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公開番号2024025822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2023211634,2022058608
出願日2023-12-15,2022-03-31
発明の名称包装材、包装袋及び包装材の製造方法
出願人artience株式会社
代理人
主分類B65D 65/40 20060101AFI20240216BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ヒートシール性及び水蒸気バリア性を維持しつつ、耐突き刺し性、耐ブロッキング性、耐熱性、及び光沢に優れた包装材及び包装袋の提供。
【解決手段】上記課題は、ヒートシール層、紙基材、印刷層及び表面保護層を順次有し、前記ヒートシール層が、ポリエチレン樹脂を含み、前記表面保護層が、セルロース系樹脂(A)及び可塑剤を含む、包装材、該包装材を用いた包装体、及び該包装材を提供可能な製造方法によって解決される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ヒートシール層、紙基材、印刷層及び表面保護層をこの順に有する包装材であって、
前記ヒートシール層が、ポリエチレン樹脂を含み、
前記表面保護層が、セルロース系樹脂(A)及び可塑剤を含む、包装材。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
表面保護層のJIS Z 8741によって測定された光沢値が、25以上である、請求項1に記載の包装材。
【請求項3】
セルロース系樹脂(A)のJIS K 6703によって測定された粘度が、以下の(1)~(3)いずれかを満たす、請求項1又は2に記載の包装材。
(1)溶液濃度12.2質量%における粘度が、1.5~16秒である。
(2)溶液濃度20.0質量%における粘度が、3.0~40秒である。
(3)溶液濃度25.0質量%における粘度が、0.1~22秒である。
【請求項4】
更に、バリア層を含む、請求項1~3いずれか記載の包装材。
【請求項5】
セルロース系樹脂(A)が、ニトロセルロース樹脂を含む、請求項1~4いずれか記載の包装材。
【請求項6】
印刷層が、セルロース系樹脂(B)を含む、請求項1~5いずれか記載の包装材。
【請求項7】
印刷層が、更に、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、スチレン-マレイン酸共重合樹脂、スチレン-アリルアルコール共重合樹脂、及びアクリル樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種の樹脂(C)を含む、請求項6に記載の包装材。
【請求項8】
セルロース系樹脂(B)と樹脂(C)との質量比率が、99:1~30:70である、請求項7に記載の包装材。
【請求項9】
表面保護層が、更にポリアミド樹脂を含む、請求項1~8いずれか記載の包装材。
【請求項10】
セルロース系樹脂(A)とポリアミド樹脂との質量比率が、99:1~15:85である、請求項9に記載の包装材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒートシール性及び水蒸気バリア性を維持しつつ、耐突き刺し性、耐ブロッキング性、耐熱性、及び光沢に優れる包装材、包装袋及び該包装材を提供可能な製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、商品パッケージその他の包装物には装飾や表面保護のために印刷が施されているのが一般的である。また、印刷物の意匠性、美粧性、高級感等の印刷品質は、そのでき如何によって、消費者の購入意欲を促進させるものであり、産業上の価値は大きい。
【0003】
従来、パッケージの構成には主に、プラスチックフィルムを用いたラミネート包装材が用いられてきた。例えば、特許文献1には、基材、印刷層、接着剤層及びシーラント層からなり、印刷層及び接着剤層にバイオマス樹脂が使用されたラミネート包装材に関する発明が記載されている。しかし、ラミネート包装材は、石油由来材料で構成されたプラスチックフィルムの使用量が多く、プラスチック削減、環境対応及びカーボンニュートラルの観点から、紙への変更(紙化包装材)が望まれており、技術開発がなされている。
【0004】
例えば、特許文献2には、包装材の一部に紙基材を使用した例として、樹脂層、印刷層、紙基材層、金属蒸着膜層、ガスバリア性皮膜層、熱融着樹脂層を順次有する紙製積層体に関する発明が記載されている。しかしながら、印刷層上に形成される樹脂層は、ヒートシール性を付与するため、低密度ポリエチレン等で形成されている。そのため、塗膜の硬さ、強靭性、及び表面平滑性が不足しており、耐突き刺し性、耐ブロッキング性、耐熱性、及び表面光沢に課題がある。さらに、紙化包装材は、上記課題に加え、水蒸気バリア性が求められる。
【0005】
例えば、特許文献3には、表面保護層、印刷層、紙基材層、樹脂層を順次有する包装材料であり、表面保護層にニトロセルロースを含む包装材料に関する発明が記載されている。しかしながら、上記表面保護層は、ニトロセルロースのみから形成されているため、表面保護層の平滑性、タック切れ、及び強靭性が不足しており、光沢、耐ブロッキング性、及び耐熱性に課題がある。
【0006】
すなわち、紙基材を用いた包装材において、ヒートシール性及び水蒸気バリア性を維持しつつ、耐突き刺し性、耐ブロッキング性、耐熱性、及び光沢性に優れるものは未だ見出されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-051796号公報
特開2006-256198号公報
特開2020-55171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、ヒートシール性及び水蒸気バリア性を維持しつつ、耐突き刺し性、耐ブロッキング性、耐熱性、及び光沢に優れた包装材及び包装袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載の包装材を用いることで上記課題を解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0010】
本発明の一態様に係る包装材は、ヒートシール層、紙基材、印刷層及び表面保護層をこの順に有する包装材であって、前記ヒートシール層が、ポリエチレン樹脂を含み、前記表面保護層が、セルロース系樹脂(A)及び可塑剤を含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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