特許ウォッチ

公開番号2025173306
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2024078829
出願日2024-05-14
発明の名称情報提供システム
出願人フジテック株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B66B 3/00 20060101AFI20251119BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】利用者の端末装置とエレベータ制御装置とが直接接続されることなく利用者の行先階呼びの登録を行い、さらに該利用者が利用する予定のエレベータ号機の動作状況に関する情報を当該利用者に提供する。
【解決手段】情報提供システム(100)は、エレベータ(1)の号機の動作状況に関する動作情報を提供する情報提供システムであって、端末装置(9)から行先階登録装置(300)を介して送信された出発階および行先階を示す情報を含む呼び登録依頼に基づいて呼びが登録された注目号機を識別する号機情報を行先階登録装置から取得した端末装置からの要求に対する応答として、号機情報で識別される注目号機の運行を制御するエレベータ制御装置(2)から、注目号機の動作情報を取得し、取得した動作情報を端末装置へ送信するデータ送信システム(200)を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数階床を有する建物に設けられた１または複数の号機を備えるエレベータの前記号機の動作状況に関する動作情報を提供する情報提供システムであって、
前記エレベータの利用者の端末装置であって、前記端末装置から行先階登録装置を介して送信された出発階および行先階を示す情報を含む呼び登録依頼に基づいて呼びが登録された注目号機を識別する号機情報を前記行先階登録装置から取得した前記端末装置からの要求に対する応答として、前記号機情報で識別される前記注目号機の運行を制御するエレベータ制御装置から、前記注目号機の前記動作情報を取得し、取得した前記動作情報を前記端末装置へ送信するデータ送信システムを含む、
情報提供システム。
続きを表示（約 850 文字）【請求項２】
前記動作情報は、前記注目号機の最新の移動方向を示す情報を含む、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項３】
前記動作情報は、前記注目号機が位置する最新の階数を示す情報を含む、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項４】
前記動作情報は、前記注目号機の最新の混雑状況を示す情報を含む、
請求項２または３に記載の情報提供システム。
【請求項５】
前記行先階登録装置は、前記端末装置から受信した前記呼び登録依頼を、前記エレベータ制御装置へ送信する、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項６】
前記エレベータ制御装置は、前記呼び登録依頼に基づく呼びの登録可否を示す可否情報を、前記行先階登録装置を介して前記端末装置へ送信する、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項７】
前記エレベータ制御装置は、前記可否情報が登録可を示す場合、前記号機情報を、前記行先階登録装置を介して前記端末装置へ送信する、
請求項６に記載の情報提供システム。
【請求項８】
前記行先階登録装置は、前記端末装置から受信した前記呼び登録依頼を、前記呼び登録依頼に対して前記号機の割当を行う群管理制御装置へ送信する、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項９】
前記呼び登録依頼に対して前記号機の割当を行う群管理制御装置は、前記呼び登録依頼に基づく呼びの登録可否を示す可否情報を、前記行先階登録装置を介して前記端末装置へ送信する、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項１０】
前記群管理制御装置は、前記可否情報が登録可を示す場合、前記号機情報を、前記行先階登録装置を介して前記端末装置へ送信する、
請求項９に記載の情報提供システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はエレベータを利用する利用者に情報を提供する情報提供システムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、スマートフォン等の端末装置を用いて行先階登録を行うことが可能なシステムが知られている。例えば、特許文献１には、エレベータ制御装置とスマホが直接接続して、スマホから行先階情報が送信され、エレベータ制御装置からは割当号機情報およびかご情報が送信される技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－１１８２６３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来のシステムでは、利用者が多くなればなるほどエレベータ制御装置に負荷が掛かるという問題があった。また、利用者にエレベータ制御装置と接続するための設定情報を公開することも好ましくはなかった。
【０００５】
本発明の一態様は、利用者の端末装置とエレベータ制御装置とが直接接続されることなく利用者の行先階呼びの登録を行い、さらに該利用者が利用する予定のエレベータ号機の動作状況に関する情報を当該利用者に提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報提供システムは、複数階床を有する建物に設けられた１または複数の号機を備えるエレベータの前記号機の動作状況に関する動作情報を提供する情報提供システムであって、前記エレベータの利用者の端末装置であって、前記端末装置から行先階登録装置を介して送信された出発階および行先階を示す情報を含む呼び登録依頼に基づいて呼びが登録された注目号機を識別する号機情報を前記行先階登録装置から取得した前記端末装置からの要求に対する応答として、前記号機情報で識別される前記注目号機の運行を制御するエレベータ制御装置から、前記注目号機の前記動作情報を取得し、取得した前記動作情報を前記端末装置へ送信するデータ送信システムを含む。
【０００７】
本発明の各態様に係る情報提供システムは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記情報提供システムが備える各部（ソフトウェア要素）として動作させることにより前記情報提供システムをコンピュータにて実現させる情報提供システムの制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の一態様によれば、利用者の端末装置とエレベータ制御装置とが直接接続されることなく利用者の行先階呼びの登録を行い、さらに該利用者が利用する予定のエレベータ号機の動作状況に関する情報を当該利用者に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態１に係る情報提供システムの構成を示すブロック図である。
初回のＡＰＩの利用に基づくデータの流れの一例を示すシーケンスである。
送信モードに切り替わった後の、２回目以降のＡＰＩの利用に基づくデータの流れの一例を示すシーケンスである。
ＡＰＩの利用が所定期間なされなかった場合のデータの流れの一例を示すシーケンスである。
実施形態２に係る情報提供システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
〔実施形態１〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図１は、本発明の実施形態１に係る情報提供システム１００の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る情報提供システム１００は、複数階床を有する建物に設けられた複数の号機を備えるエレベータ１の号機の動作状況に関する動作情報を提供するシステムである。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許