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公開番号2025171829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024077533
出願日2024-05-10
発明の名称データ処理方法、制御方法、プログラム、データ処理装置、及び制御システム
出願人エナジーウィズ株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G01R 31/385 20190101AFI20251113BHJP(測定;試験)
要約【課題】本開示は、蓄電池が劣化しやすい条件を検知しやすくするデータ処理方法、制御方法、プログラム、データ処理装置、及び制御システムの提供を目的とする。
【解決手段】データ処理方法は、設定条件27Sと、設定条件27Sに基づいて制御される蓄電池44の状態を示す測定データ27Mと、の組合せである組合せデータ27CをROM24Cに記録することを複数回行うことと、ROM24Cに記録された複数の組合せデータ27Cに基づいて特定パラメータの予測データ28を作成することと、予測データ28から求められた特定パラメータの予測値と特定パラメータの実測値との差分又は比率をそれぞれ求めることと、を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
設定条件と、前記設定条件に基づいて制御される蓄電池の状態を示す測定データと、の組合せである組合せデータを記録部に記録することを複数回行うことと、
前記記録部に記録された複数の前記組合せデータに基づいて特定パラメータの予測データを作成することと、
前記予測データから求められた前記特定パラメータの予測値と前記特定パラメータの実測値との差分又は比率を求めることと、
を含む、データ処理方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
予め定められた閾値を超える前記差分又は比率の値を、第一の群に属すると判断し、その他の差分又は比率の値を、第二の群に属すると判断すること、
をさらに含む、請求項1に記載の、データ処理方法。
【請求項3】
前記記録することを複数回行うことでは、複数の前記組合せデータを予め定められた期間に亘って前記設定条件を一定として得られた測定データを前記組合せデータとして記録し、
前記複数の前記組合せデータについて求められた前記差分又は比率が前記第一の群に属すると判断された割合が、予め定められた閾値を超える場合に、前記設定条件を回避すべき設定条件と判断することをさらに含む、
請求項2に記載の、データ処理方法。
【請求項4】
前記記録することを複数回行うことでは、複数の前記組合せデータを予め定められた期間に亘って前記設定条件を一定として得られた測定データを前記組合せデータとして記録し、
前記複数の前記組合せデータについて求められた前記差分又は比率が前記第二の群に属すると判断された割合が、予め定められた閾値以下である場合に、前記設定条件を適用すべき設定条件と判断することをさらに含む、
請求項2又は請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
前記予測データを視認可能とさせることと、
前記予測データに基づいて前記差分又は比率の値を判断することと、
を含む、請求項1に記載の、データ処理方法。
【請求項6】
設定中の前記設定条件を、請求項3に記載のデータ処理方法で判断された前記回避すべき設定条件とは異なる設定条件の設定値に設定してから、前記設定条件を予め定められた期間の間維持する、
制御方法。
【請求項7】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のデータ処理方法で前記特定パラメータの実測値と、設定中の前記設定条件に基づく前記特定パラメータの予測値と、の差分又は比率が予め定められた閾値を超えると判断された場合に、前記設定中の前記設定条件の設定値を設定することをさらに含む、
制御方法。
【請求項8】
設定条件と、前記設定条件に基づいて制御される蓄電池の状態を示す測定データと、の組合せである組合せデータが複数記録された記録部から前記組合せデータを複数取得することと、
前記記録部に記録された複数の前記組合せデータに基づいて特定パラメータの予測データを作成することと、
前記予測データから求められた前記特定パラメータの予測値と前記特定パラメータの実測値との差分又は比率を求めることと、
をプロセッサに実行させる、プログラム。
【請求項9】
予め定められた閾値を超える前記差分又は比率の値について、当該差分又は比率の値と対応する前記設定条件を、回避すべき設定条件と判断することと、
前記複数の前記組合せデータについて前記回避すべき設定条件と判断された割合が、予め定められた閾値を超える場合に、設定中の前記設定条件を、前記設定条件を回避すべき設定条件と異なる設定条件の設定値に設定してから、前記設定条件を維持することと、
をさらにプロセッサに実行させ、
前記組合せデータを複数取得することでは、予め定められた期間に亘って前記設定条件が同一とされた複数の前記組合せデータを取得する、請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記予測データを視認可能とさせること、
をさらにプロセッサに実行させる、請求項8に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、データ処理方法、制御方法、プログラム、データ処理装置、及び制御システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
発電システムにおいて使用される蓄電部は、蓄電池が直列又は並列に接続されており、一つ一つの蓄電池が充放電することにより電力の安定化又は電力需給の制御が図られている。
【0003】
例えば特許文献1には、蓄電素子に対する測定データを処理するデータ処理装置であって、前記蓄電素子毎、又は、複数の前記蓄電素子をグループ分けした蓄電素子群毎に測定された測定データが入力された場合に、前記測定データに異質な蓄電素子の測定データが含まれているか否かに対応するスコアを出力するように学習された判定モデルを記憶した記憶部と、取得した測定データを前記判定モデルへ入力して出力されたスコアに基づいて異質な蓄電素子の測定データを特定する特定部とを備えるデータ処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7310137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、蓄電部が有する蓄電池を不適当な条件で充放電させる場合、当該蓄電池の製品寿命が短くなることが知られている。しかし、蓄電池ごとの個体差又は利用条件の多様性により、設定中の設定条件が、蓄電池において不適当な条件であるか否か判断しにくかった。例えば、蓄電池ごとの個体差又は利用条件の多様性を考慮しない画一的な設定条件を設定した場合、特定電池の寿命が短くなることを十分に回避できないこと、運用条件が過剰に制限されることで蓄電池の本来の適正な活用機会を損なうことの両方の可能性が生じる。
【0006】
本開示は、蓄電池が劣化しやすい条件を検知しやすくするデータ処理方法、制御方法、プログラム、データ処理装置、及び制御システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一態様のデータ処理方法は、設定条件と、前記設定条件に基づいて制御される蓄電池の状態を示す測定データと、の組合せである組合せデータを記録部に記録することを複数回行うことと、前記記録部に記録された複数の前記組合せデータに基づいて特定パラメータの予測データを作成することと、前記予測データから求められた前記特定パラメータの予測値と前記特定パラメータの実測値との差分又は比率を求めることと、を含む。
【0008】
この態様に係るデータ処理方法では、設定条件及び測定データの組合せデータに基づいて、予測データを作成し、当該予測データに基づいて特定パラメータの予測値と特定パラメータの実測値から差分又は比率を求める。これにより、差分又は比率の大きさに基づいて、設定中の設定条件と対応する蓄電池の状態が顕在化するため、蓄電池の状態のみを測定する場合と比べて、設定中の設定条件について蓄電池が劣化しやすい条件であるか否かを検知しやすい。
【0009】
第二態様のデータ処理方法は、第一態様に記載のデータ処理方法において、予め定められた閾値を超える前記差分又は比率の値を、第一の群に属すると判断し、その他の差分又は比率の値を、第二の群に属すると判断すること、をさらに含む。
【0010】
この態様に係るデータ処理方法では、差分又は比率の値を第一の群に属するか第二の群に属するか判断する。このため、蓄電池の使用に当たって蓄電池が劣化しやすい群に属する差分又は比率の値となる設定条件を避ける運用がしやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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