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公開番号2024011499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022113510
出願日2022-07-14
発明の名称レバーホイスト
出願人株式会社キトー
代理人IAT弁理士法人
主分類B66D 3/14 20060101AFI20240118BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】外部の駆動手段からの駆動力を伝達する動力伝達機構が設けられていても、操作レバーの操作を行うことが可能なレバーホイストを提供する。
【解決手段】手動により回転操作させる操作レバー50と、操作レバー50からの動力で回転するロードシーブ33と、該ロードシーブ33を回転自在に支持する一対のフレーム31,32と、ロードシーブ33に対して操作レバー50からの駆動力を伝達する駆動軸35と、ロードシーブ33に掛け回されたチェーンC1を早送りすると共に、駆動軸35の一方側の端部に配置されたロードシーブ33を早回しするための早回しニギリ70と、を備え、駆動軸35の他方側の端部に連結される摺動継手170および軸継手180、および外部の電動ドライバー300からの駆動力を減速した状態で摺動継手170および軸継手180に出力する減速機構を備える動力伝達機構100を設けている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
手動により回動操作される操作レバーと、
該操作レバーからの動力で回転するロードシーブと、
該ロードシーブを回転自在に支持する一対のフレームと、
前記ロードシーブに対して前記操作レバーからの駆動力を伝達する駆動軸と、
前記ロードシーブに掛け回されたチェーンを早送りすると共に、前記駆動軸の一方側の端部に配置された前記ロードシーブを早回しするための早回しニギリと、を備えるレバーホイストであって、
前記駆動軸の他方側の端部に連結される連結手段、および外部の駆動手段からの駆動力を減速した状態で前記連結手段に出力する減速機構を備える動力伝達機構を設けている、
ことを特徴とするレバーホイスト。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1記載のレバーホイストであって、
前記動力伝達機構は、
前記減速機構から前記駆動軸へ駆動力を伝達させる連結状態と、前記減速機構から前記駆動軸への駆動力の伝達を不可とする非連結状態とを切り替える連結切り離し機構を備える、
ことを特徴とするレバーホイスト。
【請求項3】
請求項2記載のレバーホイストであって、
前記連結切り離し機構は、
前記駆動軸と一体的に回転すると共に当該駆動軸に取り付けられる軸継手と、
前記減速機構からの駆動力が伝達されると共に前記軸継手と噛み合い状態で前記減速機構からの前記駆動手段の駆動力を伝達する摺動継手と、
を備え、該連結切り離し機構は、
前記軸継手と前記摺動継手との間の噛み合いを手動操作により解除可能とする、
ことを特徴とするレバーホイスト。
【請求項4】
請求項3記載のレバーホイストであって、
前記連結切り離し機構は、
前記駆動軸の軸線方向の前記他方側に向けて前記摺動継手を押圧し、前記駆動軸および前記減速機構に対する回転が不能な状態で配置されていると共に、外周側に向かって突出するカム突起を備える遮断プレートと、
前記遮断プレートの外周側に配置され、内周面に前記カム突起が入り込むカム溝を有するカムリングと、
を備え、前記カムリングは、前記動力伝達機構に対して相対的に回転させられることで、前記軸継手と前記摺動継手との間の噛み合いを解除する、
ことを特徴とするレバーホイスト。
【請求項5】
請求項2記載のレバーホイストであって、
前記連結切り離し機構は、
前記駆動軸と一体的に回転すると共に当該駆動軸に取り付けられる軸継手と、
前記減速機構からの駆動力が伝達されると共に前記軸継手と噛み合い状態で前記減速機構からの前記駆動手段の駆動力を伝達する摺動継手と、
を備えると共に、
前記動力伝達機構は、前記摺動継手が規定の回転方向である正転方向に回転した際には前記軸継手への駆動力の伝達を行う一方、前記正転方向とは逆の逆転方向に回転した際には前記摺動継手と前記軸継手との間の噛み合いの解除によって前記摺動継手からの前記軸継手への駆動力の伝達を行わないワンウェイクラッチ機構を備える、
ことを特徴とするレバーホイスト。
【請求項6】
請求項1記載のレバーホイストであって、
前記駆動手段と前記減速機構の間には、相対的に摺動可能な第1摺動部材と第2摺動部材とを備えるフリクションクラッチ機構が設けられていて、
前記フリクションクラッチ機構は、前記駆動手段から所定トルク以上のトルクが入力された際に、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材との間での摺動によって前記減速機構への前記トルクの伝達を遮断する、
ことを特徴とするレバーホイスト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レバーホイストに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
荷物を昇降および引き寄せたり、荷物をチェーンやベルト等で固定する(固縛する)等の作業のために、レバーホイストが広く用いられている。このレバーホイストは、手で操作レバーを操作することで、チェーンの巻上げおよび巻下げを行える。このようなレバーホイストにおいて、近年、たとえば比較的非力な作業者でも容易に荷物の昇降や固縛作業が行えるように、電動ドライバーの駆動力を用いて、レバーホイストを操作可能としたものがある。このようなレバーホイストに関するものとして、たとえば特許文献1に示すものがある。
【0003】
特許文献1には、レバーホイスト(10)に対し、別体的なレバーホイスト用動力伝達装置(100)を取り付ける。このレバーホイスト用動力伝達装置(100)は、電動ドライバー(300)からの駆動力が入力される入力軸(140)を備え、その入力軸(140)に伝達された駆動力は、第1減速ギヤ機構(150)および第2減速ギヤ機構(170)を経て、出力軸(180)へと伝達される。出力軸(180)は、カップリング部(190)へと駆動力を伝達し、そのカップリング部(190)は、遊転ニギリ(60)と噛み合い一体的に回転する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-100462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記の特許文献1に開示のレバーホイスト用動力伝達装置(100)は、遊転ニギリ(60)に連結される構成となっている。したがって、レバーホイスト用動力伝達装置(100)をレバーホイスト(10)に取り付けた状態では、操作レバー(40)の操作を行えない、という問題がある。
【0006】
また、作業性を向上させるためには、遊転ニギリ(60)をホイスト本体(30)から離す向きに引いて、ロードシーブ(33)の遊転状態へと切り換えてチェーン(C1)を手引きによって素早く緩めたり、所定までチェーン(C1)を素早く巻き上げることが一般に行われている。なお、ここでいう遊転状態とは、ロードシーブを駆動させるための駆動軸に対し、操作レバー(40)からの駆動の伝達がなされない状態をいう。
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示の構成においては、レバーホイスト用動力伝達装置(100)をレバーホイスト(10)に取り付けて、カップリング部(190)が遊転ニギリ70と連結された状態では、遊転状態へと切り換えることが困難である。また、仮にレバーホイスト用動力伝達装置(100)をレバーホイスト(10)に取り付けた状態で、遊転状態へと切り換えたとしても、チェーン(C1)の手引きの際に、駆動軸、カップリング部(190)等を介して第1減速ギヤ機構(150)および第2減速ギヤ機構(170)も駆動させられる。そのため、チェーン(C1)の手引き力が重くなってしまう、という問題がある。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、外部の電動ドライバー等の駆動手段からの駆動力を伝達する動力伝達機構が設けられていても、操作レバーの操作を行うことが可能なレバーホイストを提供することを目的とする。
また、外部の電動ドライバーからの駆動力を伝達する動力伝達機構が設けられていても、遊転状態において、チェーンの手引き力を軽減することが可能なレバーホイストを提供できることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によると、手動により回動操作される操作レバーと、該操作レバーからの動力で回転するロードシーブと、該ロードシーブを回転自在に支持する一対のフレームと、ロードシーブに対して操作レバーからの駆動力を伝達する駆動軸と、ロードシーブに掛け回されたチェーンを早送りすると共に、駆動軸の一方側の端部に配置されたロードシーブを早回しするための早回しニギリと、を備えるレバーホイストであって、駆動軸の他方側の端部に連結される連結手段、および外部の駆動手段からの駆動力を減速した状態で連結手段に出力する減速機構を備える動力伝達機構を設けている、ことを特徴とするレバーホイストが提供される。
【0010】
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、動力伝達機構は、減速機構から駆動軸へ駆動力を伝達させる連結状態と、減速機構から駆動軸への駆動力の伝達を不可とする非連結状態とを切り替える連結切り離し機構を備える、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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