接続部(流入部継手84)は、回動する第3流路713の軌道上に開口する接続口86を有する。すなわち、配管を回動させた軌道上に補機との接続口が設けられているので、第1流路711を軸に回動させるだけで容易に配管と補機とを接続することができる。これにより、メンテナンス性を向上させることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう燃料電池と、
前記燃料電池の運転に使用される流体が流れる流体流路と、
前記流体流路に設けられる複数の補機と、を備え
前記流体流路は、複数の前記補機の間に配設される複数の配管を有し、
前記配管の少なくとも一つは、互いに略90°異なる方向に延びる第1流路、第2流路、第3流路を備えて構成され、前記第1流路を軸に回動可能であり、
前記第3流路と前記補機とを接続する回動管接続部は、回動する前記第3流路の軌道上に開口する接続口を有する燃料電池装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記第1流路、前記第2流路、前記第3流路はこの順で連続している請求項1記載の燃料電池装置。
【請求項3】
前記接続口は、メンテナンスの際に開閉するメンテナンス面から視認可能に設けられている請求項1または2記載の燃料電池装置。
【請求項4】
前記補機の一つとして、原燃料から硫黄を取り除く脱硫器を備え、
前記脱硫器は、脱硫剤を充填した容器の上面に燃料流入部と、燃料流出部を有し、
前記燃料流入部と前記燃料流出部の径は異なる大きさに形成され、
前記燃料流入部または前記燃料流出部のいずれか一方に前記回動管接続部が取り付けられている請求項1記載の燃料電池装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
水素を含有する燃料ガスと酸素含有ガス(空気)とを用いて発電を行ない、電気を外部に供給する燃料電池装置が知られている。このような燃料電池装置では、発電に必要な燃料や水などの流体が流れる配管を多数備えており、燃料電池モジュールおよびシステムを構成する複数の補機は、これらの配管を介して互いに接続されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-049783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、燃料電池装置においては、発電性能を維持するために定期的な交換を必要とする補機がある。また、故障時には修理のために補機を取り出さなければならないこともある。このようなメンテナンスの際には、補機に接続されている配管を取り外さなければならないが、配管を簡単に着脱できる構造にはなっていなかったため、交換作業を容易に行うことができるよう改善が望まれていた。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、配管の着脱を容易に行うことができ、メンテナンス性に優れた燃料電池装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう燃料電池と、
前記燃料電池の運転に使用される流体が流れる流体流路と、
前記流体流路に設けられる複数の補機と、を備え
前記流体流路は、複数の前記補機の間に配設される複数の配管を有し、
前記配管の少なくとも一つは、互いに略90°異なる方向に延びる第1流路、第2流路、第3流路を備えて構成され、前記第1流路を軸に回動可能であり、
前記第3流路と前記補機とを接続する回動管接続部は、回動する前記第3流路の軌道上に開口する接続口を有する燃料電池装置である。
【発明の効果】
【0007】
上述のように構成することにより、配管の着脱を容易に行うことができるため、メンテナンス性に優れた燃料電池装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の燃料電池装置のシステム構成図である。
燃料電池装置の外観斜視図である。
燃料供給装置の一部を抜粋した図である。
脱硫器から脱硫器往き配管を取り外した図である。
脱硫器を上面から見た図である。
脱硫器の容器蓋の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
好適と考える本発明の実施形態を、本発明の作用を示して簡単に説明する。
【0010】
本発明は、燃料電池の運転に使用される流体が流れる流体流路の構造に関し、補機をつなぐ配管の少なくとも一つは、互いに略90°異なる方向に延びる第1流路、第2流路、第3流路を備えて構成されて第1流路を軸に回動可能であり、第3流路と補機とを接続する回動管接続部は、回動する第3流路の軌道上に開口する接続口を有する。すなわち、配管を回動させた軌道上に補機との接続口が設けられているので、第1流路を軸に回動させるだけで容易に配管と補機とを接続することができる。これにより、メンテナンス性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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