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公開番号
2025169303
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-12
出願番号
2025131094,2025114188
出願日
2025-08-06,2019-08-30
発明の名称
硫化物固体電解質の製造方法、硫化物固体電解質、全固体電池、及び硫化物固体電解質の製造に用いる原料化合物の選択方法
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
主分類
H01B
1/06 20060101AFI20251105BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】硫化物固体電解質の製造工程におけるNの系外への排出を抑制できる硫化物固体電解質の製造方法、硫化物固体電解質の製造に用いる原料化合物の選択方法及び当該硫化物固体電解質を備えた全固体電池並びに熱的安定性の向上した硫化物固体電解質、その製造方法及び当該硫化物固体電解質を備えた全固体電池を提供する。
【解決手段】硫化物固体電解質は、構成元素として、P、S、N、元素A、元素X、及び元素Mを含有し、結晶構造を有する。ここで、Aは、Li、Na、Kからなる群より選択される少なくとも1つの元素を示す。Xは、Cl、Br、Iからなる群より選択される少なくとも1つの元素を示す。Mは、Al、Ta、Si、Sc、Mg、Nb、B、Hf、C、P、Zr、Tiからなる群より選択される少なくとも1つの元素を示す。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
構成元素として、P、S、N、元素A、元素X、及び元素Mを含有し、結晶構造を有する硫化物固体電解質。ここで、Aは、Li、Na、Kからなる群より選択される少なくとも1つの元素を示す。Xは、Cl、Br、Iからなる群より選択される少なくとも1つの元素を示す。Mは、Al、Ta、Si、Sc、Mg、Nb、B、Hf、C、P、Zr、Tiからなる群より選択される少なくとも1つの元素を示す。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硫化物固体電解質の製造方法、硫化物固体電解質、全固体電池、及び硫化物固体電解質の製造に用いる原料化合物の選択方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
リチウムイオン非水電解質二次電池に代表される非水電解質二次電池は、エネルギー密度の高さから、パーソナルコンピュータ、通信端末等の電子機器、自動車等に多用されている。上記非水電解質二次電池は、一般的には、電気的に隔離された一対の電極を有する電極体、及び電極間に介在する非水電解質を備え、両電極間でイオンの受け渡しを行うことで充放電するよう構成される。
【0003】
近年、非水電解質二次電池の非水電解質として、硫化物固体電解質が着目されており、種々の研究がなされている。
【0004】
特許文献1には、Li
2
S、P
2
S
5
、及びLi
3
Nを出発原料として、75Li
2
S-25P
2
S
5
-yLi
3
Nの組成を有する硫化物固体電解質を製造することが記載されている。
特許文献2には、Li
2
S、P
2
S
5
、LiBr、LiI、及びLi
3
Nからなる原料組成物を用いて、硫化物固体電解質を製造することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-041671
特開2015-011898
特開2018-156735
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1には、硫化物固体電解質がNを含有することで、硫化物固体電解質の大気安定性(耐水性)を向上できることが記載されている。しかしながら、硫化物固体電解質の原料としてLi
3
Nを使用すると、Nが系外に排出される問題があった。
【0007】
特許文献2には、Li
2
S、P
2
S
5
、LiI、及びLiBrを含有する原料組成物を非晶質化して熱処理することで高Liイオン伝導相が析出することが記載されている。しかし、熱処理温度が高すぎると、低Liイオン伝導相が析出してしまう問題があった。
特許文献3には、Li
3
Nの添加により高Liイオン伝導相の生成する温度と低Liイオン伝導相の生成する温度との差を大きくできることが記載されているものの、その差は最大でも30℃程度と小さく、更なる改善が求められていた。
【0008】
本発明は上述の事情に基づいてなされたものであり、本発明の一態様の課題は、硫化物固体電解質の製造工程におけるNの系外への排出を抑制できる硫化物固体電解質の製造方法、硫化物固体電解質の製造に用いる原料化合物の選択方法、及び当該硫化物固体電解質を備えた全固体電池を提供することにある。
本発明の他の一態様の課題は、熱的安定性の向上した硫化物固体電解質を得ること、その製造方法、及び当該硫化物固体電解質を備えた全固体電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、硫化物固体電解質の製造方法であって、P、S、N、元素A、及び元素Mを含む組成物を準備することと、上記組成物を反応させて中間体を得ることと、上記中間体を加熱して硫化物固体電解質を得ることと、を備え、上記組成物がN、元素A、及び元素Mを含有する原料化合物を含む、硫化物固体電解質の製造方法である。Aは、Li、Na、Kからなる群より選択される少なくとも1つの元素を示す。Mは、Al、Ta、Si、Sc、Mg、Nb、B、Hf、C、P、Zr、Tiからなる群より選択される少なくとも1つの元素を示す。
【0010】
本発明の他の一態様は、硫化物固体電解質の製造に用いる原料化合物の選択方法であって、
上記原料化合物の候補として、N、元素A´、及び元素M´を含有する候補材料を選定することと、第一原理計算を用いて、上記候補材料の内部におけるNの欠陥生成エネルギーE
Ndefect
を算出することと、を備え、上記E
Ndefect
が、4.00eV以上である場合に、上記候補材料を上記原料化合物として選択する、原料化合物の選択方法である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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