TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023169940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2022081293
出願日2022-05-18
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/512 20060101AFI20231124BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子の電気的な接続信頼性を保持し、ハウジングの変形を防止することができるコネクタを提供する。
【解決手段】相手端子との嵌合方向に沿って延出された嵌合部9と、嵌合部9から屈曲部17を介して嵌合部9と交差する方向に延出され締結部材19が挿通される挿通孔21が形成された固定部11とを有する端子3と、挿通孔21を挿通した締結部材19が締結されるナット5と、少なくとも嵌合部9を収容する端子収容部31と、ナット5が配置されるナット配置部33とを有するハウジング7とを備えたコネクタ1において、ナット5を、ナット配置部33と一体に固定し、ナット配置部33を、嵌合部9の延出方向に沿って揺動可能にハウジング7に設けた。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
相手端子との嵌合方向に沿って延出された嵌合部と、前記嵌合部から屈曲部を介して前記嵌合部と交差する方向に延出され締結部材が挿通される挿通孔が形成された固定部とを有する端子と、
前記挿通孔を挿通した前記締結部材が締結されるナットと、
少なくとも前記嵌合部を収容する端子収容部と、前記ナットが配置されるナット配置部とを有するハウジングと、
を備え、
前記ナットは、前記ナット配置部と一体に固定され、
前記ナット配置部は、前記嵌合部の延出方向に沿って揺動可能に前記ハウジングに設けられているコネクタ。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記ナット配置部は、外周において、前記ハウジングに肉抜部を設けることにより、残存した弾性変形可能な連結部を介して前記ハウジングに揺動可能に設けられている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記肉抜部は、貫通して形成された孔である請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記連結部は、前記ナットの中心に対して、点対称となる位置に一対配置されている請求項2又は3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとしては、端子としての第1端子と、ハウジングとしての第1コネクタハウジングとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。このコネクタでは、第1端子が、相手端子としての第2端子との嵌合方向に沿って延出された嵌合部としての雄端子部と、雄端子部と直交する方向に延出された固定部としての接続部とを有する。第1端子の接続部には、ボルトなどの締結部材が挿通される挿通孔が形成されている。
【0003】
このようなコネクタでは、第1コネクタハウジングに、挿通孔を挿通した締結部材が締結されるナットが、インサート成形などによって一体に固定されている。第1コネクタハウジングには、少なくとも端子の雄端子部を収容する端子収容部が設けられている。端子は、雄端子部が端子収容部に収容された状態で、接続部の挿通孔とナットの締結穴とが一致するように配置される。端子の接続部には、電線の端末部に電気的に接続され、締結部材が挿通される挿通孔を有する接続端子が配置される。締結部材は、端子の接続部の挿通孔と接続端子の挿通孔とを挿通し、ナットに締結される。締結部材をナットに締結することにより、端子と接続端子とが電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-57193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1のようなコネクタでは、ナットに締結部材を締結することにより、端子収容部内において、端子の嵌合部が配置された状態を保持することができる。このようなコネクタでは、ナットに締結部材を締結した状態で、ハウジングの変形を防止するために、端子の嵌合部が、端子収容部の内面に強く当接することなく、端子収容部に配置されることが好ましい。
【0006】
ここで、端子は、嵌合部の延出方向と、固定部の延出方向とが交差しており、全体的にL字状に形成されている。端子の固定部は、ナットに締結部材を締結することにより、例えば、固定部と締結部材との間に配置された接続端子と接触して電気的に接続される。端子の固定部と接続端子との接触においては、互いに面接触となることで接触面積を増大することができ、電気的な接続信頼性を保持することができる。このため、端子の屈曲部が正確に直角に屈曲されていれば、ナットに締結部材を締結したときに、固定部と接続端子との接触面が面接触となり、嵌合部が端子収容部の内面に強く当接することがない。
【0007】
しかしながら、端子の屈曲部は、正確に直角に屈曲されていないことがある。このような端子は、ナットに締結部材を締結したときに、固定部と接続端子とを面接触とさせると、嵌合部が端子収容部の内面に強く当接し、ハウジングを変形させる可能性がある。一方、嵌合部を端子収容部の内面に強く当接させないようにするために、ナットに対する締結部材の締結を弱めると、固定部と接続端子との接触が線接触のように不安定となり、電気的な接続信頼性が低下する可能性がある。
【0008】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、端子の電気的な接続信頼性を保持し、ハウジングの変形を防止することができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本実施形態に係るコネクタは、相手端子との嵌合方向に沿って延出された嵌合部と、前記嵌合部から屈曲部を介して前記嵌合部と交差する方向に延出され締結部材が挿通される挿通孔が形成された固定部とを有する端子と、前記挿通孔を挿通した前記締結部材が締結されるナットと、少なくとも前記嵌合部を収容する端子収容部と、前記ナットが配置されるナット配置部とを有するハウジングとを備え、前記ナットは、前記ナット配置部と一体に固定され、前記ナット配置部は、前記嵌合部の延出方向に沿って揺動可能に前記ハウジングに設けられている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、端子の電気的な接続信頼性を保持し、ハウジングの変形を防止することができるコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
コネクタユニット
2日前
東レ株式会社
二次電池
24日前
個人
安全なNAS電池
24日前
ユニチカ株式会社
負極集電材
24日前
ローム株式会社
磁気部品
6日前
エイブリック株式会社
半導体装置
6日前
マクセル株式会社
電池
5日前
オムロン株式会社
電磁継電器
6日前
オムロン株式会社
電磁継電器
9日前
オムロン株式会社
電磁継電器
16日前
オムロン株式会社
電磁継電器
6日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
6日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
2日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
2日前
東レ株式会社
有機粒子およびフィルム
12日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
2日前
中国電力株式会社
変圧器取付具
5日前
株式会社カネカ
太陽電池
2日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
ローム株式会社
半導体装置
12日前
株式会社ダイヘン
蓄勢装置
3日前
株式会社デンソートリム
電子装置
3日前
オムロン株式会社
スイッチ
9日前
オムロン株式会社
スイッチ
9日前
株式会社東京精密
シート剥離装置
2日前
日本航空電子工業株式会社
構造体
16日前
マクセル株式会社
全固体電池
6日前
オムロン株式会社
電磁継電器
16日前
矢崎総業株式会社
端子
3日前
後藤電子 株式会社
積層電線
16日前
ミクロエース株式会社
基板処理方法
27日前
富士電機株式会社
電磁接触器
24日前
三菱電機株式会社
高周波パッケージ
2日前
アイホン株式会社
インターホン機器
16日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
2日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
1か月前
続きを見る