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公開番号2024029784
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132149
出願日2022-08-23
発明の名称積層熱伝導体
出願人株式会社昭和丸筒
代理人
主分類H01L 23/36 20060101AFI20240229BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】三次元的に種々の方向への熱伝導性に優れ、実質的な熱輸送量が大きい積層熱伝導体を提供すること。
【解決手段】積層熱伝導体1は、所定の方向に延在する複数の熱伝導部10と、柔軟性を有する材料で構成され各熱伝導部10を接合する接合部20とを備える熱伝導体2を複数備え、少なくとも2つの熱伝導体2の間で、少なくとも一部が重なり合い、かつ、熱伝導体2の積層方向から観察した際に、熱伝導部の延在方向が非平行となるように、複数の熱伝導体2が積層されている。熱伝導体2の積層数は2以上10以下であることが好ましい。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
所定の方向に延在する複数の熱伝導部と、柔軟性を有する材料で構成され前記各熱伝導部を接合する接合部とを備える熱伝導体を複数備え、
少なくとも2つの前記熱伝導体の間で、少なくとも一部が重なり合い、かつ、前記熱伝導体の積層方向から観察した際に、前記熱伝導部の延在方向が非平行となるように、複数の前記熱伝導体が積層されていることを特徴とする積層熱伝導体。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
積層熱伝導体における前記熱伝導体の積層数が2以上10以下である請求項1に記載の積層熱伝導体。
【請求項3】
前記熱伝導体の平均厚さが100μm以上10,000μm以下である請求項1又は2に記載の積層熱伝導体。
【請求項4】
積層熱伝導体の厚さが200μm以上30,000μm以下である請求項1又は2に記載の積層熱伝導体。
【請求項5】
少なくとも2つの前記熱伝導体の間で、重なり合わない部分を有する請求項1又は2に記載の積層熱伝導体。
【請求項6】
積層熱伝導体は、前記熱伝導体の積層方向から観察した際に、前記熱伝導部の延在方向が直交する関係となる複数の前記熱伝導体を備えている請求項1又は2に記載の積層熱伝導体。
【請求項7】
前記熱伝導部は、所定の方向に配向した鱗片状黒鉛を含む材料で構成されたものである請求項1又は2に記載の積層熱伝導体。
【請求項8】
前記熱伝導体中に占める前記熱伝導部の割合が15体積%以上80体積%以下である請求項1又は2に記載の積層熱伝導体。
【請求項9】
前記熱伝導体中に占める前記接合部の割合が15体積%以上70体積%以下である請求項1又は2に記載の積層熱伝導体。
【請求項10】
複数の前記熱伝導体の積層方向で隣接する前記熱伝導体が接合されている請求項1又は2に記載の積層熱伝導体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層熱伝導体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子機器や車両用ヘッドライト、車載電池等の発熱部材に対する放熱対策が急務となっている。例えば、コンピューターの中央演算処理装置、画像処理用演算プロセッサ、スマートフォンのSoC、組み込み機器のDSPやマイコン、あるいはトランジスタ等の半導体素子、レーザーダイオード、発光ダイオードやエレクトロルミネッセンス、液晶等の発光体といった電子部品の小型化、高集積化により、発熱量が大きくなる傾向にある。これらの電子部品の発熱による装置やシステムの寿命低下、誤作動が問題となってきており、電子部品の放熱対策への要求は、年々高まってきている。
【0003】
このような発熱部材等の高温部材に対する対策として、例えば、特許文献1には、複数の熱伝導部と、柔軟性を有する材料で構成され、各熱伝導部を接合する接合部とを備える熱伝導体が開示されている。
【0004】
この熱伝導体は、複数の熱伝導部と接合部とを有する複合積層体であり、所定の方向での熱伝導性に優れる。このような熱伝導体は、例えば、熱伝導体に冷却すべき部材等を接触させることにより用いられる。
【0005】
この熱伝導体は、熱伝導部の面内方向への熱伝導率が、熱伝導部と接合部との積層方向への熱伝導率よりも高い。これにより、熱伝導体は、所定の方向、言い換えると、熱伝導部の面内方向に効率よく熱を伝達することができるものであるが、熱伝導部と接合部との積層方向への熱伝導率は、上記方向に比較して低いため、全体としての実質的な熱輸送量を十分に大きいものとすることができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-091211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、三次元的に種々の方向への熱伝導性に優れ、実質的な熱輸送量が大きい積層熱伝導体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の積層熱伝導体は、所定の方向に延在する複数の熱伝導部と、柔軟性を有する材料で構成され前記各熱伝導部を接合する接合部とを備える熱伝導体を複数備え、
少なくとも2つの前記熱伝導体の間で、少なくとも一部が重なり合い、かつ、前記熱伝導体の積層方向から観察した際に、前記熱伝導部の延在方向が非平行となるように、複数の前記熱伝導体が積層されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、三次元的に種々の方向への熱伝導性に優れ、実質的な熱輸送量が大きい積層熱伝導体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の積層熱伝導体の一例を模式的に示す斜視図である。
本発明の積層熱伝導体の他の一例を模式的に示す斜視図である。
本発明の積層熱伝導体の他の一例を模式的に示す斜視図である。
本発明の積層熱伝導体の他の一例を模式的に示す斜視図である。
熱伝導体において、積層された熱伝導部及び接合部の部分を拡大して模式的に示す断面図である。
熱伝導体を構成する熱伝導部の一例を模式的に示す平面図である。
積層された複数の熱伝導部を分解して示す模式的な一部分解斜視図である。
接合部を構成する硬化性樹脂材料の硬化物の一例の概念図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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