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公開番号2025171011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024075954
出願日2024-05-08
発明の名称システム、端末装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類G06F 40/151 20200101AFI20251113BHJP(計算;計数)
要約【課題】 コンプライアンス違反を精度よく防止することにある。
【解決手段】 第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを作成して受け手側の端末装置に送信する送り手側の端末装置と、送り手側の端末装置と通信をする情報処理装置とを有するシステムであって、情報処理装置は、文書データを、第一のAIエンジンに入力して、文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出する検出と、検出したコンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力して、コンプライアンス違反をしている箇所を、コンプライアンス違反にならない言い回しに変換し、一つ以上の候補データを出力する変換部と、を有する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを作成して受け手側の端末装置に送信する送り手側の端末装置と、前記送り手側の端末装置と通信をする情報処理装置とを有するシステムであって、
前記情報処理装置は、
前記文書データを、第一のAIエンジンに入力して、前記文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出する検出手段と、
検出した前記コンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力して、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記コンプライアンス違反にならない言い回しに変換し、一つ以上の候補データを出力する変換手段と、
を有するシステム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第二のAIエンジンは、前記第一の利用者と前記第二の利用者との関係性に応じた、異なる言い回しの前記候補データを出力する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記送り手側の端末装置は、
前記一つ以上の候補データを、前記送り手側の端末装置に接続されている表示部に表示し、
前記第一の利用者により候補データが選択された場合、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記選択された候補データを修正する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを、第一のAIエンジンに入力して、前記文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出する検出手段と、
検出した前記コンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力して、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記コンプライアンス違反にならない言い回しに変換し、一つ以上の候補データを出力する変換手段と、
を有する端末装置。
【請求項5】
前記第二のAIエンジンは、前記第一の利用者と前記第二の利用者との関係性に応じた、異なる言い回しの前記候補データを出力する、
請求項4に記載の端末装置。
【請求項6】
前記一つ以上の候補データを、前記端末装置に接続されている表示部に表示し、
前記第一の利用者により候補データが選択された場合、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記選択された候補データに修正する、
請求項5に記載の端末装置。
【請求項7】
第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを作成して受け手側の端末装置に送信する送り手側の端末装置と、前記送り手側の端末装置と通信をする情報処理装置が、
前記文書データを、第一のAIエンジンに入力して、前記文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出し、
検出した前記コンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力して、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記コンプライアンス違反にならない言い回しに変換し、一つ以上の候補データを出力する、
情報処理方法。
【請求項8】
端末装置が、
第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを、第一のAIエンジンに入力して、前記文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出し、
検出した前記コンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力して、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記コンプライアンス違反にならない言い回しに変換し、一つ以上の候補データを出力する、
情報処理方法。
【請求項9】
第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを作成して受け手側の端末装置に送信する送り手側の端末装置と、前記送り手側の端末装置と通信をするコンピュータに、
前記文書データを、第一のAIエンジンに入力させて、前記文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出させ、
検出させた前記コンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力させて、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記コンプライアンス違反にならない言い回しに変換させ、一つ以上の候補データを出力させる、
プログラム。
【請求項10】
コンピュータに、
第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを、第一のAIエンジンに入力させて、前記文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出し、
検出させた前記コンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力させて、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記コンプライアンス違反にならない言い回しに変換させ、一つ以上の候補データを出力させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コンプライアンス違反を抑止するシステム、端末装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、テレワークが主流になり対面でのコミュニケーションが激減している。そのためテレワークなどのオンラインでのコミュニケーションにおいて誤解が生じ易くなっている。例えば、受け取った文書データに悪意があると受け手側が捉えた場合、送り手側に悪意がなくてもコンプライアンス違反をしたことになる。また、コンプライアンス違反が生じると、社会的な信頼を失うこともある。
【0003】
次に、コンプライアンス違反が生じる原因は、送り手側の、例えば、表現(トーン又はスタイル)、判断ミスなどに起因する。そこで、オンラインでのコミュニケーションにおけるコンプライアンス違反を削減するために、各社でコンプラアンス研修などが行われているが、社内で防止策を設けても完全になくすことは難しい。
【0004】
関連する技術として特許文献1には、組織内にて格納蓄積されていく文書データを介して、組織が法律や契約などの重大な約束事に違反するおそれを未然防止するのに役立つ文書管理装置が開示されている。特許文献1の文書管理装置よれば、検閲対象となる文書データを所定の文書サーバから定期的に受信し、文書サーバごとのNGワードをNG判定用辞書に格納し、受信した文書データの文書を形態素解析して単語を抽出、抽出した単語を用いてNG判定用辞書を参照し、NGワードであるか否かを判断する。そして、NGワードが存在すると判断した場合、NGワードを起点として修正候補であるか否かを判断し、NGと判断した修正候補を含む判断結果データを所定の端末へ送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-120862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の文書管理装置では、送り手側が文書データを送信する前に、送り手側に、単にコンプライアンス違反をしないように言い回しを変換しているが、受け手側に応じた表現(トーン又はスタイル)で、コンプライアンス違反のない言い回しに変換するものではない。
【0007】
本開示の目的の一例は、コンプライアンス違反を精度よく防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本開示の一側面におけるシステムは、
第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを作成して受け手側の端末装置に送信する送り手側の端末装置と、前記送り手側の端末装置と通信をする情報処理装置とを有するシステムであって、
前記情報処理装置は、
前記文書データを、第一のAIエンジンに入力して、前記文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出する検出部と、
検出した前記コンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力して、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記コンプライアンス違反にならない言い回しに変換し、一つ以上の候補データを出力する変換部と、
を有することを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するため、本開示の一側面における端末装置は、
第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを、第一のAIエンジンに入力して、前記文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出する検出部と、
検出した前記コンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力して、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記コンプライアンス違反にならない言い回しに変換し、一つ以上の候補データを出力する変換部と、
を有することを特徴とする。
【0010】
また、上記目的を達成するため、本開示の一側面における情報処理方法は、
第一の利用者が第二の利用者に送信する文書データを作成して受け手側の端末装置に送信する送り手側の端末装置と、前記送り手側の端末装置と通信をする情報処理装置が、
前記文書データを、第一のAIエンジンに入力して、前記文書データに含まれるコンプライアンス違反をしている箇所を検出し、
検出した前記コンプライアンス違反をしている箇所を、第二のAIエンジンに入力して、前記コンプライアンス違反をしている箇所を、前記コンプライアンス違反にならない言い回しに変換し、一つ以上の候補データを出力する、
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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