TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025171763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024077411
出願日2024-05-10
発明の名称アンモニア酸化触媒
出願人株式会社キャタラー
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B01J 23/50 20060101AFI20251113BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】アンモニアの酸化活性が高く、かつ、N2Oの発生量が抑制された排ガス浄化触媒を提供すること。
【解決手段】無機酸化物粒子、及び前記無機酸化物粒子上に担持されている銀粒子を含むアンモニア酸化触媒であって、ガス吸着法(BJH法)によって測定した前記無機酸化物粒子の平均細孔径が25nm以上であり、かつ、前記銀粒子について、FE-SEMによって測定された粒径分布における粒径60nm以上の粒子の個数割合が、80%以上である、アンモニア酸化触媒。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
無機酸化物粒子、及び前記無機酸化物粒子上に担持されている銀粒子を含むアンモニア酸化触媒であって、
ガス吸着法(BJH法)によって測定した前記無機酸化物粒子の平均細孔径が25nm以上であり、かつ、
前記銀粒子について、FE-SEMによって測定された粒径分布における粒径60nm以上の粒子の個数割合が、80%以上である、
アンモニア酸化触媒。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記銀粒子について、FE-SEMによって測定された粒径分布における粒径60nm以上140nm以下の粒子の個数割合が、65%以上である、請求項1に記載のアンモニア酸化触媒。
【請求項3】
FE-SEMによって測定された前記銀粒子の粒径分布における80nm以上120nm以下の粒子の個数割合が、40%以上である、請求項2に記載のアンモニア酸化触媒。
【請求項4】
BET法によって測定された前記無機酸化物粒子の比表面積が80m

/g以上180m

/g以下である、請求項1に記載のアンモニア酸化触媒。
【請求項5】
前記無機酸化物粒子がアルミナ粒子である、請求項1に記載のアンモニア酸化触媒。
【請求項6】
前記無機酸化物粒子がアルミナ粒子である、請求項2に記載のアンモニア酸化触媒。
【請求項7】
前記無機酸化物粒子がアルミナ粒子である、請求項3に記載のアンモニア酸化触媒。
【請求項8】
前記無機酸化物粒子がアルミナ粒子である、請求項4に記載のアンモニア酸化触媒。
【請求項9】
前記アンモニア酸化触媒の全質量に対する前記銀粒子の質量の割合が5質量%以上15質量%以下である、請求項1に記載のアンモニア酸化触媒。
【請求項10】
前記アンモニア酸化触媒について、
調製直後、並びに
水分10体積%の空気を5L/分の流速にて流通させながら、650℃において100時間の水熱耐久を行った後に、
それぞれXRD測定を行って、2θ=77.2°以上77.5°以下にピークトップを有するAg(3,1,1)面のピークのピーク強度を比較したとき、調製直後のピーク強度に対する水熱耐久後のピーク強度の割合が75%以上である、請求項1に記載のアンモニア酸化触媒。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニア酸化触媒に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車エンジン等の内燃機関から排出される排ガス中のNOxを、大気に放出される前に、還元浄化する技術として、選択的接触還元(SCR:Selective Catalytic Reduction)システムが知られている。SCRシステムは、還元剤、例えばアンモニア(又は尿素等のアンモニア源)を用いて、排ガス中のNO

をN

に還元する技術である。
【0003】
このSCRシステムでは、ゼオライトを銅(Cu)でイオン交換した、Cu-ゼオライトが、低温領域におけるNOx浄化能に優れるものとして知られている。
【0004】
例えば特許文献1では、構造コード「CHA」で表されるチャバサイト型ゼオライトを銅(Cu)でイオン交換した、Cu-CHA型ゼオライトを用いた排ガス浄化触媒が、NOx浄化能に優れると説明されている。
【0005】
このSCRシステムでは、NO

の還元浄化率を向上するため、還元剤が過剰に用いられることがあり、この場合には、NO

の還元に用いられなかった非反応の還元剤が、SCR触媒から排出される。なお、還元剤としてアンモニアを用いた場合、SCR触媒からのアンモニアの排出は、「アンモニアスリップ」と呼ばれることがある
【0006】
スリップしたアンモニアは、ASC(Ammonia Slip Catalyst:アンモニアスリップ触媒)又はDOC(Diesel Oxidation Catalyst)によって浄化(酸化浄化)されたうえで、大気に放出されることが望ましい。そこで、SCRシステムでは、ASC又はDOCが、例えば、SCR層と積層されて、或いは、SCR層の後段に配置された状態で、併用されることが多い。
【0007】
ASCとしては、例えば、特許文献2には、基材上にWO

/TiO

担体上に貴金属触媒が担持されたASCが開示されている。特許文献3には、ガソリンエンジン向けのASCについての開示があり、ASC層における担体は、比表面積が大きい方が好ましいと説明されている。更に、特許文献4では、担体上に白金が担持されたASCが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開第2008/106519号
特表2016-531736号公報
特開2023-054381号公報
特開2019-081160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来技術のASC又はDOCによると、アンモニアを酸化させる際にN

Oが発生する場合がある。N

Oは、「グリーンハウスガス」又は「温室効果ガス」として知られており、環境保護の観点から空気中への排出は出来るだけ抑制することが望ましい。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、アンモニアの酸化活性が高く、かつ、N

Oの発生量が抑制された排ガス浄化触媒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社キャタラー
アンモニア酸化触媒
3日前
株式会社西部技研
除湿装置
1か月前
株式会社日本触媒
ドロー溶質
1か月前
プライミクス株式会社
攪拌装置
3日前
日本バイリーン株式会社
フィルタ
17日前
サンノプコ株式会社
消泡剤
1か月前
東レ株式会社
遠心ポッティング方法
24日前
トヨタ自動車株式会社
濾過装置
18日前
株式会社切川物産
撹拌装置
4日前
栗田工業株式会社
ギ酸の回収方法
4日前
個人
気液混合装置
1か月前
松岡紙業 株式会社
油吸着体の製造方法
1か月前
大和ハウス工業株式会社
反応装置
1か月前
富士電機株式会社
ガス処理システム
27日前
東芝ライテック株式会社
光照射装置
18日前
株式会社フクハラ
圧縮空気圧回路ユニット
1か月前
本田技研工業株式会社
ガス回収装置
1か月前
大陽日酸株式会社
CO2の回収方法
1か月前
株式会社明電舎
成膜装置
27日前
日本化薬株式会社
直鎖ブテン製造用触媒及びその使用
24日前
東芝ライテック株式会社
紫外線処理装置
3日前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
1か月前
ノリタケ株式会社
触媒材料およびその利用
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
1か月前
ノリタケ株式会社
触媒材料およびその利用
1か月前
ノリタケ株式会社
触媒材料およびその利用
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
1か月前
Planet Savers株式会社
気体濃縮装置
1か月前
三浦工業株式会社
撹拌装置
27日前
株式会社プロテリアル
触媒複合物および触媒前駆体複合物
1か月前
いであ株式会社
PFAS除去用バイオ炭の製造方法
19日前
東京応化工業株式会社
ろ過処理方法、及び多孔質膜
1か月前
個人
フッ化炭素糸物にフッ素をコーティングした浄水手段
1か月前
続きを見る