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公開番号2023078712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021191969
出願日2021-11-26
発明の名称食器
出願人個人
代理人個人
主分類A47G 19/00 20060101AFI20230531BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】 スプーンの底に残った食べ物やフォークに刺さった食べ物を容易かつ衛生的に除去することができる食器を提供する。
【解決手段】 本発明の食器1は、食器本体2の開口縁部4から内側に向かって斜め下方に突出した除去片5を含んで成り、除去片5が平面視で略半円形状をなす。また、除去片5の上面部5bが僅かにわん曲状に凹んでいること、更には、除去片5の配設位置における食器本体2の側面に把手部3が配設されていること、また更に、把手部3の上面部3aが僅かにわん曲状に凹んでいることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
食器本体と、
前記食器本体の開口縁部から内側に向かって斜め下方に突出した除去片と、
を含んで成り、
前記除去片が平面視で略半円形状をなすことを特徴とする食器。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記除去片の上面部が、僅かにわん曲状に凹んでいることを特徴とする請求項1に記載の食器。
【請求項3】
前記除去片の配設位置における前記食器本体の側面に把手部が配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の食器。
【請求項4】
前記把手部の上面部が、僅かにわん曲状に凹んでいることを特徴とする請求項3に記載の食器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食事介助や乳幼児へ離乳食等を与える際に好適な食器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、食事の際に要介護者や幼児が自ら使用する、或いは介護者や介助者等が食事を与える際に好適な食器等が種々開示されている(例えば、特許文献1から特許文献3参照)。特許文献1には、皿等の食器類の外周縁部に外側から着脱自在な係止部と、食物等が当接可能な掬い補助部とが形成された食事補助具であって、前記掬い補助部は垂直状の壁面部と当該壁面部の上部から突き出た水平状の上面部とにより側面方向視形状が直角状に形成されており、スプーンやフォークで掬った食器類上の食物等が前記掬い補助部の壁面部や上面部に突き当ってスプーン等に納まる構成であることを特徴とする食事補助具が開示されている。この特許文献1に開示された食事補助具によると、老人や要介護者等が自ら食物をスプーン等で簡単且つ確実に掬えて口に運ぶことができ、老人等の自立や回復等に大きく貢献する、と記載されている。
【0003】
また、特許文献2に開示された食器は、底面と周壁を有する食器において、前記周壁の全周あるいは一部に食器内側へ突出した返し部を設けたことを特徴とする。この特許文献2に開示された食器によると、食器の周壁全周あるいは一部に食器内側へ突出した返し部を設けたため、スプーン(各種のれんげ、匙、フォーク等を含む)を保持する手しか自由が利かず、もう一方の手で食器を持ち上げることができない場合にも、食べ物を最後まで、容易かつ確実にすくい取ることができるようになるので、乳幼児の世話をする人や乳幼児本人、あるいは身体の不自由な病人やその看護人等にとってきわめて便利になる、と記載されている。
【0004】
更に、特許文献3に開示された食器は、底部と、該底部の周囲から外側方向に立ち上がる周壁部とを備えた食器において、前記周壁部が、外側に膨らんだ湾曲状に形成された湾曲壁部と、該湾曲壁部に連続させて形成された傾斜壁部とを備え、前記湾曲壁部の上縁部が内側に微妙に反り返っていることを特徴とする。この特許文献3に開示された食器によると、スプーン等を湾曲壁部の内壁面に沿って底部から上縁部に向けてすくい上げることで、食器1内に残った食物をスプーン内に容易かつ確実にすくい取ることができ、また、湾曲壁面が湾曲状に形成されているので、湾曲壁面の内側に食べ物が溜まることもなく、スプーン等でのすくい残しをなくすことができ、手が不自由な人、介護が必要な人や幼児であっても料理を最後まで残さずにきれいに食べることができる、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-252168号公報
特開2002-345617号公報
実用新案登録第3204413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、食事の介助者や乳幼児に食事を与える人にとって問題となるのが、スプーンで掬った食べ物がスプーンの底に残ってしまったり、フォークに刺さった食べ物が刺さったままになったりして、食べ物の種類を変えて掬ったり刺したりしたい場合に食べ物が混ざってしまうということである。これは、口の周りの筋力が弱かったり、舌を上手く使えなかったり、といったことが要因で起こりやすく、特に高齢者や乳幼児に食事を与える際に起こりやすい。
【0007】
このとき、通常の食器では、その外周縁部が概ね円形や楕円形であり、スプーンの底に残った食べ物等を除去する場所がないため、食器の外周縁部を何度か叩いて強引に除去したり、介助者等が自らの指で除去したりしていた。そのため、食器やスプーン等を破損するおそれがあるとともに、衛生的ではなかった。更には、食器を何度か叩く行為により発生する騒音で周りにも迷惑が掛かるとともに、食事を与える人(例えば、介助者)と与えられる人(例えば、要介助者)の双方にとってストレスにもなる。
【0008】
特許文献1に開示された食事補助具によると、着脱式であるとともに、スプーンやフォークを使って食べ物を掬う際、要介護者や幼児等であっても簡単に掬うことができるものと思料する。
【0009】
また、特許文献2に開示された食器によると、食器内側へ突出した返し部が設けられているため、スプーン等で食べ物を容易かつ確実に掬い取ることができ、要介護者や幼児等はもちろん、食事の介助者等にとっても非常に便利であるものと思料する。
【0010】
更に、特許文献3に開示された食器によっても、湾曲壁部の上縁部が内側に微妙に反り返っているため、スプーン等を湾曲壁部の内壁面に沿って底部から上縁部に向けてすくい上げることで、食器内に残った食べ物をスプーン等で容易かつ確実に掬い取ることができるものと思料する。
(【0011】以降は省略されています)

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