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公開番号2023115385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-18
出願番号2023109250
出願日2023-07-03
発明の名称快眠用具
出願人個人
代理人
主分類A47G 9/10 20060101AFI20230810BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】現在、睡眠不足が障害として社会問題化している。一方、室内環境は改善され、心理面での対応もなされ、多種多様な寝具類も提供されている。特に枕の改良は、個々人の変化する睡眠時の姿勢に対応する数々の構造が提案されている。しかし、睡眠障害は増加している。そもそも、枕の大小、高低に関しての科学的な根拠はないのである。
【解決手段】本発明は、枕及び枕カバーに把手部を形成し、使用者が把手部を掴み動かし、頭部や頸部や肩部に引き寄せることで枕を快適な高さや位置に調整するものである。つまり、使用者の頭部や頸部や肩部を枕に乗せる使用形態から、頭部や頸部や肩部の変化する高さや位置に枕を動かし調整する使用形態が快眠を実現するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
快眠用把手部構造(1)であって、
前記快眠用把手部構造(1)は、枕(6)の外部に把手部(2)を形成し、
前記把手部(2)は、充填物(3)を収容する立体形状に形成され、
前記把手部(2)は、四カ所形成され、
前記把手部(2)は、前記枕(6)と結合する結合部(4)を設け、
前記把手部(2)は、前記枕(6)と結合しない部分が空隙部(5)を有し、
使用者は、前記把手部(2)を掴み動かすように構成されている
ことを特徴とする前記枕(6)に形成する前記快眠用把手部構造(1)。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記快眠用把手部構造(1)は、枕カバー(7)の外部に前記把手部(2)を形成し、
前記把手部(2)は、前記充填物(3)を収容する立体形状に形成され、
前記把手部(2)は、三カ所形成され、
前記把手部(2)は、前記枕カバー(7)と結合する前記結合部(4)を設け、
前記把手部(2)は、前記枕カバー(7)と結合しない部分が前記空隙部(5)を有し、
前記把手部(2)は、前記充填物(3)を出し入れする収容口部(8)を設け、
使用者は、前記把手部(2)を掴み動かすように構成されている
ことを特徴とする前記枕カバー(7)に形成する前記快眠用把手部構造(1)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、枕及び枕カバーに形成する快眠用把手部構造が構成する快眠用具に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、人々は、身体的な不調の原因が睡眠であることに気づき研究がなされている。
つまり、睡眠の質は、心身のあらゆる活動に影響する基本的な要素として再確認されている。
現在、睡眠に対する関心の高まりは、寝具以外の異なる分野からの取り組みが新たな市場を形成し、さらに、各種寝具の開発も促進させている。
そもそも、快眠の条件の一つは、寝具内の身体が自由に動作できる環境を整えることができる寝具を前提とするものである。
【0003】
今日、空調器具の使用が一般化しすることで室内環境が改善され、夏場においても快適な室温での就眠がなされている。
また、睡眠時は、体温や発汗などの寝具内の温度及び湿度の管理が睡眠に大きく関与していることから、寝具類の様々な改良がなされている。
しかし、入眠後の身体は、体温が下がり再び上がるなどの体温の変化と一定の室内温度との温度差が原因となりしばしば目覚めてしまい寝返りを繰り返すことで睡眠不足を招いている。
そもそも、睡眠時の姿勢は、上向きや横向き、下向きなど各個人固有の多様な姿勢を示し、さらに、寝返りなどを繰り返すなど睡眠時の姿勢は変化し、一定の固定された睡眠時の姿勢ではない。
また、睡眠時は、日々の身体活動の状態を改善するために無意識の寝返りを繰り返し、身体の骨格系や筋肉系の調整を行ない、健康の維持には不可欠な動作であることが確認されている。
そこで、寝具の構造や素材の改良により、マットレスや枕、シーツや毛布などの性能が著しく向上している。
一方、寝間着類は、身体の分泌物から寝具を保護する使用目的があり、ゆったりと身体を包むパジャマや下着などの安心感を与える効果があり、裸で寝る際の開放感であるなど、快眠に対する各個人の嗜好は多様である。
また、就眠導入効果等の香料を使用するなどの心理的な分野からの取り組みもなされている。
【0004】
特に枕は、構造及び素材を組み合わせことで多種多様な機能の枕が開発され、一部のホテルでは個人の体型に合致する複数の枕から選択するサービスが提供されている。
しかし、枕は、多種多様な製品の数々が示しているように、枕に対する不満は解消されていないのが現状であり、枕の改良は日々続けられている。
現在の枕は、頭部及び頸椎や肩部を枕に乗せ支える使用形態の改良でしかなく、そこには、変化する睡眠時の姿勢に答える使用形態の発想が希薄であり、使用感の不備に到る原因と推察される。
つまり、上質な入眠や快眠を阻害している原因は主に枕であり、枕が変化する睡眠時の姿勢に対応出来ていないことであり、一般に言われている寝不足や寝相が悪い状態を招き、枕難民と言う言葉さえ使われている。
【0005】
まず、寝具内の身体は、快適な睡眠時の姿勢を探し維持することで快眠を無意識に模索し、身体の骨筋構造を調整しようと寝返りを繰り返し、健康な身体を維持している。
そもそも、寝具の中でも枕は、現在に到るまで数々の改良が成されてきたが、枕の構造の限界は、各個人の人体のサイズと枕の形状や材料などの嗜好が各個人ごとに異なることである。
つまり、睡眠時の姿勢は、各個人の癖に左右されて変化することであり、その変化する睡眠時の姿勢に対応して変化し変形する枕が求められている。
そこで、次の提案が成されている。
【0006】
この提案は、後頭部の重さにより充填部材から四方に異動することに注目し、枕の高さが使用者の使用勝手に良好でないとの問題が指摘されている。
そこで、使用者は、手を使って充填物を厚め異動させ高さを調整し内部に形成した規制部材が高さを保持し、さらに、枕上の頭の動きで充填物を自然調整させることで、適度の高さを調整することができる枕の構造が提案されている。(特許第7156609号報)
この提案は、睡眠中に使用者が手を使って内部の充填物を異動させ規制部材が高さを維持する手段の改良ある。
しかし、今日まで使用者は、睡眠中に枕内部の充填物を手探りで調整してきたものであり、枕の内部を区分し仕切る構造の改良の一つである。
また、頭の自重で枕内部の充填物を異動させる手法も従来からなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第7156609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
現在、睡眠に対する関心が高まり、睡眠障害と言われる新規の概念を定着させているほどに睡眠が抱える人体への影響が懸念され、社会問題として捉えられている。
そもそも、快適に体圧を分散し管理ができるマットレスがあり、寝具内の温度を保つ空調設備があり、寝返りしやすい快眠枕があり、心理的安心感を補う圧迫毛布があり、その他アロマオイルやアイマスクが使用され、使用者の要求に対応する多方面からの試みがなられ、数多く具材が提供されている。
しかし、睡眠に対する不満や障害は、年々増え続けている。
【0009】
そもそも、睡眠時の姿勢は、仰向け姿勢、横向き姿勢、うつ伏せ姿勢、折り曲げ横向き姿勢、肘枕姿勢、腕組み姿勢などに大別され、多種多様な姿勢と共に各人固有の姿勢を伴い、寝返りと共に睡眠の姿勢は常に変化している。
つまり、睡眠時の姿勢は、一定の固定された姿勢を維持してはおらず、各人固有の無意識での寝返りを繰り返すことで立位姿勢での疲労を回復させ骨格や筋肉系を調整しているのである。
また、睡眠時の姿勢や寝返りは、各個人固有の動作を示し、身体の健康を維持することに不可欠で自然な動作なのである。
また、睡眠時の身体姿勢は、立位姿勢の状態で上向き寝る姿勢が正常で快眠な睡眠時の姿勢である言われているが、首の部分である頸椎のS字カーブを維持するには重い頭部を若干持ち上げ支えることが求められる。
つまり、枕は、重い頭部を抱える人間固有の必要で重要な寝具なのである。
【0010】
一方、枕に対する不満は留まることを知らず、よく眠れない、肩が凝るなどの睡眠不足の原因を枕に求め、枕の高さと体型との関係から多種多様な枕の氾濫を招き枕難民と言う言葉さえ存在している。
つまり、枕の高さは、体格と頭と頸椎とが関係し、上向きや横向きでの使用者が求める適正な高さとが一致しないことであり、寝具と寝具の上に置かれる枕との関係もあり、枕が変ると寝付けないなどと表現されている。
そこで、生活習慣や個人の嗜好などに対する最適サイズの理想の枕の研究が人間工学も動員され科学的な改良は続き、各個人の体型に合致するオーダーメイドの枕や理想の構造を実現する枕などが市販されている。
しかし、枕の大小、高低に関して科学的な根拠はないのである。
問題は、枕に頭部や頸部や肩部を乗せた状態を支持する使用形態である。
つまり、上向きや横向きなどの変化する姿勢時において、頭部や頸部や肩部を乗せた状態を単に支持する使用形態であり、枕自体を自由に操る手段を持ち得ていないことである。
つまり、本発明の課題は、快眠できる枕の条件として、変化する睡眠時の姿勢のもと変化する頭部や頸部や肩部に対応して枕を変化させ変形させる手段を持つことである。
(【0011】以降は省略されています)

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