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公開番号2025171076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024076062
出願日2024-05-08
発明の名称車両前部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60K 11/04 20060101AFI20251113BHJP(車両一般)
要約【課題】車両前部に荷室を備えた構成において、荷室に収容された荷物の収容状態を良好に維持できる車両前部構造を得る。
【解決手段】車両前部構造は、車室よりも車両前方側に設けられた熱交換器12と、熱交換器12の前部に接続され、車両前方から熱交換器12へ空気を導風可能に構成されると共に熱交換器12に固定された導風ダクト14と、導風ダクト14の車両上方に導風ダクト14と一体的に形成された荷室16と、導風ダクト14に設けられ、車体に対して導風ダクト14を相対移動可能に支持する防振部材20と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車室よりも車両前方側に設けられた熱交換器と、
前記熱交換器の前部に接続され、車両前方から前記熱交換器へ空気を導風可能に構成されると共に前記熱交換器に固定された導風ダクトと、
前記導風ダクトの車両上方に前記導風ダクトと一体的に形成された前側荷室と、
前記導風ダクトに設けられ、車体に対して前記導風ダクトを相対移動可能に支持する防振部材と、
を有する車両前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両前部構造に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、ラジエータの前方かつ上方に荷物を収容可能なフロントトランクボックス（前側荷室）が設けられた車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００５－２９０５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記特許文献１に開示された車両では、車両の走行時の振動などが前側荷室に入力されるため、荷物の収容状態を良好に維持するには改善の余地がある。
【０００５】
本発明は、車両前部に荷室を備えた構成において、荷室に収容された荷物の収容状態を良好に維持できる車両前部構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１に係る車両前部構造は、車室よりも車両前方側に設けられた熱交換器と、前記熱交換器の前部に接続され、車両前方から前記熱交換器へ空気を導風可能に構成されると共に前記熱交換器に固定された導風ダクトと、前記導風ダクトの車両上方に前記導風ダクトと一体的に形成された前側荷室と、前記導風ダクトに設けられ、車体に対して前記導風ダクトを相対移動可能に支持する防振部材と、を有する。
【０００７】
請求項１に係る車両前部構造では、車室よりも車両前方側に熱交換器が設けられており、熱交換器の前部には、導風ダクトが接続されている。これにより、車両の走行時などに導風ダクトから熱交換器へ空気が導風される。また、導風ダクトには前側荷室が一体的に形成されているため、前側荷室に荷物が収容できる。ここで、導風ダクトには防振部材が設けられているため、防振部材によって導風ダクトが車体に対して相対移動可能に支持された状態となる。これにより、導風ダクトと一体的に形成された前側荷室についても防振部材によって防振された状態となるため、前側荷室に収容した荷物へ振動が入力されるのを抑制できる。
【発明の効果】
【０００８】
以上説明したように、本発明に係る車両前部構造によれば、車両前部に荷室を備えた構成において、荷室に収容された荷物の収容状態を良好に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態に係る車両前部構造が採用された車両の前部を概略的に示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
実施形態に係る車両前部構造について、図面を参照して説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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