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公開番号2023085711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-21
出願番号2021199898
出願日2021-12-09
発明の名称消火体
出願人凸版印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A62C 2/00 20060101AFI20230614BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】吸湿性を有する消火剤を用いる場合において、交換時期を適切に把握することのできる消火体を提供すること。
【解決手段】支持層、支持層のいずれか一方の面に設けられた印字層、及び吸湿性を有する消火剤を含む消火剤含有層を備える消火材と、消火材を封入するガスバリア性の包装袋と、を備え、支持層及び包装袋が可視光透過性である、消火体。印字層は、包装袋の支持層と対向する内面に設けられていてもよい。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
支持層、前記支持層のいずれか一方の面に設けられた印字層、及び吸湿性を有する消火剤を含む消火剤含有層を備える消火材と、
前記消火材を封入するガスバリア性の包装袋と、を備え、
前記支持層及び前記包装袋が可視光透過性を有する、消火体。
続きを表示（約 280 文字）【請求項２】
支持層、及び吸湿性を有する消火剤を含む消火剤含有層を備える消火材と、
前記消火材を封入し、かつ少なくとも前記支持層と対向する内面に印字層が設けられたガスバリア性の包装袋と、を備え、
前記支持層及び前記包装袋が可視光透過性を有する、消火体。
【請求項３】
前記消火剤含有層が、前記消火剤を７０～９７質量％含む、請求項１又は２に記載の消火体。
【請求項４】
前記ガスバリア性の包装袋が、金属酸化物蒸着層を備える樹脂層を含む樹脂基材から製袋されている、請求項１～３のいずれか一項に記載の消火体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、消火体に関する。
続きを表示（約 990 文字）【背景技術】
【０００２】
燃焼によりエアロゾルを発生する消火剤組成物をバインダと混合し、これをシート状に成形した自己消火性成形品が知られている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１８／０４７７６２号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の成形品のように消火剤組成物自体に吸湿性がある場合、吸湿により成形品の消火性能が低下する虞があるため、成形品は適時に交換される必要がある。
【０００５】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、吸湿性を有する消火剤を用いる場合において、交換時期を適切に把握することのできる消火体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一側面は、支持層、支持層のいずれか一方の面に設けられた印字層、及び吸湿性を有する消火剤を含む消火剤含有層を備える消火材と、消火材を封入するガスバリア性の包装袋と、を備え、支持層及び包装袋が可視光透過性を有する、消火体を提供する。
【０００７】
本発明の他の側面は、支持層、及び吸湿性を有する消火剤を含む消火剤含有層を備える消火材と、消火材を封入し、かつ少なくとも支持層と対向する内面に印字層が設けられたガスバリア性の包装袋と、を備え、支持層及び包装袋が可視光透過性を有する、消火体を提供する。
【０００８】
これらの消火体においては消火剤含有層の背面に印字層が存在する。そのため、消火剤含有層が吸湿をし、消火剤含有層の全光線透過率が向上した場合に、利用者は印字層に含まれる画像や文字を包装袋外から視認することができる。これにより利用者は、消火剤含有層の吸湿による経時劣化の程度を確認することができ、消火体の適切な交換時期を把握することができる。
【０００９】
一態様において、消火剤含有層は、消火剤を７０～９７質量％含んでよい。
【００１０】
一態様において、ガスバリア性の包装袋は、金属酸化物蒸着層を備える樹脂層を含む樹脂基材から製袋されていてよい。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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