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公開番号2025178391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2025162835,2022560762
出願日2025-09-30,2021-11-01
発明の名称画像データ伝送装置及び画像解析装置
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20251128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】運転支援にとって有効な情報を、通信容量を有効に利用して送受信可能な画像データ伝送装置及び画像解析装置を提供する。
【解決手段】画像データ伝送装置は、物体の像を含む画像のデータと、画像を撮像した撮像センサから物体までの距離とに基づいて、画像のデータから物体について判定可能な属性を決定する決定部と、属性を含む属性情報を画像のデータに付加して送信先に送信する送信部とを含む。
【選択図】図10

特許請求の範囲【請求項1】
物体の像を含む画像のデータと、前記画像を撮像した撮像センサから前記物体までの距離とに基づいて、前記画像のデータから前記物体について判定可能な属性を決定する決定部と、
前記属性を含む属性情報を前記画像のデータに付加して送信先に送信する送信部とを含む、画像データ伝送装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記決定部は、前記画像の解像度と、前記距離とに基づいて、前記属性を決定する属性決定部を含む、請求項1に記載の画像データ伝送装置。
【請求項3】
前記属性決定部は、
前記画像の解像度と前記距離との組み合わせにより判定可能な属性を決定するための、あらかじめ準備された検出属性出力テーブルを記憶する検出属性出力テーブル記憶部と、
前記画像の解像度と、前記距離とに基づいて、前記検出属性出力テーブルを参照することにより、前記属性を決定するテーブル参照部とを含む、請求項2に記載の画像データ伝送装置。
【請求項4】
前記検出属性出力テーブルは、解像度と距離との組み合わせにより判定可能な最も詳細な属性を記憶する、請求項3に記載の画像データ伝送装置。
【請求項5】
画像のデータと、当該画像に付加された、前記画像に関する属性情報とを受信する受信部と、
前記属性情報に基づいて、前記画像を解析する解析部とを含む、画像解析装置。
【請求項6】
前記解析部は、前記属性情報に基づいて、前記画像を解析するか否かを決定する、請求項5に記載の画像解析装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、画像データ伝送装置及び画像解析装置に関する。この出願は2020年11月04日出願の日本出願第2020-184132号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車及び自動二輪車など(以下、車両という)の運転に関して運転者を支援する種々のシステムが提案されている。そのようなシステムは、道路及びその周辺に設置された種々のセンサ機器を備えた路側装置を含む。センサ機器は、例えばカメラ、レーダなどである。サーバコンピュータ(以下、「サーバ」という。)がこれら路側装置からセンサの情報を収集し、収集した情報を解析して交通に関する情報を生成する。交通に関する情報とは、例えば事故、渋滞などに関する情報である。サーバはこの情報を動的な運転支援情報として車両に提供する。
【0003】
路側装置に装備されたセンサ機器に限らず、車両に搭載されているセンサ機器からの情報をサーバが収集し、運転支援に利用することも提案されている。例えば、3GPP(登録商標:Third Generation Partnership Project)と呼ばれる標準化プロジェクトがある。このプロジェクトは、第3世代移動通信システム及びそれに続く世代の移動通信システムの規格化を推進するためのものである。3GPPは、セルラーV2Xという規格を提案している。Vは車両(Vehicle)を意味し、Xは車両を含むそれ以外の様々なもの(Everything)を意味している。すなわち、V2Xは、V2N(Vehicle-to-cellular-Network)、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-roadside-Infrastracture)、V2P(Vehicle-to-Pedestrian)などを包含する。この規格は、車両とその他との通信を、4G(第4世代移動通信システム)及び5G(第5世代移動通信システム)などの高速かつ低レイテンシの無線通信により行うことを前提とする。
【0004】
車両はエンジン、トランスミッション、エアバッグ、ブレーキ、ステアリングなど、基本的には機械的要素の有機的集合である。これらは伝統的に運転者の操作を反映するよう、機械的な仕組みにより制御されていた。しかし、近年では車両の電子化が進み、車両には各部を電子的に制御する種々のECU(Electric Control Unit)が搭載されている。これらECUには、例えば、エンジン制御ECU、ストップスタート制御ECU、トランスミッション制御ECU、エアバッグ制御ECU、パワーステアリング制御ECU、ハイブリッド制御ECUなどがある。これらの中でも特に注目され、多くの企業が開発を競っているのが自動運転用ECUである。また遠隔監視の技術にも最近は注目が集まっている。
【0005】
自動運転用ECUは、その名のとおり、車両の運転を自動的に行うことを目的としたものである。人間の場合には、五感を通じて車両の周囲の情報を収集してどのように車両を制御するかを判断する。しかし車両自体にはそのような情報収集の仕組みはない。そこで近年の車両は、情報の収集のために複数のセンサを備える。それらセンサはカメラ、ライダ、ミリ波レーダなどを含む。しかし車両の場合には、それらセンサから収集された情報に基づいて自動運転のための判断を適切に行うことは容易ではない。
【0006】
車両の走行速度はかなり大きく(速く)なる可能性がある。そのため、車載センサから収集した情報を高速に処理しなければ適切な自動運転を行うことは難しい。その処理を車両が行うためには、車両にそのためのコンピュータを装備する必要がある。しかし、高性能なコンピュータの場合、広い搭載スペース、並びに高い消費電力、コスト及び発熱量という問題がある。そのため、少なくとも一般用途のための車両に搭載することは難しい。したがって、現在では以下のような方法が採用されている。この方法では、車両には比較的性能が低いコンピュータを搭載される。このコンピュータが車載センサから得た情報を、路側装置と同様にサーバに送信する。サーバがその情報を高速に処理して運転支援情報を生成し車両に配信する。これは遠隔監視の場合も同様である。
【0007】
しかし、今後、自動運転を採用した車両が増加したり、車載センサが高性能化したりすると、車両からサーバに送信されるデータ量が大きくなることが予測される。特にカメラの場合、高解像度のカラー画像を取得可能なものが安価になっている。そのため、今後はカメラがより多くの車両により多く搭載されることが予測される。その結果、仮に高速無線通信技術がさらに発達しさらに広く普及して無線通信回線が高速かつ大容量化したとしても、通信トラフィックがそれを上回って増大し、通信容量が逼迫する可能性がある。
【0008】
こうした問題を解決するための提案が下記特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたシステムは車両と緊急通報センターとの間の通信に関する。車両に登載されたカメラで撮像した車両内外の撮像画像を車両が緊急通報センターに送信する際に、車両が通信状態(例えば、通信容量)を調べ、通信状態に応じて、送信される画像データの種類(例えば、動画又は静止画)/解像度(例えば、低/高)/フレームレート(例えば、低/中/高)を変更する。通信状態に応じて送信内容及びフレームレートを変更するため、通信速度などの通信状態が変動する場合でも通信容量を最大限に活用して、送信情報の所望の内容を外部に的確に伝達できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2008-263580号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
この開示に係る画像データ伝送装置は、物体の像を含む画像のデータと、前記画像を撮像した撮像センサから前記物体までの距離とに基づいて、前記画像のデータから前記物体について判定可能な属性を決定する決定部と、前記属性を含む属性情報を前記画像のデータに付加して送信先に送信する送信部とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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