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公開番号2025177927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024085089
出願日2024-05-24
発明の名称スイッチ付き同軸コネクタおよびそれを備える同軸コネクタセット
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H01R 24/46 20110101AFI20251128BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】低背化を実現しやすいスイッチ付き同軸コネクタおよびそれを備える同軸コネクタセットを提供すること。
【解決手段】導電性を有する第1内部端子および第2内部端子と、電気絶縁性を有する保持部材と、保持部材を覆うとともに導電性を有する外部端子と、を備える、スイッチ付き同軸コネクタは、第2内部端子は、プローブによって第1方向に押される接点部と、第1方向に交差する方向に延びて第1内部端子に当接するアーム部と、接点部とアーム部とを接続する接続部と、を有し、保持部材は、アーム部に対して第1方向に対向してアーム部を支持する支持面を有し、支持面は、接点部による第1方向への移動に伴うアーム部による第1方向への移動を規制し、アーム部を第1方向に交差する第2方向へ移動させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
導電性を有する第１内部端子および第２内部端子と、電気絶縁性を有する保持部材と、前記保持部材を覆うとともに導電性を有する外部端子と、を備える、スイッチ付き同軸コネクタであって、
前記第２内部端子は、プローブによって第１方向に押される接点部と、前記第１方向に交差する方向に延びて前記第１内部端子に当接するアーム部と、前記接点部と前記アーム部とを接続する接続部と、を有し、
前記保持部材は、前記アーム部に対して前記第１方向に対向して前記アーム部を支持する支持面を有し、
前記支持面は、前記接点部による前記第１方向への移動に伴う前記アーム部による前記第１方向への移動を規制し、前記アーム部を前記第１方向に交差する第２方向へ移動させる、スイッチ付き同軸コネクタ。
続きを表示（約 770 文字）【請求項２】
前記アーム部は、自由片である、請求項１に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
【請求項３】
前記第１方向とは逆向きの高さ方向において、前記接点部は、前記アーム部よりも高い位置にある、請求項１に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
【請求項４】
前記第１方向から見て、前記アーム部は、前記接続部から滑らかに湾曲して延びる、請求項１に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
【請求項５】
前記アーム部は、内側の縁部が外側の縁部よりも高い皿ばね形状を有する、請求項４に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
【請求項６】
前記アーム部は、前記第１内部端子に対して、前記第２方向とは逆向きの第３方向に接触する、請求項１に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
【請求項７】
前記アーム部は、前記接続部に接続される基端部と、前記第１内部端子に接触する先端部と、前記基端部と前記先端部の間に延びる延在部と、を有する、請求項１に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
【請求項８】
前記基端部の幅は、前記延在部の幅よりも長い、請求項７に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
【請求項９】
前記アーム部は、前記接続部からそれぞれ延びる第１アーム部および第２アーム部を有し、
前記第１内部端子は、前記第１アーム部に接触する第１片と、前記第２アーム部に接触する第２片とを有する、請求項１に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
【請求項１０】
前記支持面は、前記第１方向に凹んだ凹部を有し、
前記アーム部は、前記凹部の上を前記第２方向に移動する、請求項９に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、スイッチ付き同軸コネクタおよびそれを備える同軸コネクタセットに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１は、第１内部端子および第２内部端子と、保持部材と、外部端子と、を備えるスイッチ付き同軸コネクタを開示する。特許文献１のスイッチ付き同軸コネクタでは、第２内部端子が同軸プラグの挿入方向に押圧されることで第２内部端子の全体が挿入方向に移動して、第１内部端子との接触を解除可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－７６３６０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１のスイッチ付き同軸コネクタでは、第２内部端子が移動するスペースを確保するために、コネクタ全体として挿入方向の長さをある程度長くする必要があり、スイッチ付き同軸コネクタを低背化するという観点で改善の余地があるといえる。
【０００５】
そこで、本開示の課題は、低背化を実現することができるスイッチ付き同軸コネクタおよびそれを備える同軸コネクタセットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため、本開示の一態様に係るスイッチ付き同軸コネクタは、導電性を有する第１内部端子および第２内部端子と、電気絶縁性を有する保持部材と、前記保持部材を覆うとともに導電性を有する外部端子と、を備える、スイッチ付き同軸コネクタであって、前記第２内部端子は、プローブによって第１方向に押される接点部と、前記第１方向に交差する方向に延びて前記第１内部端子に当接するアーム部と、前記接点部と前記アーム部とを接続する接続部と、を有し、前記保持部材は、前記アーム部に対して前記第１方向に対向して前記アーム部を支持する支持面を有し、前記支持面は、前記接点部による前記第１方向への移動に伴う前記アーム部による前記第１方向への移動を規制し、前記アーム部を前記第１方向に交差する第２方向へ移動させる。
【０００７】
本開示の一態様に係る同軸コネクタセットは、前記スイッチ付き同軸コネクタと、前記スイッチ付き同軸コネクタの前記第２内部端子の前記接点部を前記第１方向に押圧するプローブを有する相手方コネクタと、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、低背化を実現することができるスイッチ付き同軸コネクタおよびそれを備える同軸コネクタセットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
一実施形態に係るスイッチ付き同軸コネクタの斜視図
一実施形態に係るスイッチ付き同軸コネクタの斜視図
一実施形態に係るスイッチ付き同軸コネクタの平面図
一実施形態に係るスイッチ付き同軸コネクタの正面図
一実施形態に係るスイッチ付き同軸コネクタの分解斜視図
一実施形態に係る第１内部端子、第２内部端子および保持部材を示す斜視図
一実施形態に係る第１内部端子、第２内部端子および保持部材を示す分解斜視図
一実施形態に係る第２内部端子の平面図
一実施形態に係る第２内部端子の斜視図
一実施形態に係る第２内部端子の側面図
一実施形態に係るスイッチ付き同軸コネクタを用いて検査工程を実行する際の使用状態を示す斜視図
一実施形態に係るスイッチ付き同軸コネクタを用いて検査工程を実行する際の使用状態を示す平面図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
（実施形態の概要）
本開示の第１態様によれば、導電性を有する第１内部端子および第２内部端子と、電気絶縁性を有する保持部材と、前記保持部材を覆うとともに導電性を有する外部端子と、を備える、スイッチ付き同軸コネクタであって、前記第２内部端子は、プローブによって第１方向に押される接点部と、前記第１方向に交差する方向に延びて前記第１内部端子に当接するアーム部と、前記接点部と前記アーム部とを接続する接続部と、を有し、前記保持部材は、前記アーム部に対して前記第１方向に対向して前記アーム部を支持する支持面を有し、前記支持面は、前記接点部による前記第１方向への移動に伴う前記アーム部による前記第１方向への移動を規制し、前記アーム部を前記第１方向に交差する第２方向へ移動させる、スイッチ付き同軸コネクタを提供する。
（【００１１】以降は省略されています）

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