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公開番号
2025171776
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024077433
出願日
2024-05-10
発明の名称
車両スイッチ装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社東海理化電機製作所
,
ダイキョーニシカワ株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
H01H
13/14 20060101AFI20251113BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】車室内の意匠性を高めることができる車両スイッチ装置を提供する。
【解決手段】基材61の仕切パネル61bに設けられた開口61cにスイッチ可動ノブ13の先端部位を挿入し、表皮材63と仕切パネル61bとの間にクッション材62を配設した光透過スイッチ1に対し、クッション材62と仕切パネル61bとの間およびクッション材62とスイッチ可動ノブ13の先端面との間にフィルム64を介在させる。これにより、基材61に対するスイッチ可動ノブ13の位置が適正な位置からズレている場合であっても、フィルム64がクッション材62を支えることで、該クッション材62の表面の形状を平坦にすることができる。その結果、表皮材63の表面に凹凸が生じることが抑制され、車室内の意匠性の低下を抑制することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、押し込み操作力を受けることによって移動可能なスイッチ部材と、該スイッチ部材の表面側に配設された透光性および弾性を有するクッション材と、前記基材の表面側および前記クッション材の表面側に亘って配設された表皮材とを有する車両スイッチ装置において、
前記スイッチ部材、前記クッション材、および、前記表皮材それぞれの間のうち、少なくとも一つにフィルムが介在されていることを特徴とする車両スイッチ装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
請求項1記載の車両スイッチ装置において、
前記基材は、前記表皮材から後退した位置に配設された板材を備え、該板材には、前記スイッチ部材の先端部位が挿入される開口が設けられており、
前記クッション材は前記板材と前記表皮材との間に配設されていて、
前記フィルムは、前記板材と前記クッション材との間に介在されていると共に、前記クッション材における前記板材に対向する面の全面に亘って当接していることを特徴とする車両スイッチ装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の車両スイッチ装置において、
前記フィルムは、樹脂製であって厚さ寸法が30μm~100μmのものであることを特徴とする車両スイッチ装置。
【請求項4】
請求項3記載の車両スイッチ装置において、
前記フィルムは、以下の物性を有する材料により構成されていることを特徴とする車両スイッチ装置。
・機械方向の引張強度が200MPa~240MPaの範囲
・機械方向に直交する方向の引張強度が220MPa~260MPaの範囲
・機械方向の引張伸度が190%~230%の範囲
・機械方向に直交する方向の引張伸度が130%~160%の範囲
・機械方向のFs値が105MPa~130MPaの範囲
・機械方向に直交する方向のFs値が100MPa~120MPaの範囲
・機械方向の引張弾性率が3.5GPa~4.2GPaの範囲
・機械方向に直交する方向の引張弾性率が3.8GPa~4.5GPaの範囲
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両スイッチ装置に係る。特に、本発明は、車両スイッチ装置の内部構造の改良に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両の車室内のインストルメントパネルやセンタコンソール等には、空調装置(カーエアコン)等の車載装置を操作したり各種運転支援機能を作動させたりするための複数のスイッチが配設されている。
【0003】
また、特許文献1には、光源を内蔵し、該光源の発光時に、スイッチの種類に応じた図形(以下、シンボルという場合もある)がインストルメントパネル上において光る(シンボルの形状が浮かび上がる)ようにした光透過スイッチが開示されている。
【0004】
この特許文献1に開示されている光透過スイッチの具体構成としては、インストルメントパネルの基材に形成した開口の内側に光源および透光性(光透過性)を有するスイッチ部材が配設されていると共に、基材およびスイッチ部材の表面にクッション層が設けられている。そして、このクッション層におけるスイッチ部材に重なる領域が、透光性を有するシリコン樹脂で構成され、このシリコン樹脂の表面に加飾層が設けられている。この加飾層にはシンボルの形状に合致した剥離部が形成されている。また、クッション層の表面全体が透光性を有する表皮によって覆われている。これにより、光源を発光させると、該光源からの光が、スイッチ部材、クッション層のシリコン樹脂、加飾層の剥離部、および、表皮を透過し、インストルメントパネル上においてシンボルが光る(シンボルの形状が浮かび上がる)ことになり、スイッチの種類や位置を乗員が認識(視認)できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-24832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されている構成にあっては、基材やスイッチ部材の製造誤差や組み付け誤差等に起因し、基材に対するスイッチ可動部(スイッチ部材やクッション層で構成される可動部)の位置(光透過スイッチの押し込み方向に沿う方向での位置)にバラツキが生じた場合、このバラツキに起因して、インストルメントパネルの表面に凹凸が生じ、該インストルメントパネルの表面が平坦でないことによる車室内の意匠性の低下を招いてしまう可能性があった。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車室内の意匠性を高めることができる車両スイッチ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、基材と、押し込み操作力を受けることによって移動可能なスイッチ部材と、該スイッチ部材の表面側に配設された透光性および弾性を有するクッション材と、前記基材の表面側および前記クッション材の表面側に亘って配設された表皮材とを有する車両スイッチ装置を前提とする。そして、この車両スイッチ装置は、前記スイッチ部材、前記クッション材、および、前記表皮材それぞれの間のうち、少なくとも一つにフィルムが介在されていることを特徴とする。
【0009】
この特定事項により、基材やスイッチ部材の製造誤差や組み付け誤差等に起因して基材に対するスイッチ部材の位置(押し込み操作力の作用方向に沿う方向での位置)が適正な位置からズレている場合であっても、フィルムがクッション材を支える(フィルムをスイッチ部材とクッション材との間に介在させた場合の作用効果)、または、フィルムがクッション材の表面の平坦化に寄与する(フィルムを表皮材とクッション材との間に介在させた場合の作用効果)ことで、該クッション材の表面の形状を平坦にすることができる。そのため、クッション材の表面側に配設された表皮材の表面に凹凸が生じることが抑制され、車室内の意匠性の低下を抑制することができる。
【0010】
また、車両スイッチ装置の具体構成として、前記基材は、前記表皮材から後退した位置に配設された板材を備え、該板材には、前記スイッチ部材の先端部位が挿入される開口が設けられており、前記クッション材は前記板材と前記表皮材との間に配設されていて、前記フィルムは、前記板材と前記クッション材との間に介在されていると共に、前記クッション材における前記板材に対向する面の全面に亘って当接している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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