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公開番号2024032376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135993
出願日2022-08-29
発明の名称燃料電池装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類H01M 8/04 20160101AFI20240305BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】燃料を供給する流路において、原燃料の供給源と開閉弁とを繋ぐ配管が容易に外れず、安全性と信頼性に優れた燃料電池装置を提供する。
【解決手段】燃料電池装置100は、原燃料を改質器12に供給する原燃料流路22に、開閉弁150と原燃料継手156とを接続する第1配管60を有する。第1配管60は、第一開口部6111と、第二開口部612と、第一開口部611を含む直線状の第一直線流路621と、第二開口部612を含む直線状の第二直線流路622と、を備え、第一直線流路621の中心軸である第一中心軸線L1と第二直線流路622の中心軸である第二中心軸線L2が90度の角度をなしている。これにより第1配管60は、配管の両端が90度異なる方向に突っ張って固定されるため、振動などによって配管が自然に外れてしまうことを有効に防止することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう燃料電池と、
原燃料を改質して前記燃料ガスを生成する改質器と、
前記原燃料を前記改質器に供給する原燃料流路と、
前記原燃料流路に設けられた開閉弁と、
外部の燃料供給源と前記原燃料流路とを接続する原燃料継手と、を備え
前記原燃料流路は、前記開閉弁と前記原燃料継手とを接続する第1配管を有し、
前記第1配管は、一端側の第一開口部と、他端側の第二開口部と、前記第一開口部を含む直線状の第一直線流路と、前記第二開口部を含む直線状の第二直線流路と、を備え
前記第一直線流路の中心軸である第一中心軸線と前記第二直線流路の中心軸である第二中心軸線が90度の角度をなしている燃料電池装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記開閉弁と前記原燃料継手は、前記第一中心軸線と前記第二中心軸線との交点からの距離が等しい位置に配置されている請求項1記載の燃料電池装置。
【請求項3】
前記第1配管は、前記第一中心軸線と前記第二中心軸線のなす角を等分する線に対して線対象の形状である請求項2記載の燃料電池装置。
【請求項4】
前記原燃料継手は、筐体に取り付けられており、
前記開閉弁は1または複数の部材を介して間接的に前記筐体に接続されている請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
水素を含有する燃料ガスと酸素含有ガス(空気)とを用いて発電を行ない、電気を外部に供給する燃料電池装置が知られており、発電を行う燃料電池モジュールと、燃料電池モジュールを動作させるための補機等を筐体内に備えて構成される。
【0003】
このような燃料電池装置は、天然ガスやLPガス等の原燃料を水蒸気改質し、燃料電池モジュールに供給する燃料ガスを生成するための改質器を備えている。また改質器の上流には、水を気化して水蒸気を生成する気化器を備えており、この気化器に原燃料と水とが導入されるようになっている。そして、気化器で発生した水蒸気と原燃料とが混合されて下流側の改質部に導入され、改質器で燃料ガスが生成されるように構成されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、気化器へ原燃料を供給する燃料供給装置には、上流側より、供給源から供給される原燃料ガスを遮断する2連の電磁弁、原燃料ガスの圧力を検出する圧力センサ、原燃料ガスの流量を検知する流量センサ、原燃料ガスを送出するガスポンプ、原燃料ガスに含まれる硫黄分を除去する脱硫器、などの補機が設けられており、原燃料ガスの供給源および各補機の間をガス供給管により接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-49783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の燃料供給装置のように原燃料ガスが流れる流路では、補機の間を繋ぐ配管が外れるとそこからガス漏れが発生し、発火や爆発という危険な事態を招くおそれがある。特に装置内において、電磁弁の上流側の間の配管が外れると原燃料ガスを止めることができなくなり、危険性がより高まってしまう。そのため、補機と配管が容易に外れないような構造が採用されている。例えば、補機と配管との接続には、一般にクイックファスナ等の固定具を用いることが多いが、クイックファスナが外れてしまわないよう抜け止め防止用の金具を設けることなどはその一例である。しかしながら、このような金具を設けることで部品点数が増加するため、組立工数の増加や部品コストの上昇は避けられなかった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、燃料を供給する流路において、原燃料の供給源と電磁弁とを繋ぐ配管が容易に外れることがなく、安全性と信頼性に優れた燃料電池装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう燃料電池と、
原燃料を改質して前記燃料ガスを生成する改質器と、
前記原燃料を前記改質器に供給する原燃料流路と、
前記原燃料流路に設けられた開閉弁と、
外部の燃料供給源と前記原燃料流路とを接続する原燃料継手と、を備え
前記原燃料流路は、前記開閉弁と前記原燃料継手とを接続する第1配管を有し、
前記第1配管は、一端側の第一開口部と、他端側の第二開口部と、前記第一開口部を含む直線状の第一直線流路と、前記第二開口部を含む直線状の第二直線流路と、を備え
前記第一直線流路の中心軸である第一中心軸線と前記第二直線流路の中心軸である第二中心軸線が90度の角度をなしている燃料電池装置である。
【発明の効果】
【0009】
上述のように構成することにより、燃料供給源と開閉弁とを繋ぐ第1配管が、振動などによって配管が自然に外れてしまうことを有効に防止することができる。よって、安全性と信頼性に優れた燃料電池装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の燃料電池装置のシステム構成図である。
本実施形態の第1電磁弁と原燃料継手との接続構造を示す図である。
本実施形態の第1配管を示す図である。
本実施形態の第1配管のその他の例を示す図である。
第1配管の配管長yの求め方の説明図である。
燃料電池装置の筐体の分解図である。
右側面パネルの構造を示す図である。
外装パネルに対する原燃料継手および第1電磁弁の配置を示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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