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公開番号2025168828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073621
出願日2024-04-30
発明の名称分光測定装置及びこれを備えた物品検査装置
出願人アンリツ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類G01N 21/27 20060101AFI20251105BHJP(測定;試験)
要約【課題】測定結果の再現性を維持しているか否かを確認させることができる分光測定装置及びこれを備えた物品検査装置を提供すること。
【解決手段】分光測定装置1は、光源部3から照射された光の分光特性を検出する第1態様と、光源部3から照射され錠剤Wを透過した透過光の分光特性を検出する第2態様との2つの態様で光検出部4を動作させることによって、錠剤Wの吸光度の分光特性を測定する。光検出部4は、光源部3から照射されテストピースTPを透過した透過光の分光特性を検出する第3態様で動作させることが可能である。分光特性調整部61は、第1期間において測定したテストピースTPの吸光度の分光特性と、第1期間よりも後の第2期間において測定したテストピースTPの吸光度の分光特性とを比較する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光を照射する光源部(3)と、
入射された光の分光特性を検出する光検出部(4)と、
前記光検出部によって検出される分光特性を調整する分光特性調整部(61)と、を備え、
前記光源部から照射された光の分光特性を検出する第1態様と、
前記光源部から照射され物品(W)を透過した透過光の分光特性を検出する第2態様との2つの態様で前記光検出部を動作させることによって、前記物品の吸光度の分光特性を測定する分光測定装置であって、
前記光検出部は、前記光源部から照射されテストピース(TP)を透過した透過光の分光特性を検出する第3態様で動作させることが可能であり、
前記分光特性調整部は、
第1期間において測定した前記テストピースの吸光度の分光特性と、前記第1期間よりも後の第2期間において測定した前記テストピースの吸光度の分光特性とを比較する分光測定装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記分光特性調整部は、
前記第1期間において前記光検出部を前記第1態様で動作させることによって検出された分光特性と、前記第2期間において前記光検出部を前記第1態様で動作させることによって検出された分光特性との差異が許容範囲外であっても、
前記第1期間において測定した前記テストピースの吸光度の分光特性と、前記第2期間において測定した前記テストピースの吸光度の分光特性との差異が許容範囲内であれば、前記第1期間における測定結果の再現性が前記第2期間において維持されていると判断する請求項1に記載の分光測定装置。
【請求項3】
前記テストピースは、耐熱性が高く、経年劣化しにくい物質よりなる請求項1に記載の分光測定装置。
【請求項4】
前記テストピースは、アルミナよりなる請求項3に記載の分光測定装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分光測定装置(1)と、
前記分光測定装置によって測定された前記物品の吸光度の分光特性に基づき前記物品の品質を検査する検査部(2)と、を備える物品検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分光測定装置及びこれを備えた物品検査装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、錠剤を測定するために使用した光の分光特性をリファレンスとし、錠剤を測定したときの分光特性をワーク結果としたとき、リファレンスからワーク結果の減衰量を計算する吸光度計算を行うものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-018796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたものは、光源の経年劣化や交換によって光源から発せられた光(すなわち、錠剤を測定するための光)の分光特性が変化してしまうため、測定結果の再現性を維持することが難しいという点では未だ改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、測定結果の再現性を維持しているか否かを確認させることができる分光測定装置及びこれを備えた物品検査装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る分光測定装置は、光を照射する光源部(3)と、入射された光の分光特性を検出する光検出部(4)と、前記光検出部によって検出される分光特性を調整する分光特性調整部(61)と、を備え、前記光源部から照射された光の分光特性を検出する第1態様と、前記光源部から照射され物品(W)を透過した透過光の分光特性を検出する第2態様との2つの態様で前記光検出部を動作させることによって、前記物品の吸光度の分光特性を測定する分光測定装置であって、前記光検出部は、前記光源部から照射されテストピース(TP)を透過した透過光の分光特性を検出する第3態様で動作させることが可能であり、前記分光特性調整部は、第1期間において測定した前記テストピースの吸光度の分光特性と、前記第1期間よりも後の第2期間において測定した前記テストピースの吸光度の分光特性とを比較する構成を有する。
【0007】
この構成により、本発明に係る分光測定装置は、第1期間と第2期間とにおけるテストピースの吸光度の分光特性を比較することによって、測定結果の再現性を維持しているか否かを確認させることができる。
【0008】
なお、本発明に係る分光測定装置において、前記分光特性調整部は、前記第1期間において前記光検出部を前記第1態様で動作させることによって検出された分光特性と、前記第2期間において前記光検出部を前記第1態様で動作させることによって検出された分光特性との差異が許容範囲外であっても、前記第1期間において測定した前記テストピースの吸光度の分光特性と、前記第2期間において測定した前記テストピースの吸光度の分光特性との差異が許容範囲内であれば、前記第1期間における測定結果の再現性が前記第2期間において維持されていると判断するようにしてもよい。
【0009】
この構成により、本発明に係る分光測定装置は、第1期間と第2期間とにおいて光源部から光検出部に照射された光の分光特性に差異があったとしても、第1期間と第2期間とにおけるテストピースの吸光度の分光特性の差異が許容範囲内であれば、第1期間における測定結果の再現性が第2期間まで維持されていると判断するため、測定結果の再現性を維持しているか否かを確認させることができる。
【0010】
また、本発明に係る分光測定装置において、前記テストピースは、耐熱性が高く、経年劣化しにくい物質よりなる構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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