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公開番号2025172897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2025145567,2022527850
出願日2025-09-02,2021-04-02
発明の名称濾過媒体
出願人ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B01D 39/16 20060101AFI20251118BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】ガラスのミクロ繊維が濾過媒体から離脱して環境汚染をもたらしたり、或いは、濾過した燃料の場合では、その内燃エンジンに損傷を与えたりする可能性を排除する、濾過媒体及び液体ストリームを濾過する方法を提供する。
【解決手段】不織布濾過媒体であって、25重量%から75重量%の、少なくとも1ミクロン且つ最大で30ミクロンの範囲内の繊維直径を有する二成分繊維;5重量%から50重量%の、少なくとも0.1ミクロン且つ1ミクロン未満の繊維直径を有する小濾過効率繊維;10重量%から50重量%の、1ミクロンから5ミクロンの範囲内の繊維直径を有する大濾過効率繊維;並びに5重量%から25重量%のミクロフィブリル化セルロース繊維を含み、前記不織布濾過媒体が、樹脂を実質的に含まない、不織布濾過媒体が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
不織布濾過媒体であって、
25重量%~85重量%の、5ミクロン~25ミクロンの範囲内の繊維直径及び0.1cm~15cmの繊維長さを有する二成分繊維;
5重量%~50重量%の、少なくとも0.1ミクロン且つ1ミクロン未満の繊維直径を有する小濾過効率繊維;
10重量%~50重量%の、1ミクロン~5ミクロンの範囲内の繊維直径を有する大濾過効率繊維;並びに
5重量%~25重量%のミクロフィブリル化繊維であって、大部分が最大で4ミクロンまでの横方向寸法を有する、ミクロフィブリル化繊維
を含み、
ガラス繊維を実質的に含まない、
不織布濾過媒体。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記二成分繊維が、構造ポリマー部分及び熱可塑性のバインダーポリマー部分を含み、前記構造ポリマー部分が、前記バインダーポリマー部分の融点よりも高い融点を有する、請求項1に記載の不織布濾過媒体。
【請求項3】
前記二成分繊維の前記構造ポリマー部分が、少なくとも240℃の融点を有し、前記二成分繊維の前記バインダーポリマー部分が、100℃~190℃の範囲内の融点を有する、請求項2に記載の不織布濾過媒体。
【請求項4】
前記小濾過効率繊維が、少なくとも0.4ミクロンから1ミクロン未満までの繊維直径を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の不織布濾過媒体。
【請求項5】
前記大濾過効率繊維が、2ミクロン~4ミクロンの範囲内の繊維直径を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の不織布濾過媒体。
【請求項6】
前記小濾過効率繊維が、PETを含むか;又は
前記大濾過効率繊維が、PETを含むか;又は
その両方である、
請求項1~5のいずれか一項に記載の不織布濾過媒体。
【請求項7】
前記ミクロフィブリル化繊維が、ミクロフィブリル化セルロース繊維を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の不織布濾過媒体。
【請求項8】
前記不織布濾過媒体が、5%~15%の範囲内のソリディティを有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の不織布濾過媒体。
【請求項9】
前記不織布濾過媒体が、24g/m

~100g/m

の範囲内の基本重量を有する、請求項1~8のいずれか一項に記載の不織布濾過媒体。
【請求項10】
前記不織布濾過媒体が、0.5ミクロン~20ミクロンの範囲内の孔径を有する、請求項1~9のいずれか一項に記載の不織布濾過媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国仮特許出願第63/004,926号(出願日:2020年4月3日)、及び米国仮特許出願第63/081,143号(出願日:2020年9月21日)の利益を主張し、それらの開示を参照することにより、それら全体を本明細書に組み入れたものとする。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
濾過媒体、たとえば燃料の濾過のために使用される濾過媒体には、多くの場合、ガラスのミクロ繊維が含まれる。しかしながら、ある種のタイプの濾過の際には、ガラスのミクロ繊維が、濾過媒体から離脱して、環境汚染をもたらしたり、或いは、濾過した燃料の場合では、その内燃エンジンに損傷を与えたりする可能性がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示には、好ましくは実質的にガラスフリーであるか又はガラスフリーである濾過媒体が、記載されている。いくつかの実施形態では、その濾過媒体が、実質的にガラスフリーであるか又はガラスフリーである場合に、その濾過媒体が、好ましいことには、同様のガラス含有濾過媒体と同等又はそれ以上の濾過容量及び濾過効率を示す。
【0004】
一態様では、本開示は、以下のものを含む不織布濾過媒体を提供する:25重量%~85重量%の、5ミクロン~25ミクロンの範囲内の繊維直径及び0.1cm~15cmの繊維長さを有する二成分繊維;5重量%~50重量%の、少なくとも0.1ミクロン且つ1ミクロン未満の繊維直径を有する小濾過効率繊維;10重量%~50重量%の、1ミクロン~5ミクロンの範囲内の繊維直径を有する大濾過効率繊維;並びに5重量%~25重量%のミクロフィブリル化繊維、ここで、そのミクロフィブリル化繊維の大部分は、最大4ミクロンまでの横方向寸法を有する;ここで、その不織布濾過媒体は、ガラス繊維を実質的に含まない。
【0005】
いくつかの実施形態では、その二成分繊維には、構造ポリマー部分及び熱可塑性のバインダーポリマー部分が含まれ、その構造ポリマー部分は、そのバインダーポリマー部分の融点よりは高い融点を有している。いくつかの実施形態では、その二成分繊維の構造ポリマー部分は、少なくとも240℃の融点を有し、そしてその二成分繊維のバインダーポリマー部分は、100℃~190℃の範囲内の融点を有している。
【0006】
いくつかの実施形態では、その小濾過効率繊維は、少なくとも0.4ミクロンから1ミクロン未満までの繊維直径を有している。
【0007】
いくつかの実施形態では、その大濾過効率繊維は、2ミクロン~4ミクロンの範囲内の繊維直径を有している。
【0008】
いくつかの実施形態では、その小濾過効率繊維がPETを含むか若しくはその大濾過効率繊維がPETを含むか;又は、その小濾過効率繊維と大濾過効率繊維との両方がPETを含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、そのミクロフィブリル化繊維が、ミクロフィブリル化セルロース繊維を含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、その不織布濾過媒体が、5%~15%の範囲内のソリディティ(solidity)を有している。いくつかの実施形態では、その不織布濾過媒体が、24g/m

~100g/m

の範囲内の基本重量(basis weight)を有している。いくつかの実施形態では、その不織布濾過媒体が、0.5ミクロン~20ミクロンの範囲内の孔径を有している。いくつかの実施形態では、その不織布濾過媒体が、1.5~3の範囲内のP95/P50比を有している。いくつかの実施形態では、その不織布濾過媒体が、0.12mm~1mmの範囲内の厚みを有している。いくつかの実施形態では、その不織布濾過媒体が、0.5インチの水で1ft

/ft

/分から、0.5インチの水で100ft

/ft

/分までの範囲内の透過性を有している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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