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公開番号
2025177672
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084713
出願日
2024-05-24
発明の名称
太陽光発電システム及び制御装置
出願人
富士電機株式会社
,
株式会社ガリレオ
代理人
個人
主分類
A01G
7/00 20060101AFI20251128BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】農作物の生育障害及び供給電力量の変動を抑制する太陽光発電システム及び制御装置を提供する。
【解決手段】需要家側の負荷に接続されるとともに、農地の上方に配置される第1太陽光パネルと、前記第1太陽光パネルが前記農地を遮光するように、前記第1太陽光パネルを稼働させる稼働機構と、を備える第1太陽光発電装置と、前記第1太陽光パネルと前記負荷との間に配置される第1電力変換装置と、前記第1電力変換装置に接続される蓄電装置と、前記第1太陽光パネルで発電された第1発電量を計測する第1計測部と、前記農地の温度を計測する第2計測部と、前記第1発電量を含む総発電量に基づき、前記第1太陽光パネルで発電された少なくとも一部の電力を前記蓄電装置に供給するよう、前記第1電力変換装置を制御するとともに、前記第2計測部で計測された前記農地の温度に基づき、前記稼働機構の動作を制御する制御部と、を備える、太陽光発電システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
需要家側の負荷に接続されるとともに、農地の上方に配置される第1太陽光パネルと、前記第1太陽光パネルが前記農地を遮光するように、前記第1太陽光パネルを稼働させる稼働機構と、を備える第1太陽光発電装置と、
前記第1太陽光パネルと前記負荷との間に配置される第1電力変換装置と、
前記第1電力変換装置に接続される蓄電装置と、
前記第1太陽光パネルで発電された第1発電量を計測する第1計測部と、
前記農地の温度を計測する第2計測部と、
前記第1発電量を含む総発電量に基づき、前記第1太陽光パネルで発電された少なくとも一部の電力を前記蓄電装置に供給するよう、前記第1電力変換装置を制御するとともに、前記第2計測部で計測された前記農地の温度に基づき、前記稼働機構の動作を制御する制御部と、
を備える、太陽光発電システム。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記総発電量に基づき、前記蓄電装置に蓄電された電力を、前記負荷へ放電するよう、前記第1電力変換装置を制御する、
請求項1に記載の太陽光発電システム。
【請求項3】
前記制御部は、
前記総発電量を算出する総発電量算出手段と、
前記総発電量と第1閾値との比較結果に基づき、前記蓄電装置の充電モードと放電モードとを切り替えるよう、前記第1電力変換装置を制御する充放電制御手段と、
を備え、
前記充放電制御手段は、
前記総発電量が、第1閾値以上である場合、前記蓄電装置を前記充電モードで動作させるとともに、前記第1発電量のうちの前記蓄電装置に充電する充電量の割合である充電比率を調整するよう、前記第1電力変換装置を制御し、
前記総発電量が、前記第1閾値を下回る場合、前記蓄電装置を前記放電モードで動作させるよう、前記第1電力変換装置を制御する、
請求項1又は請求項2に記載の太陽光発電システム。
【請求項4】
前記負荷に接続される第2太陽光パネルを備える第2太陽光発電装置と、
前記第2太陽光パネルで発電された第2発電量を計測する第3計測部と、
をさらに備え、
前記総発電量算出手段は、前記第1発電量と前記第2発電量とを含む前記総発電量を算出する、
請求項3に記載の太陽光発電システム。
【請求項5】
前記農地は、水田又は畑であり、
前記制御部は、
前記水田で生育される稲の出穂時点又は前記畑で生育される農作物の開花時点である出穂等時点を示す出穂等情報に基づき、前記出穂等時点から現在時点までの間の第1期間を算出するとともに、前記第2計測部で計測された前記農地の温度に基づき、前記第1期間における前記農地の平均気温を算出する平均気温算出手段と、
算出された前記平均気温と、第2閾値との比較結果に基づき、前記稼働機構の動作を制御する稼働機構制御手段と、
を備え、
前記稼働機構制御手段は、
前記平均気温が、第2閾値を下回る場合、前記稼働機構を、遮光率調整モードのうちの弱遮光モードで動作させ、
前記平均気温が、前記第2閾値より大きな第3閾値を上回る場合、前記稼働機構を、前記遮光率調整モードのうちの強遮光モードで動作させ、
前記平均気温が、前記第2閾値以上前記第3閾値以下である場合、前記稼働機構を、太陽追尾モードで動作させる、
請求項1又は請求項2に記載の太陽光発電システム。
【請求項6】
前記稼働機構制御手段は、
前記平均気温が、前記第2閾値以上前記第3閾値以下であり、かつ、前記出穂等時点より後の時点から現在時点までの間の第2期間における前記農地の最高気温が、第4閾値以上である場合、前記稼働機構を、前記遮光率調整モードのうちの強遮光モードで動作させるか、又は、
前記平均気温が、前記第2閾値以上前記第3閾値以下であり、かつ、前記第2期間における前記農地の最低気温が、前記第4閾値より小さな第5閾値以下である場合、前記稼働機構を、前記遮光率調整モードのうちの弱遮光モードで動作させる、
請求項5に記載の太陽光発電システム。
【請求項7】
前記農地を冷却する冷却機構と、
前記蓄電装置と前記冷却機構との間に配置され、前記蓄電装置と前記冷却機構とを接続する第2電力変換装置と、
をさらに備え、
前記制御部は、現在時点が夜間であり、かつ、現在時点における前記農地の温度が、第6閾値以上である場合、前記蓄電装置から放電された電力を前記冷却機構に供給するよう、前記第2電力変換装置を制御する、
請求項1又は請求項2に記載の太陽光発電システム。
【請求項8】
農地の上方に配置される第1太陽光パネルと需要家側の負荷との間に配置され、かつ、蓄電装置に接続される第1電力変換装置、及び前記第1太陽光パネルが前記農地を遮光するように、前記第1太陽光パネルを稼働させる稼働機構を、少なくとも制御する制御装置であって、
前記制御装置は、
前記第1太陽光パネルが発電した第1発電量を含む総発電量に基づき、前記第1太陽光パネルで発電された少なくとも一部の電力を蓄電装置に供給するよう、前記第1電力変換装置を制御し、
前記農地の温度に基づき、前記稼働機構を制御する、
制御装置。
【請求項9】
前記総発電量に基づき、前記蓄電装置に蓄電された電力を、前記負荷へ放電するよう、前記第1電力変換装置を制御する、
請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
前記総発電量を算出する総発電量算出手段と、
前記総発電量と第1閾値との比較結果に基づき、前記蓄電装置の充電モードと放電モードとを切り替えるよう、前記第1電力変換装置を制御する充放電制御手段と、
を備え、
前記充放電制御手段は、
前記総発電量が、第1閾値以上である場合、前記蓄電装置を前記充電モードで動作させるとともに、前記第1発電量のうちの前記蓄電装置に充電する充電量の割合である充電比率を調整するよう、前記第1電力変換装置を制御し、
前記総発電量が、前記第1閾値を下回る場合、前記蓄電装置を前記放電モードで動作させるよう、前記第1電力変換装置を制御する、
請求項8又は請求項9に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、太陽光発電システム及び制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
農地で生育される農作物への日照量の調整手段としても利用される太陽光パネルを備えた太陽光発電システムが提供されている。特許文献1に、農地の気温から農地で栽培される農作物に高温障害が生じると判定し、かつ夜間でないと判定したときに、農地に形成される影の面積を大きくするように、農地の上方に設置された太陽光パネルを稼働する、太陽光発電システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/073779号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
太陽光発電システムにおける発電量は、天候等の気象条件によって変動する。そのため、太陽光発電システムにおける発電量の変動に応じて、太陽光発電システムから供給される供給電力量が変動する可能性がある。農地に設けられる太陽光発電システムに関しても、供給電力量の変動を抑制することが求められる。
【0005】
本開示は、農作物の生育障害及び供給電力量の変動を抑制する太陽光発電システム及び制御装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様では、需要家側の負荷に接続されるとともに、農地の上方に配置される第1太陽光パネルと、前記第1太陽光パネルが前記農地を遮光するように、前記第1太陽光パネルを稼働させる稼働機構と、を備える第1太陽光発電装置と、前記第1太陽光パネルと前記負荷との間に配置される第1電力変換装置と、前記第1電力変換装置に接続される蓄電装置と、前記第1太陽光パネルで発電された第1発電量を計測する第1計測部と、前記農地の温度を計測する第2計測部と、前記第1発電量を含む総発電量に基づき、前記第1太陽光パネルで発電された少なくとも一部の電力を前記蓄電装置に供給するよう、前記第1電力変換装置を制御するとともに、前記第2計測部で計測された前記農地の温度に基づき、前記稼働機構の動作を制御する制御部と、を備える。
【0007】
第2態様では、農地の上方に配置される第1太陽光パネルと需要家側の負荷との間に配置され、かつ、蓄電装置に接続される第1電力変換装置、及び前記第1太陽光パネルが前記農地を遮光するように、前記第1太陽光パネルを稼働させる稼働機構を、少なくとも制御する制御装置であって、前記制御装置は、前記第1太陽光パネルが発電した第1発電量を含む総発電量に基づき、前記第1太陽光パネルで発電された少なくとも一部の電力を蓄電装置に供給するよう、前記第1電力変換装置を制御し、前記農地の温度に基づき、前記稼働機構を制御する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の技術によれば、農作物の生育障害及び供給電力量の変動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る太陽光発電システムの全体構成の一例を示す模式図なシステム構成図である。
実施形態に係る太陽光発電システムの第1太陽光発電装置の構成例を示す模式的な斜視図である。
実施形態に係る太陽光発電システムの制御部の構成例を示すブロック図である。
実施形態に係る太陽光発電システムにおける蓄電装置の充放電動作を制御する際の動作の一例を示すフローチャートである。
実施形態に係る太陽光発電システムにおける稼働機構を制御する際の動作の一例を示すフローチャートである。
実施形態に係る太陽光発電システムにおける冷却機構を制御する際の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して実施形態に係る太陽光発電システム1について説明する。なお、「接続」とは、物理的な接続に限られず、電気的な接続の意味を含んでよい。例えば、物体Aが物体Bに接続されるとは、物体Aが物体Bに導電的に(例えば、同電位に)接続される場合に限られず、物体Aが物体Cを介して物体Bに導電的に接続される場合を含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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