TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025174052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024080064
出願日
2024-05-16
発明の名称
ビールテイスト飲料、ビールテイスト飲料の製造方法、及び、ビールテイスト飲料の香味向上方法
出願人
サッポロビール株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
C12C
5/02 20060101AFI20251120BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】爽やかな苦味が増強されたビールテイスト飲料、ビールテイスト飲料の製造方法、及び、ビールテイスト飲料の香味向上方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係るビールテイスト飲料は、苦味価が5.0以上であり、酢酸フェネチルの含有量が0.5ppm以上である。本発明に係るビールテイスト飲料の製造方法は、苦味価を5.0以上とし、酢酸フェネチルの含有量を0.5ppm以上とする工程を含む。本発明に係るビールテイスト飲料の香味向上方法は、ビールテイスト飲料の苦味価を5.0以上とし、酢酸フェネチルの含有量を0.5ppm以上とする工程を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
苦味価が5.0以上であり、
酢酸フェネチルの含有量が0.5ppm以上であるビールテイスト飲料。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
アルコール度数が1.0v/v%未満である請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項3】
前記酢酸フェネチルの含有量が1.5ppm以上である請求項1又は請求項2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項4】
ゲラニオールを含有し、
前記酢酸フェネチルの含有量をXppmとし、前記ゲラニオールの含有量をYppbとした場合にX/Yが1.5以上である請求項1又は請求項2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項5】
発酵飲料である請求項1又は請求項2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項6】
苦味価を5.0以上とし、酢酸フェネチルの含有量を0.5ppm以上とする工程を含むビールテイスト飲料の製造方法。
【請求項7】
アルコール度数を1.0v/v%未満とする請求項6に記載のビールテイスト飲料の製造方法。
【請求項8】
酢酸フェネチル産出能が高い酵母を用いる請求項6又は請求項7に記載のビールテイスト飲料の製造方法。
【請求項9】
ビールテイスト飲料の爽やかな苦味を増強する香味向上方法であって、
前記ビールテイスト飲料の苦味価を5.0以上とし、酢酸フェネチルの含有量を0.5ppm以上とする工程を含むビールテイスト飲料の香味向上方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビールテイスト飲料、ビールテイスト飲料の製造方法、及び、ビールテイスト飲料の香味向上方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
消費者の多様な嗜好に応えるべく、多くの種類のビールテイスト飲料やその製造方法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、真正エキス値が2.30質量%以下であり、ピログルタミン酸の含有量が15mg/L以上であり、リナロールの含有量が5~100質量ppbであるビールテイスト飲料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2024-027120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に係る発明は、飲みやすさを担保しつつも飲みごたえを有するビールテイスト飲料を提供することを目的とし、真正エキス値、ピログルタミン酸の含有量、リナロールの含有量を特定している。
【0006】
一方、本発明者は、ビールテイスト飲料の香味の特徴である「苦味」に着目し、この苦味を改質してレモンやグレープフルーツといった柑橘様の「爽やかな苦味」とすることができれば(言い換えると、爽やかな苦味を増強できれば)、より香味に特徴のある飲料を消費者に提供できるのではないかと考えた。
【0007】
そこで、本発明は、爽やかな苦味が増強されたビールテイスト飲料、ビールテイスト飲料の製造方法、及び、ビールテイスト飲料の香味向上方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題は、以下の手段により解決することができる。
(1)苦味価が5.0以上であり、酢酸フェネチルの含有量が0.5ppm以上であるビールテイスト飲料。
(2)アルコール度数が1.0v/v%未満である前記1に記載のビールテイスト飲料。
(3)前記酢酸フェネチルの含有量が1.5ppm以上である前記1又は前記2に記載のビールテイスト飲料。
(4)ゲラニオールを含有し、前記酢酸フェネチルの含有量をXppmとし、前記ゲラニオールの含有量をYppbとした場合にX/Yが1.5以上である前記1から前記3のいずれか1つに記載のビールテイスト飲料。
(5)発酵飲料である前記1から前記4のいずれか1つに記載のビールテイスト飲料。
(6)苦味価を5.0以上とし、酢酸フェネチルの含有量を0.5ppm以上とする工程を含むビールテイスト飲料の製造方法。
(7)アルコール度数を1.0v/v%未満とする前記6に記載のビールテイスト飲料の製造方法。
(8)酢酸フェネチル産出能が高い酵母を用いる前記6又は前記7に記載のビールテイスト飲料の製造方法。
(9)ビールテイスト飲料の爽やかな苦味を増強する香味向上方法であって、前記ビールテイスト飲料の苦味価を5.0以上とし、酢酸フェネチルの含有量を0.5ppm以上とする工程を含むビールテイスト飲料の香味向上方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るビールテイスト飲料は、爽やかな苦味が増強している。
本発明に係るビールテイスト飲料の製造方法は、爽やかな苦味が増強したビールテイスト飲料を製造することができる。
本発明に係るビールテイスト飲料の香味向上方法は、ビールテイスト飲料の爽やかな苦味を増強させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係るビールテイスト飲料、ビールテイスト飲料の製造方法、及び、ビールテイスト飲料の香味向上方法を実施するための形態(本実施形態)について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
抗遺伝子劣化装置
3か月前
個人
細胞内探査とその利用
3か月前
三洋化成工業株式会社
細胞培養用担体
4日前
雪国アグリ株式会社
単糖類の製造方法
1か月前
日本バイリーン株式会社
細胞用支持基材
5か月前
個人
細胞培養容器
4か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
3か月前
テルモ株式会社
吐出デバイス
2か月前
日油株式会社
蛋白質安定化剤
4か月前
株式会社タクマ
バイオマス処理装置
3か月前
株式会社タクマ
バイオマス処理装置
3か月前
東洋紡株式会社
改変型RNAポリメラーゼ
4か月前
東ソー株式会社
pH応答性マイクロキャリア
2か月前
宝酒造株式会社
アルコール飲料
2か月前
島根県
油吸着材とその製造方法
1か月前
テルモ株式会社
容器蓋デバイス
2か月前
大陽日酸株式会社
培養装置
3か月前
大陽日酸株式会社
培養装置
3か月前
株式会社ファンケル
SEC12タンパク発現促進剤
4か月前
トヨタ自動車株式会社
バイオ燃料製造方法
2か月前
月桂冠株式会社
低プリン体清酒
1か月前
個人
有機フッ素化合物を分解する廃液処理法
1か月前
株式会社豊田中央研究所
細胞励起装置
2か月前
アサヒビール株式会社
柑橘風味アルコール飲料
4か月前
アサヒビール株式会社
柑橘風味アルコール飲料
4か月前
オンキヨー株式会社
浸漬酒の製造方法、及び、浸漬酒
5か月前
株式会社カクサスバイオ
新規免疫抑制方法
20日前
テルモ株式会社
採取組織細切補助デバイス
2か月前
株式会社シャローム
スフィンゴミエリン製造方法
3か月前
新東工業株式会社
培養システム
1か月前
株式会社今宮
瓶詰ビールの加熱殺菌方法および装置
3か月前
株式会社村田製作所
濾過装置および濾過方法
1か月前
横河電機株式会社
藻類培養装置
2か月前
公立大学法人北九州市立大学
微生物の検知方法
3か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
25日前
住友金属鉱山株式会社
連続発酵方法及び連続発酵装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る