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公開番号2025169603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074450
出願日2024-05-01
発明の名称トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、画像形成方法及び印刷物の製造方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 9/097 20060101AFI20251107BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】低温定着性と耐熱保存性を両立させつつ、長期間にわたって帯電安定性を確保でき、長期にわたって異常画像を防止できるトナーを提供する。
【解決手段】非晶質ポリエステル樹脂及びワックスを含有する母体粒子と、外添剤とを含むトナーであって、前記外添剤は、金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカを含み、前記金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカの体積固有抵抗が2.0×1010Ω・cm以上1.0×1011Ω・cm以下であることを特徴とするトナー。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
非晶質ポリエステル樹脂及びワックスを含有する母体粒子と、外添剤とを含むトナーであって、
前記外添剤は、金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカを含み、
前記金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカの体積固有抵抗が2.0×10
10
Ω・cm以上1.0×10
11
Ω・cm以下であることを特徴とするトナー。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカの体積固有抵抗が3.0×10
10
Ω・cm以上7.0×10
10
Ω・cm以下であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記トナーの平均円形度が0.930~0.960であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項4】
前記金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカは、最表面がアルキルシランで被覆されていることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項5】
前記金属元素は、アルミニウム、亜鉛及びマグネシウムから選ばれることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項6】
前記金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカの個数平均粒径が10nm以上30nm以下であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項7】
前記母体粒子は、結晶性ポリエステル樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項8】
前記母体粒子は、芳香族系石油樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項9】
前記ワックスは、炭化水素系ワックスを含むことを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項10】
請求項1~9のいずれかに記載のトナーを収容したことを特徴とするトナー収容ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、画像形成方法及び印刷物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年のトナーでは、従来からの省エネルギーの目的に加えて微粒子揮発成分を抑制するという目的から、低温定着性の向上が重要であり、特に耐熱保存性との両立が必要となっている。同時に、長期にわたって安定した帯電レベルを維持し、画像品質を保つことも重要である。こうした観点から、トナー母体の処方の設計のみならず、外添剤の選択も重要な役割を果たしている。
【0003】
一方で、近年ではより安全性へのリスクの少ない材料を採用しようとする傾向があり、従来から使用されている酸化チタンに代わる外添剤の探索も行われている。
例えば、特許文献1では、水酸化アルミニウム及び有機物により処理された外添剤とシリカ粒子を併用することが提案されている。特許文献1によれば、優れた画像濃度、帯電量および帯電安定性を実現できるとしている。
また、特許文献2では、水酸化アルミニウムおよびシリカからなる組成物でありかつその表面がシラン処理されている微粉体および該微粉体よりも小さい平均一次粒子径を有する小粒径シリカを併用することが提案されている。特許文献2によれば、長期に環境帯電性能が高いトナーが実現できるとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1、2のように酸化チタンを使用しない場合、帯電量の制御についていまだ満足な結果が得られていない。また、経時で帯電量の安定性を図るためには、外添剤の材料種のみならず、物性まで制御する必要がある。このようなことから、低温定着性と耐熱保存性を両立させつつ、長期にわたって帯電安定性を確保でき、長期にわたって異常画像を防止できる技術が求められている。
【0005】
本発明は、低温定着性と耐熱保存性を両立させつつ、長期間にわたって帯電安定性を確保でき、長期にわたって異常画像を防止できるトナーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のトナーは、非晶質ポリエステル樹脂及びワックスを含有する母体粒子と、外添剤とを含むトナーであって、前記外添剤は、金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカを含み、前記金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカの体積固有抵抗が2.0×10
10
Ω・cm以上1.0×10
11
Ω・cm以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、低温定着性と耐熱保存性を両立させつつ、長期間にわたって帯電安定性を確保でき、長期にわたって異常画像を防止できるトナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の画像形成装置の一実施形態を説明するための図である。
本発明の画像形成装置の別の実施形態を説明するための図である。
本発明の画像形成装置の別の実施形態を説明するための図である。
画像形成ユニットを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係るトナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、画像形成方法及び印刷物の製造方法について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0010】
(トナー構成)
本発明のトナーは、非晶質ポリエステル樹脂及びワックスを含有する母体粒子と、外添剤とを含むトナーであって、前記外添剤は、金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカを含み、前記金属元素の水酸化物で表面が被覆されているシリカの体積固有抵抗が2.0×10
10
Ω・cm以上1.0×10
11
Ω・cm以下であることを特徴とする。
本発明によれば、低温定着性と耐熱保存性を両立させつつ、長期間にわたって帯電安定性を確保でき、長期にわたって異常画像を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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