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公開番号2025181424
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024089396
出願日2024-05-31
発明の名称分散液
出願人上野製薬株式会社,大京化学株式会社
代理人個人,個人
主分類A01N 37/38 20060101AFI20251204BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本発明は、パラベンの水中での分散性に優れ、長時間分散状態を保つことが可能な、パラベンを含む分散液を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、成分(A) 式(1)
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025181424000008.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">22</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">70</com:WidthMeasure> </com:Image> で表される4-ヒドロキシ安息香酸ベンジルまたはその塩0.0001~70質量%、成分(B) 芳香族基を有する界面活性剤0.0001~10質量%、および水を含有し、成分(A)の平均粒子径は0.01~20μmである分散液に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
成分(A) 式(1)
TIFF
2025181424000006.tif
22
70
で表される4-ヒドロキシ安息香酸ベンジルまたはその塩0.0001~70質量%、
成分(B) 芳香族基を有する界面活性剤0.0001~10質量%、および

を含有し、
成分(A)の平均粒子径は0.01~20μmである、分散液。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
成分(B)はポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエチレントリベンジルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテルスルホコハク酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテルリン酸エステルおよびその塩、スチレン-無水マレイン酸コポリマー塩およびスチレン-無水マレイン酸コポリマーエステル塩からなる群から選択される1種以上である、請求項1に記載の分散液。
【請求項3】
60℃で24時間静置した後の成分(A)の90%粒子径は0.01~100μmである、請求項1に記載の分散液。
【請求項4】
成分(A) 式(1)
TIFF
2025181424000007.tif
22
70
で表される4-ヒドロキシ安息香酸ベンジルまたはその塩0.0001~70質量%、
成分(B) 芳香族基を有する界面活性剤0.0001~10質量%、および

を含む分散液の製造方法であって、
成分(A)、成分(B)および水を含む成分を混合し、混合液を得る工程、および
混合液を湿式粉砕する工程
を含み、
成分(A)の平均粒子径は0.01~20μmである、方法。
【請求項5】
請求項1~3に記載の分散液を被処理領域または被処理体に適用する方法であって、適用は混練、撒布、噴霧、塗布または含侵により行う、方法。
【請求項6】
請求項1~3に記載の分散液を含有する繊維製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、4-ヒドロキシ安息香酸ベンジルまたはその塩を含む分散液に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
パラベン(4-ヒドロキシ安息香酸エステルまたはパラオキシ安息香酸エステルとも呼ばれる)は抗菌・防腐効果に優れ、化粧品、医薬品、食品等の保存料として幅広く使用されている。また、ダニやナメクジなどの害虫に対する忌避効果についても報告されている(特許文献1)。
【0003】
パラベンを合成樹脂に練り込むことによって、その効能を樹脂自体に担持させる技術が開発されている。例えば、第四級アンモニウム塩から選ばれた少なくとも一つの薬剤と、パラオキシ安息香酸エステル類系化合物から選ばれた少なくとも一つの薬剤を含有することを特徴とする抗菌性樹脂組成物が提案されている(特許文献2)。
【0004】
一方、羽毛や綿等の天然の繊維や既成製品においては、パラベンを樹脂に練りこむことが困難であるため、これらの対象物にパラベンの効能を付与したい場合は、パラベンを水に分散させ、その分散液を塗布、散布、噴霧または浸漬する方法が考えられる。
【0005】
ただし、パラベンは水溶性が低いため、水に溶解または乳化させるには助剤が必要である。例えば、パラベンを水中で乳化させるためにデカグリセリンモノ脂肪酸エステルを添加する方法が提案されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-069934号公報
特開平10-237317号公報
特開2002-161005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献3に記載の方法は酸性条件を必要とするため、幅広い分野での使用には適さないものであった。
【0008】
本発明の目的は、パラベンの水中での分散性に優れ、長時間分散状態を保つことが可能な、パラベンを含む分散液を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、パラベン類の分散液について鋭意検討した結果、特定の平均粒子径の4-ヒドロキシ安息香酸ベンジル、芳香族基を有する界面活性剤および水を含有することで分散性に優れ、長時間分散状態を保つことが可能な分散液が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち本発明は、以下の好適な態様を包含する。
〔1〕成分(A) 式(1)
JPEG
2025181424000001.jpg
22
70
で表される4-ヒドロキシ安息香酸ベンジルまたはその塩0.0001~70質量%、
成分(B) 芳香族基を有する界面活性剤0.0001~10質量%
および水
を含有し、
成分(A)の平均粒子径は0.01~20μmである、分散液。
〔2〕成分(B)はポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエチレントリベンジルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテルスルホコハク酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテルリン酸エステルおよびその塩、スチレン-無水マレイン酸コポリマー塩およびスチレン-無水マレイン酸コポリマーエステル塩からなる群から選択される1種以上である、〔1〕に記載の分散液。
〔3〕60℃で24時間静置した後の(A)の90%粒子径は0.01~100μmである、〔1〕または〔2〕に記載の分散液。
〔4〕成分(A) 式(1)
JPEG
2025181424000002.jpg
22
70
で表される4-ヒドロキシ安息香酸ベンジルまたはその塩0.0001~70質量%、
成分(B) 芳香族基を有する界面活性剤0.0001~10質量%、および

を含む分散液の製造方法であって、
成分(A)、成分(B)および水を含む成分を混合し、混合液を得る工程、および
混合液を湿式粉砕する工程
を含み、
成分(A)の平均粒子径は0.01~20μmである、方法。
〔5〕60℃で24時間静置した後の(A)の90%粒子径が0.01~100μmである、〔4〕に記載の分散液の製造方法。
〔6〕〔1〕~〔3〕に記載の分散液を被処理領域または被処理体に適用する方法であって、適用は混練、撒布、噴霧、塗布または含侵により行う、方法。
〔7〕〔1〕~〔3〕に記載の分散液を含有する繊維製品。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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