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公開番号
2025177589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084565
出願日
2024-05-24
発明の名称
ハイブリッド車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60W
20/13 20160101AFI20251128BHJP(車両一般)
要約
【課題】バッテリのリチウム析出防止とドライバに違和感を与えることを抑制することとを両立させる技術を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両の制御装置は、ブレーキレンジであって要求パワーが0以下である場合、減速による発電パワー総量のうち、エンジン吹き上げ用の基準電力を算出し、バッテリのリチウム析出防止用の電力を算出し、基準電力がリチウム析出防止用の電力を下回る場合には、発電パワー総量のうち基準電力以上の吹き上げパワーを消費するようにモータでエンジンの回転数を制御しつつ充電パワーをバッテリに充電し、基準電力がリチウム析出防止用の電力を超過した場合には、吹き上げパワーを消費するようにモータでエンジンの回転数を制御し、充電パワーからリチウム析出防止用の電力を超過したパワーを除くパワーをバッテリに充電し、超過したパワーを減速度トルクに変換し、変換された減速度トルクを油圧ブレーキによって発生させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジン及びモータの一方又は双方の駆動力により走行可能であるとともに車両の運動エネルギーを電気エネルギーに変換してリチウムイオンバッテリに充電可能なハイブリッド車両を制御するハイブリッド車両の制御装置であって、
ドライブレンジと、前記ドライブレンジよりも減速力を強く作用させるブレーキレンジとを検出するシフトレンジセンサと、
アクセルペダルの操作量を検出するアクセルペダルセンサと、
前記シフトレンジセンサ及び前記アクセルペダルセンサに接続された制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記シフトレンジセンサによって検出されたレンジが前記ブレーキレンジであって、前記アクセルペダルセンサによって検出された操作量に応じた要求パワーが0以下である場合、
減速による発電パワー総量のうち、前記エンジンを吹き上げることによって消費させるパワーを規定する基準電力を算出し、
前記リチウムイオンバッテリのリチウム析出防止用の電力を算出し、
前記基準電力が前記リチウム析出防止用の電力を下回る場合には、前記発電パワー総量のうち前記基準電力以上の吹き上げパワーを消費するように前記モータで前記エンジンの回転数を制御し、前記発電パワー総量から前記吹き上げパワーを除く充電パワーを前記リチウムイオンバッテリに充電し、
前記基準電力が前記リチウム析出防止用の電力を超過した場合には、前記発電パワー総量のうち前記基準電力以上の吹き上げパワーを消費するように前記モータで前記エンジンの回転数を制御し、前記充電パワーから前記リチウム析出防止用の電力を超過したパワーを除くパワーを前記リチウムイオンバッテリに充電し、超過したパワーを減速度トルクに変換し、変換された前記減速度トルクを油圧ブレーキによって発生させる、
ハイブリッド車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ハイブリッド車両を開示する。この車両は、シフトレンジがブレーキレンジであってアクセルオフ時には、回生駆動と、燃料噴射を停止した状態のエンジンをモータによってモータリングすることと、によってバッテリの入力制限の範囲内でバッテリを充電しながら車両に制動力を作用させる。このとき、電池温度が閾値未満のときに閾値以上のときよりも、要求充放電電力を大きく(充電側の値として小さく)し、目標充放電電力、目標モータリングパワー、エンジンの目標回転数が大きくなるようにする。これにより、ハイブリッド車両は、ドライバに違和感を与えることを抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-047820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載のハイブリッド車両は、電池温度に関する条件とは異なる条件でバッテリの入力制限が変化する場合には、ドライバの意図したエンジン回転数の挙動とはならずにドライバに違和感を与えるおそれがある。本開示は、バッテリのリチウム析出防止と、ドライバに違和感を与えることを抑制することとを両立させる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一形態に係るハイブリッド車両の制御装置は、エンジン及びモータの一方又は双方の駆動力により走行可能であるとともに車両の運動エネルギーを電気エネルギーに変換してリチウムイオンバッテリに充電可能なハイブリッド車両を制御するハイブリッド車両の制御装置であって、ドライブレンジと、ドライブレンジよりも減速力を強く作用させるブレーキレンジとを検出するシフトレンジセンサと、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルペダルセンサと、シフトレンジセンサ及びアクセルペダルセンサに接続された制御部と、を備え、制御部は、シフトレンジセンサによって検出されたレンジがブレーキレンジであって、アクセルペダルセンサによって検出された操作量に応じた要求パワーが0以下である場合、減速による発電パワー総量のうち、エンジンを吹き上げることによって消費させるパワーを規定する基準電力を算出し、リチウムイオンバッテリのリチウム析出防止用の電力を算出し、基準電力がリチウム析出防止用の電力を下回る場合には、発電パワー総量のうち基準電力以上の吹き上げパワーを消費するようにモータでエンジンの回転数を制御し、発電パワー総量から吹き上げパワーを除く充電パワーをリチウムイオンバッテリに充電し、基準電力がリチウム析出防止用の電力を超過した場合には、発電パワー総量のうち基準電力以上の吹き上げパワーを消費するようにモータでエンジンの回転数を制御し、充電パワーからリチウム析出防止用の電力を超過したパワーを除くパワーをリチウムイオンバッテリに充電し、超過したパワーを減速度トルクに変換し、変換された減速度トルクを油圧ブレーキによって発生させる。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、バッテリのリチウム析出防止と、ドライバに違和感を与えることを抑制することとを両立させる技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る制御装置が備わるハイブリッド車両の構成の一例を示すブロック図である。
図2は、制御装置の動作を示すフローチャートである。
図3は、制御装置の動作を説明するタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0009】
[車両の構成]
図1は、一実施形態に係る制御装置が備わるハイブリッド車両の構成の一例を示すブロック図である。図1に示されるように、制御装置1は、一例としてハイブリッド車両2に搭載される。ハイブリッド車両2は、ドライバによって運転される車両であってもよいし、自動運転車両であってもよい。
【0010】
ハイブリッド車両2は、アクセルペダルセンサ11、シフトレンジセンサ12、制御部13、エンジン14、モータ15、バッテリ16(リチウムイオンバッテリの一例)、及び油圧ブレーキシステム17を備える。制御装置1は、アクセルペダルセンサ11、シフトレンジセンサ12、及び、制御部13を備えて構成される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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