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公開番号2024007389
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-18
出願番号2023100666
出願日2023-06-20
発明の名称体脂肪低減度の予測方法
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類G16H 20/60 20180101AFI20240110BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】本発明は、対象者のポリフェノールの摂取に関する体脂肪低減度を予測する技術に関する。
【解決手段】本発明の一形態に係る体脂肪低減度の予測方法は、対象者のポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測する方法であって、ビタミンB12の摂取量に関する情報を含む、前記対象者における食品成分の摂取情報を取得するステップと、取得された前記対象者の前記摂取情報に基づいて、前記対象者の前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測するステップと、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
対象者のポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測する方法であって、
ビタミンB12の摂取量に関する情報を含む、前記対象者における食品成分の摂取情報を取得し、
取得された前記対象者の前記摂取情報に基づいて、前記対象者の前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測する
体脂肪低減度の予測方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記摂取情報に基づいて、前記対象者におけるビタミンB12の摂取量が高いほど、前記対象者の前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度が高いと予測する
請求項1に記載の体脂肪低減度の予測方法。
【請求項3】
前記摂取情報は、前記対象者における、前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度と相関するビタミンB12以外の食品成分の摂取量に関する情報をさらに含み、
前記ビタミンB12の摂取量に関する情報と、前記食品成分の摂取量に関する情報とに基づいて、前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測する
請求項1又は2に記載の体脂肪低減度の予測方法。
【請求項4】
前記摂取情報に基づいて前記対象者におけるビタミンB12の摂取量を示す値が所定の基準値以上である場合、前記対象者におけるビタミンB12の摂取量を示す値に基づいて前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測し、
前記摂取情報に基づいてビタミンB12の摂取量を示す値が前記所定の基準値未満である場合、前記食品成分の摂取量に関する情報に基づいて、前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測する
請求項3に記載の体脂肪低減度の予測方法。
【請求項5】
前記食品成分は、ビタミンB6、マグネシウム、リン、パントテン酸、コレステロール、アスパラギン酸から選択された少なくとも一つの成分を含む
請求項3又は4に記載の体脂肪低減度の予測方法。
【請求項6】
複数の被験者におけるビタミンB12を含む前記食品成分の摂取量に関するデータと、前記複数の被験者における前記ポリフェノールによる体脂肪低減度を示すデータと、を含む学習データにより生成された予測モデルに対して、前記対象者における前記摂取情報を適用し、前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測する
請求項1から5のいずれか一項に記載の体脂肪低減度の予測方法。
【請求項7】
前記ポリフェノールは、非重合体カテキン類を含む
請求項1から6のいずれか一項に記載の体脂肪低減度の予測方法。
【請求項8】
体脂肪低減度として、内臓脂肪の低減度を予測する
請求項1から7のいずれか一項に記載の体脂肪低減度の予測方法。
【請求項9】
対象者のポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測する情報処理装置であって、
ビタミンB12の摂取量に関する情報を含む、前記対象者における食品成分の摂取情報を取得する取得部と、
取得された前記対象者の前記摂取情報に基づいて、前記対象者の前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測する予測部と、
を具備する情報処理装置。
【請求項10】
対象者のポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測するためのプログラムであって、情報処理装置に、
ビタミンB12の摂取量に関する情報を含む、前記対象者における食品成分の摂取情報を取得するステップと、
取得された前記対象者の前記摂取情報に基づいて、前記対象者の前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測するステップと、
を実行させるプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、体脂肪低減度の予測方法、並びにそれを実行可能な情報処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
生活習慣病を予防して健康を維持する観点から、効率よく体脂肪を低減する方法が模索されている。その一つとして、多様な生理活性を有するポリフェノールの体脂肪低減作用が知られている。例えば特許文献1には、非重合体カテキン類を含有する体脂肪燃焼のための容器詰飲料が開示されている。また、特許文献2には、カカオポリフェノールとカテキンとを質量比5:1~5:8の割合で含有することを特徴とする体脂肪低減剤が開示されている。また、特許文献3には、体脂肪の低減及び/又は蓄積の抑制に有効なホップ由来のポリフェノールを有効成分とする体脂肪調整剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-77026号公報
特開2012-171916号公報
国際公開第2005/074961号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、データ解析技術の発達等により、個人に即した健康サービスや医療を提供するパーソナライズド・ヘルスケア(Personalized Health Care)が浸透しつつある。そこで、ポリフェノールの摂取に関しても、体脂肪低減度の個人差に着目し、対象者毎の体脂肪低減度を予測できることが好ましい。
【0005】
本発明は、対象者のポリフェノールの摂取に関する体脂肪低減度を予測する技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る体脂肪低減度の予測方法は、対象者のポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測する方法であって、
ビタミンB12の摂取量に関する情報を含む、前記対象者における食品成分の摂取情報を取得するステップと、
取得された前記対象者の前記摂取情報に基づいて、前記対象者の前記ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度を予測するステップと、を含む。
【0007】
本発明の他の形態に係る体脂肪低減度の予測方法は、対象者のビタミンB12の摂取による体脂肪低減度を予測する方法であって、
ポリフェノールの摂取量に関する情報を含む、前記対象者における食品成分の摂取情報を取得するステップと、
取得された前記対象者の前記摂取情報に基づいて、前記対象者の前記ビタミンB12の摂取による体脂肪低減度を予測するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、対象者のポリフェノールの摂取に関する体脂肪低減度を予測することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る、ポリフェノールの摂取による体脂肪低減度の予測方法を実現可能な情報処理装置を備えたシステムの構成例を示した図である。
上記情報処理装置のハードウェア構成を示した図である。
上記情報処理装置の機能的構成を示した図である。
上記情報処理装置による、体脂肪低減度の予測処理の流れを示したフローチャートである。
食品成分の摂取量とカテキンの摂取による体脂肪低減度との関係性を示すデータを得るための試験例の結果を示す図であり、カテキン含有飲料を摂取した前後の内臓脂肪変化量(Δ内臓脂肪)と相関を有する食事因子を抽出した結果を示す図である。
上記試験例において、カテキン含有飲料を摂取したアクティブ群の被験者を、ビタミンB12の摂取量を基準として分割したグループ1~4各々におけるΔ内臓脂肪の平均値を示すグラフである。同グラフにおいて、白いバーはアクティブ群の各グループにおける結果を示し、黒いバーはプラセボ群の結果を示す。
上記試験例において、被験者集団のうち、ビタミンB12の一日当たりの平均摂取量が3μg未満のグループIにおいて、Δ内臓脂肪と相関を有する食事因子を抽出した結果を示す図である。
上記試験例において、被験者集団のうち、ビタミンB12の一日当たりの平均摂取量が11μg以上のグループIIにおいて、Δ内臓脂肪と相関を有する食事因子を抽出した結果を示す図である。
上記試験例において、図6のグループ1の被験者を、ビタミンB6の摂取量を基準として分割したグループ1A,1B,1C,1D各々におけるΔ内臓脂肪の平均値を示すグラフである。同グラフにおいて、白いバーはアクティブ群のグループ1における結果を示し、グレーのバーはグループ1A,1B,1C,1D各々における結果を示し、黒いバーはプラセボ群の結果を示す。
本発明の第2実施形態に係る体脂肪低減度の予測処理の流れを示したフローチャートである。
本発明の他の実施形態に係る情報処理装置の機能的構成を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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