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公開番号
2025172700
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-26
出願番号
2025077773
出願日
2025-05-08
発明の名称
筒状体取付方法および筒状体取付装置
出願人
三ツ星ベルト株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B25B
27/06 20060101AFI20251118BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】柱状体の外周面に弾性材料からなる筒状体を取り付ける作業を簡単にし、柱状体の外周面に筒状体を取り付ける際に筒状体を座屈しにくくし、柱状体および筒状体のサイズによらず柱状体の外周面に筒状体を取り付けることができるようにする。
【解決手段】スリーブが掛けられた2つのプーリ間の距離を大きくして、スリーブの内周面に外力を付与することによって、内周面の周方向の長さがローラーの外周面の周方向の長さよりも長くなるように弾性変形させる(S102)。その後、上記2つのプーリの距離を小さくして、スリーブの内周面への外力の付与を解除する(S103)。その後、ローラーをスリーブに挿入する(S105)。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
柱状体の外周面に、弾性材料からなる筒状体を取り付ける筒状体取付方法であって、
前記筒状体の内周面に外力を付与することによって、前記筒状体の内周面の周方向の長さが前記柱状体の外周面の周方向の長さよりも長くなるように前記筒状体を弾性変形させる拡張ステップと、
内周面の周方向の長さが前記柱状体の外周面の周方向の長さよりも長くなるように弾性変形した前記筒状体の内周面への外力の付与を解除する解除ステップと、
前記解除ステップの後、前記柱状体を前記筒状体に挿入する柱状体挿入ステップと、を備えていることを特徴とする筒状体取付方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記拡張ステップにおいて、
前記筒状体に複数の接触部材を挿入し、
前記複数の接触部材のうち少なくとも2つの接触部材の間の距離を大きくするように、前記複数の接触部材のうち少なくとも1つの接触部材を移動させることによって、前記筒状体の内周面に外力を付与し、
前記解除ステップにおいて、
前記少なくとも2つの接触部材の間の距離を小さくするように、前記少なくとも1つの接触部材を移動させることによって、前記筒状体の内周面への外力の付与を解除することを特徴とする請求項1に記載の筒状体取付方法。
【請求項3】
前記拡張ステップおよび前記解除ステップにおいて、空気の圧力により、前記少なくとも1つの接触部材を移動させることを特徴とする請求項2に記載の筒状体取付方法。
【請求項4】
前記筒状体の軸方向が前記柱状体の軸方向と平行で、且つ、前記柱状体と前記筒状体とが前記柱状体の軸方向に隣接して並ぶように、前記筒状体を配置した状態で、前記拡張ステップおよび前記解除ステップを行い、
前記柱状体挿入ステップにおいて、前記筒状体を前記柱状体に向かって前記柱状体の軸方向に移動させることによって、前記柱状体を前記筒状体に挿入することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の筒状体取付方法。
【請求項5】
柱状体の外周面に、弾性材料からなる筒状体を取り付けるための筒状体取付装置であって、
前記筒状体に挿入される複数の接触部材と、
前記複数の接触部材のうち少なくとも2つの接触部材の間の距離を変更するように前記複数の接触部材のうち少なくとも1つの接触部材を移動させる移動機構と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記移動機構を制御して前記少なくとも1つの接触部材を移動させて前記少なくとも2つの接触部材の間の距離を大きくすることによって、前記筒状体に挿入された前記複数の接触部材から前記筒状体の内周面に外力を付与させて前記筒状体の内周面の周方向の長さが前記柱状体の外周面の周方向の長さよりも長くなるように前記筒状体を弾性変形させる拡張処理と、
前記移動機構を制御して前記少なくとも1つの接触部材を移動させて前記少なくとも2つの接触部材の間の距離を小さくすることによって、前記複数の接触部材から弾性変形した前記筒状体の内周面への外力の付与を解除させる解除処理と、を実行することを特徴とする筒状体取付装置。
【請求項6】
前記筒状体の内周面の周方向の長さをどの程度長くするかを示す拡張率パラメータの値を記憶する記憶部、を備え、
前記制御装置は、
前記拡張処理において、前記記憶部に記憶された前記拡張率パラメータの値に応じた移動量だけ前記少なくとも1つの接触部材を移動させることを特徴とする請求項5に記載の筒状体取付装置。
【請求項7】
前記移動機構が、前記少なくとも1つの接触部材を移動させるための駆動源としてのエアシリンダを有し、
前記制御装置は、前記エアシリンダを制御することを特徴とする請求項5に記載の筒状体取付装置。
【請求項8】
前記柱状体の軸方向と前記接触部材が挿入された前記筒状体の軸方向とが平行であり、且つ、前記柱状体と前記接触部材が挿入された前記筒状体とが、当該筒状体の軸方向に隣接して並ぶように前記柱状体が配置される柱状体配置部、を備えていることを特徴とする請求項5~7のいずれかに記載の筒状体取付装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、柱状体の外周面に弾性材料からなる筒状体を取り付ける筒状体取付方法および筒状体取付装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、複数のローラーの外周面にコンベヤベルトを巻き掛けた構造のベルトコンベヤにおいて、ベルトの蛇行や片寄りを抑えるために、ローラーの外周面に、熱可塑性ポリウレタンなどの弾性体で形成されたスリーブを取り付けるなど、柱状体の外周面に、弾性材料からなる筒状体を取り付けることが知られている。
【0003】
特許文献1では、柱状体としての支持体の外周面に筒状体としてのスリーブを取り付けるために、軸方向の一方の端の径が支持体の径よりも小さく、軸方向の他方の端の径が支持体の径とほぼ同じであり、軸方向の一方から他方に向かって径が徐々に大きくなる心棒を、スリーブに挿入する。そして、心棒に形成された流路を介して心棒とスリーブとの間に圧縮空気等の加圧流体を導入してスリーブの径を大きくしつつ、スリーブを心棒の他方の端部まで徐々に移動させる。そして、心棒の他方の端部まで移動させたスリーブと心棒との間に加圧流体を導入してスリーブの径を大きくしつつ、心棒の他方の端部から心棒の軸方向の他方側に配置された支持体にスリーブを移動させることによって、支持体の外周面にスリーブを取り付ける。
【0004】
また、特許文献2では、柱状体としてのローラーの外周面に筒状体としてのスリーブを取り付けるために、筒状のスリーブ取付治具のホルダの内周面にスリーブを取り付けたうえで、スリーブ取付治具にローラーを挿入する。ローラーがホルダに達すると、ホルダの径が拡大し、ローラーがスリーブに挿入され、これにより、ローラーの外周面にスリーブが取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭50-110200号公報
特開2022-25701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、特許文献1では、1つのスリーブを支持体に取り付けた後に、別のスリーブを支持体に取り付ける際には、心棒を別のスリーブに挿入するために、加圧流体を供給するための配管の脱着を行う必要があり、スリーブを支持体に取り付ける作業が煩雑になってしまう。また、スリーブの剛性によっては、心棒とスリーブとの間に加圧流体を導入することによってスリーブの径を大きくすることが難しいことがある。また、特許文献1では、心棒の径を支持体およびスリーブの径に応じたものとする必要がある。そのため、ある径の支持体にこの支持体に応じた径のスリーブを取り付ける場合と、別の径の支持体にこの支持体に応じた径のスリーブを取り付ける場合とで、サイズの異なる心棒が必要である。
【0007】
一方、特許文献2では、ローラーをスリーブ取付治具に挿入することによってローラーをスリーブに挿入する際にスリーブが座屈してしまう虞がある。また、特許文献2の場合には、スリーブ取付治具の内部の径をローラーおよびスリーブの径に応じたものとする必要がある。そのため、ある径のローラーにこのローラーに応じた径のスリーブを取り付ける場合と、別の径のローラーにこのローラーに応じた径のスリーブを取り付ける場合とで、サイズの異なるスリーブ取付治具が必要である。
【0008】
本発明の目的は、柱状体の外周面に弾性材料からなる筒状体を取り付ける作業が簡単であり、柱状体の外周面に筒状体を取り付ける際に筒状体が座屈しにくく、柱状体および筒状体のサイズによらず柱状体の外周面に筒状体を取り付けることが可能な筒状体取付方法および筒状体取付装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様に係る筒状体取付方法は、柱状体の外周面に、弾性材料からなる筒状体を取り付ける筒状体取付方法であって、前記筒状体の内周面に外力を付与することによって、前記筒状体の内周面の周方向の長さが前記柱状体の外周面の周方向の長さよりも長くなるように前記筒状体を弾性変形させる拡張ステップと、内周面の周方向の長さが前記柱状体の外周面の周方向の長さよりも長くなるように弾性変形した前記筒状体の内周面への外力の付与を解除する解除ステップと、前記解除ステップの後、前記柱状体を前記筒状体に挿入する柱状体挿入ステップと、を備えている。
【0010】
本発明では、筒状体の内周面に外力を付与することによって、筒状体の内周面の周方向の長さが柱状体の外周面の周方向の長さよりも長くなるように筒状体を弾性変形させてから、筒状体の内周面への外力の付与を解除し、その後、柱状体を筒状体に挿入する。これにより、弾性変形されて弾性変形前よりも伸びやすくなった筒状体に柱状体を挿入することになり、簡単に柱状体の外周面に筒状体を取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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