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公開番号2024021237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022123941
出願日2022-08-03
発明の名称情報配信システム
出願人株式会社J-WAVEi
代理人個人
主分類H04H 20/59 20080101AFI20240208BHJP(電気通信技術)
要約【課題】サイマル放送に防災行政無線の放送を割り込ませること。
【解決手段】
情報配信システム10は、サイマル放送を取得するサイマル放送取得手段と、サイマル放送取得手段によって取得されたサイマル放送を配信するサイマル放送配信手段と、サイマル放送配信手段によって配信されたサイマル放送を再生する再生手段と、防災行政無線の放送を受信する防災行政無線放送受信手段と、再生手段によってサイマル放送が再生されているときに、防災行政無線放送受信手段によって防災行政無線の放送を受信した場合に、再生中のサイマル放送に防災行政無線の放送を割り込ませるための処理を実行する割込処理実行手段とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
サイマル放送を取得するサイマル放送取得手段と、
前記サイマル放送取得手段によって取得された前記サイマル放送を配信するサイマル放送配信手段と、
前記サイマル放送配信手段によって配信された前記サイマル放送を再生する再生手段と、
防災行政無線の放送を受信する防災行政無線放送受信手段と、
前記再生手段によって前記サイマル放送が再生されているときに、前記防災行政無線放送受信手段によって前記防災行政無線の放送を受信した場合に、再生中のサイマル放送に前記防災行政無線の放送を割り込ませるための処理を実行する割込処理実行手段とを備えることを特徴とする情報配信システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報配信システムにおいて、
前記割込処理実行手段は、前記防災行政無線放送受信手段によって前記防災行政無線の放送が受信された場合には、前記サイマル放送配信手段による前記サイマル放送の配信を停止し、代わりに前記防災行政無線放送受信手段で受信した前記防災行政無線の放送を配信することによって、再生中のサイマル放送に前記防災行政無線の放送を割り込ませることを特徴とする情報配信システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報配信システムにおいて、
前記割込処理実行手段は、前記防災行政無線の放送が終了した場合には、前記サイマル放送配信手段による前記サイマル放送の配信を再開することを特徴とする情報配信システム。
【請求項4】
請求項1に記載の情報配信システムにおいて、
前記割込処理実行手段は、前記再生手段によって再生されている前記サイマル放送の音量を下げて前記防災行政無線の放送を再生することによって、再生中のサイマル放送に前記防災行政無線の放送を割り込ませることを特徴とする情報配信システム。
【請求項5】
請求項4に記載の情報配信システムにおいて、
前記割込処理実行手段は、前記防災行政無線の放送が終了した場合には、前記再生手段によって再生されている前記サイマル放送の音量を元に戻すことを特徴とする情報配信システム。
【請求項6】
請求項4または5に記載の情報配信システムにおいて、
前記割込処理実行手段は、再生中のサイマル放送に前記防災行政無線の放送を割り込ませるときには、前記再生手段によって再生されている前記サイマル放送の音量をミュートすることを特徴とする情報配信システム。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか一項に記載の情報配信システムにおいて、
前記サイマル放送は、コミュニティFMのサイマル放送であることを特徴とする情報配信システム。
【請求項8】
サイマル放送を配信するサイマル放送配信サーバから配信されるサイマル放送を取得し、取得した放送を再配信するサイマル再配信サーバと、前記サイマル再配信サーバから配信されるサイマル放送や防災行政無線の放送を出力する利用者端末と、防災行政無線の放送を受信して、受信した防災行政無線の放送を放送中のサイマル放送に割り込ませるために情報を送信する割込配信サーバとで構成される情報配信システムであって、
前記割込配信サーバは、
防災行政無線の放送を受信すると、前記サイマル再配信サーバへ防災行政無線の放送の音声ファイルを送信するとともに、前記サイマル再配信サーバへ防災行政無線の放送の割込配信命令を送信する割込配信命令送信手段を備え、
前記サイマル再配信サーバは、
前記サイマル放送配信サーバから配信されるサイマル放送を取得するサイマル放送取得手段と、
前記サイマル放送取得手段によって取得された前記サイマル放送を前記利用者端末へ配信するサイマル放送配信手段と、
前記割込配信サーバから前記割込配信命令を受信した場合には、前記サイマル放送配信手段による前記サイマル放送の配信を停止し、代わりに前記割込配信サーバから受信した前記防災行政無線の放送を配信する割込処理実行手段とを備え、
前記利用者端末は、
前記サイマル再配信サーバから配信された放送を受信して再生する再生手段を備えることを特徴とする情報配信システム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報配信システムにおいて、
前記割込処理実行手段は、前記割込配信サーバから前記割込配信命令を受信した場合には、割込放送のフラグをONに切り替え、前記割込放送のフラグがONの場合に、前記サイマル放送配信手段による前記サイマル放送の配信を停止し、代わりに前記割込配信サーバから受信した前記防災行政無線の放送の音声ファイルを配信することを特徴とする情報配信システム。
【請求項10】
請求項8または9に記載の情報配信システムにおいて、
前記割込処理実行手段は、前記防災行政無線の放送の音声ファイルの送信が終了した場合には、前記サイマル放送配信手段による前記サイマル放送の配信を再開することを特徴とする情報配信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報配信システムに関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
次のような緊急情報伝達システムが知られている。この緊急情報伝達システムでは、防災センターからの防災情報を管轄地域内に予め配置した受信設備に配信するとともに、災害に係る緊急時には防災センターからの緊急の防災情報を電気通信事業者が提供する無線通信システムを介して、当該災害地域内に存する携帯無線端末機に対しても緊急の防災情報を伝達する(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-36645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
防災行政無線のように特定の地域に対して避難情報を放送する仕組みが存在している。このような防災行政無線の放送は地域の住民に対して重要な情報であるため、多くの住民が放送を聞くことができるような環境を構築することが好ましい。また、サイマル放送を利用して地域に密着した情報を配信するコミュニティFMのような放送が存在している。このため、防災行政無線の放送があったときには、サイマル放送を聴取しているユーザに対して防災行政無線の放送を配信することができれば、地域に密着したコミュニティFMのような放送を聴取しているユーザは防災行政無線の放送を聞くことができるが、従来のシステムではこのための方法について何ら検討されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による情報配信システムは、サイマル放送を取得するサイマル放送取得手段と、サイマル放送取得手段によって取得されたサイマル放送を配信するサイマル放送配信手段と、サイマル放送配信手段によって配信されたサイマル放送を再生する再生手段と、防災行政無線の放送を受信する防災行政無線放送受信手段と、再生手段によってサイマル放送が再生されているときに、防災行政無線放送受信手段によって防災行政無線の放送を受信した場合に、再生中のサイマル放送に防災行政無線の放送を割り込ませるための処理を実行する割込処理実行手段とを備えることを特徴とする。
本発明による情報配信システムはまた、サイマル放送を配信するサイマル放送配信サーバから配信されるサイマル放送を取得し、取得した放送を再配信するサイマル再配信サーバと、サイマル再配信サーバから配信されるサイマル放送や防災行政無線の放送を出力する利用者端末と、防災行政無線の放送を受信して、受信した防災行政無線の放送を放送中のサイマル放送に割り込ませるために情報を送信する割込配信サーバとで構成される情報配信システムであって、割込配信サーバは、防災行政無線の放送を受信すると、サイマル再配信サーバへ防災行政無線の放送の音声ファイルを送信するとともに、サイマル再配信サーバへ防災行政無線の放送の割込配信命令を送信する割込配信命令送信手段を備え、サイマル再配信サーバは、サイマル放送配信サーバから配信されるサイマル放送を取得するサイマル放送取得手段と、サイマル放送取得手段によって取得されたサイマル放送を利用者端末へ配信するサイマル放送配信手段と、割込配信サーバから割込配信命令を受信した場合には、サイマル放送配信手段によるサイマル放送の配信を停止し、代わりに割込配信サーバから受信した防災行政無線の放送を配信する割込処理実行手段とを備え、利用者端末は、サイマル再配信サーバから配信された放送を受信して再生する再生手段を備えることを特徴とする。
本発明による情報配信システムはまた、サイマル放送を配信するサイマル放送配信サーバから配信されるサイマル放送を取得し、取得した放送を再配信するサイマル再配信サーバと、サイマル再配信サーバから配信されるサイマル放送や防災行政無線の放送を出力する利用者端末と、防災行政無線の放送を受信して、受信した防災行政無線の放送を放送中のサイマル放送に割り込ませるために情報を送信する割込配信サーバとで構成される情報配信システムであって、割込配信サーバは、防災行政無線の放送を受信すると、利用者端末へ向けて防災行政無線の放送の割り込みを指示するための通知を行う通知手段を備え、サイマル再配信サーバは、サイマル放送配信サーバから配信されるサイマル放送を取得するサイマル放送取得手段と、サイマル放送取得手段によって取得されたサイマル放送を利用者端末へ配信するサイマル放送配信手段とを備え、利用者端末は、サイマル再配信サーバから配信されたサイマル放送を受信して再生する再生手段と、割込配信サーバからの通知を受信した場合には、再生手段によって再生されているサイマル放送の音量を下げて防災行政無線の放送を再生する割込処理実行手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ユーザがサイマル放送を聴取しているときに防災行政無線の放送があった場合には、ユーザが聴取中のサイマル放送に防災行政無線の放送を割り込ませることができるため、サイマル放送を聴取しているユーザは防災行政無線の放送を聞くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
情報配信システム10の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
割込配信サーバ100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
サイマル再配信サーバ200一実施の形態の構成を示すブロック図である。
サイマル放送配信サーバ300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
利用者端末400の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
ユーザが所属するグループの管理例を示す図である。
第1の実施の形態における割込配信サーバ100で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
第1の実施の形態におけるサイマル再配信サーバ200で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
第1の実施の形態における利用者端末400で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
行政防災無線の放送の音声ファイル再生中に表示される画面の一例を示す図である。
第2の実施の形態における割込配信サーバ100で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
第2の実施の形態におけるサイマル再配信サーバ200で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
第2の実施の形態における利用者端末400で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
―第1の実施の形態―
図1は、第1の実施の形態における情報配信システム10の一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報配信システム10は、割込配信サーバ100と、サイマル再配信サーバ200と、サイマル放送配信サーバ300と、利用者端末400とで構成され、図1に示すがように各装置は通信回線、例えばインターネットや携帯電話通信網などを介して接続される。本実施の形態における情報配信システム10では、後述する処理を実行することにより、利用者端末400のユーザが防災コミュニティ支援アプリでコミュニティFMのサイマル放送を聴取しているときに、自治体などから防災行政無線の放送があった場合には、放送中のサイマル放送に防災行政無線の放送を割り込ませることができる。
【0009】
割込配信サーバ100は、防災行政無線の放送を受信して、受信した防災行政無線の放送を放送中のサイマル放送に割り込ませるための処理を実行する装置である。図2は、本実施の形態における割込配信サーバ100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。割込配信サーバ100は、接続インターフェース101と、制御装置102と、記憶媒体103とを備えている。
【0010】
接続インターフェース101は、割込配信サーバ100をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。本実施の形態では、割込配信サーバ100は、この接続インターフェース101を介してサイマル再配信サーバ200や利用者端末400と通信する。
(【0011】以降は省略されています)

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