TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024004417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-16
出願番号2022104093
出願日2022-06-28
発明の名称消火装置及び消火用ホース収容部材
出願人株式会社初田製作所
代理人個人
主分類A62C 13/78 20060101AFI20240109BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】省スペース化を実現し、消火用ホースの設置の容易さと配置の自由度を高めたいわゆるパッケージ型の消火装置及び消火用ホース収容部材、並びに、消火装置の設置時又は点検時等において作業者の作業性を格段に向上させた、該消火装置及び消火用ホース収容部材を提供する。
【解決手段】
本発明の1つの消火装置100は、開閉可能な扉部を有する第1筐体内に、次の(1)、(2)及び(3)を備える、消火装置である。
(1)少なくとも1つの消火剤貯蔵容器
(2)該消火剤貯蔵容器に直接的又は間接的に接続可能であって、該消火剤貯蔵容器から消火剤を送給され、該消火剤を噴射するための消火用ホース
(3)該第1筐体内に対して着脱可能であって、該消火用ホースが巻き取られたときに該消火用ホースを収容可能な第2筐体
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
開閉可能な扉部を有する第1筐体内に、次の(1)、(2)及び(3)を備える、消火装置。
(1)少なくとも1つの消火剤貯蔵容器
(2)前記消火剤貯蔵容器と直接的又は間接的に接続可能であって、前記消火剤貯蔵容器から消火剤を送給され、前記消火剤を噴射するための消火用ホース
(3)前記第1筐体に対して着脱可能であって、前記消火用ホースが巻き取られたときに前記消火用ホースを収容可能な第2筐体
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記消火用ホースと直接的又は間接的に接続可能な前記消火剤貯蔵容器の接続部からの距離が0mm超500mm以下である前記第2筐体の一面が、第1貫通孔を備え、且つ
前記第1貫通孔を利用して、前記消火剤貯蔵容器の状態の点検作業、該消火剤貯蔵容器内の前記消火剤の点検作業、及び/又は、該消火用ホースと該消火剤貯蔵容器との直接的又は間接的な接続作業が可能な、
請求項1に記載の消火装置。
【請求項3】
前記第1貫通孔が、さらに、前記消火剤貯蔵容器から前記消火用ホースに向けて前記消火剤を送給する送給ラインを挿通可能な、
請求項2に記載の消火装置。
【請求項4】
前記消火用ホースと直接的又は間接的に接続可能な前記消火剤貯蔵容器の接続部からの距離が0mm超500mm以下である前記第2筐体の一面が、前記消火剤貯蔵容器から前記消火用ホースに向けて前記消火剤を送給する送給ラインを挿通可能な第2貫通孔を備える、
請求項1に記載の消火装置。
【請求項5】
前記第2筐体の外周を構成する互いに隣接する平面のなす角が、120°以上である、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の消火装置。
【請求項6】
消火剤貯蔵容器と、該消火剤貯蔵容器と直接的又は間接的に接続可能な消火用ホースとを収容するとともに開閉可能な扉部を有する第1筐体に対して着脱可能であって、
前記消火用ホースが巻き取られたときに前記消火用ホースを収容可能な、第2筐体を備える、
消火用ホース収容部材。
【請求項7】
前記消火用ホースと直接的又は間接的に接続可能な前記消火剤貯蔵容器の接続部からの距離が0mm超500mm以下である前記第2筐体の一面が、前記接続部に対応する第1貫通孔を備え、且つ
前記第1貫通孔を利用して、前記消火剤貯蔵容器の状態の点検作業、該消火剤貯蔵容器内の前記消火剤の点検作業、及び/又は、該消火用ホースと該消火剤貯蔵容器との直接的又は間接的な接続作業が可能な、
請求項6に記載の消火用ホース収容部材。
【請求項8】
前記第1貫通孔が、さらに、前記消火剤貯蔵容器から前記消火用ホースに向けて前記消火剤を送給する送給ラインを挿通可能な、
請求項7に記載の消火用ホース収容部材。
【請求項9】
前記消火用ホースと直接的又は間接的に接続可能な前記消火剤貯蔵容器の接続部からの距離が0mm超500mm以下である前記第2筐体の一面が、前記消火剤貯蔵容器から前記消火用ホースに向けて消火剤を送給する送給ラインを挿通可能な第2貫通孔を備える、
請求項6に記載の消火用ホース収容部材。
【請求項10】
前記第2筐体の外周を構成する互いに隣接する平面のなす角が、120°以上である、
請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の消火用ホース収容部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消火装置及び消火用ホース収容部材に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、屋内消火栓の代替設備として、いわゆるパッケージ型の消火装置又は消火設備が採用されている。一般的な該消火装置又は該消火設備には、1つ又は複数の消火剤貯蔵容器と、加圧用ガス容器、起動部、ホース、及びノズル等が、格納箱内に収められている。そして、屋内において火災が起こった際には、消火作業を行う者が、その格納箱内からホースを取り出して、消火剤貯蔵容器内の消火剤を放出させることにより消火を行う。
【0003】
これまでに、上述のような消火装置又は消火設備に関する技術が多く開示されている。例えば、格納箱の上部にホースが巻き付けられた該消火装置又は該消火設備が開示されている(特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平06-319827号公報
実開平07-003667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1又は2に示すように、従来のパッケージ型の消火装置又は消火設備(以下、本願においては総称して「消火装置」という。)においては、ホースを格納箱(筐体)の上部に配置する場合に、ホースのためのリールが採用されており、リール機構を別途設ける必要があるため、利便性の向上よりも製造コストの上昇及び/又は不具合の発生の問題が大きくなる。
【0006】
また、ホースを格納箱(筐体)の上部に配置することにより、上述の消火装置の接地部分の面積を小さくする利点があるが、長いホースを巻き付けるための十分な高さを要するため、該消火装置の高さを確保しておくことが求められる。その結果、例えば、天井の低い部屋の中に該消火装置を配置しようとする際に問題となり得る。
【0007】
一方、ホースを格納箱(筐体)の上部に配置することは、1つ又は複数の消火剤貯蔵容器の上部にホースが位置することになる。そのため、該消火剤貯蔵容器自身、又は該消火剤貯蔵容器と該ホースとの接続部を点検等する際に、該消火剤貯蔵容器と該ホースとの間の距離を、作業者によって点検等が可能な程度に十分に離しておく必要が生じることになる。その結果、この作業性の確保を実現するために、上述と同様、該消火装置の背丈が高くなるという問題が生じ得る。また、ホースは、一般的には強い弾性を有しており、巻き取られた状態では一定の場所に固定しづらいため、格納箱(筐体)内に安定して収めることは容易ではない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上述の各技術課題の少なくとも一部を解決することにより、省スペース化を実現し、消火用ホースの設置の容易さと配置の自由度を高めたいわゆるパッケージ型の消火装置及び消火用ホース収容部材の実現、並びに、消火装置の設置時又は点検時等において作業者の作業性を格段に向上させた、該消火装置及び消火用ホース収容部材の実現に大きく貢献し得る。
【0009】
本発明者は、消火用ホース(以下、単に「ホース」ともいう。)に加えて加圧用ガス容器を、1つ又は複数の消火剤貯蔵容器の上部に配置させることによって、該消火装置の接地部分の面積を小さくするとともに、背丈を比較的低く抑えることができる消火装置の実現に向けて鋭意検討を重ねた。
【0010】
本発明者が試行錯誤を重ねた結果、ホース及び加圧用ガス容器を、該消火装置内に収容可能であるとともに、該消火装置に対して着脱可能な収容部材内に該ホースを巻き取られた状態で収めることによって、該消火装置に対する設置の容易さを実現し得るとともに、該消火装置における配置の自由度が高まることを見出した。従って、該ホースと該消火剤貯蔵容器とが接続していない状態においては、該収容部材は、その設置のみならず交換も可能な、いわば独立した商取引の対象となり得るという利便性も発揮し得る。なお、該収容部材内にホースを収めることによって、該ホースが仮に強い弾性を有していたとしても、巻き取られた状態で該収容部材内に固定され易くなるという副次的な効果も奏され得る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
保持金具
7か月前
個人
携帯用空気清浄器
9か月前
ニッタン株式会社
収納装置
10か月前
ニッタン株式会社
収納装置
10か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
4か月前
帝国繊維株式会社
防災用車両
7か月前
帝国繊維株式会社
防災用車両
11か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
10か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
11か月前
能美防災株式会社
簡易消火器具
8か月前
ホーチキ株式会社
消火システム
7か月前
個人
エネルギー吸収ランヤード
6か月前
株式会社ジェネス
新規な懸吊台
2か月前
能美防災株式会社
消火供用器具
2か月前
ホーチキ株式会社
帯電散布ヘッド
4か月前
ホーチキ株式会社
消火器収納装置
4か月前
ホーチキ株式会社
消火器収納装置
2か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
1か月前
サンコー株式会社
係止状態検出装置
2か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
1か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
今日
ニッタン株式会社
消火システム
4か月前
日本ドライケミカル株式会社
消火薬剤
2か月前
豊田合成株式会社
着用エアバッグ装置
4か月前
ニッタン株式会社
消火システム
5か月前
株式会社アガタ
閉空間観測装置
2か月前
豊田合成株式会社
着用エアバッグ装置
4か月前
ホーチキ株式会社
消火設備及び消火方法
10か月前
ホーチキ株式会社
消火器収納装置
6か月前
沖電気工業株式会社
給水栓
3か月前
能美防災株式会社
スプリンクラーヘッド
7か月前
ホーチキ株式会社
消火器収納装置
8か月前
株式会社六大工業
安全装置及び作業方法
8か月前
ホーチキ株式会社
スプリンクラーヘッド
10か月前
能美防災株式会社
消火栓装置
10か月前
ニッタン株式会社
航空機格納庫向け泡消火設備
10か月前
続きを見る