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公開番号2025157906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060259
出願日2024-04-03
発明の名称金属検出機及び金属検出システム
出願人アンリツ株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類G01V 3/10 20060101AFI20251008BHJP(測定;試験)
要約【課題】被検査体の検査における時間的変化を伴う外来電磁ノイズを正確に捉える。
【解決手段】被検査体に金属が混入しているか否かを判別する金属検出機1は、磁界の変動を検出して検出信号を出力する磁界検出部12と、検出信号を周波数解析して、周波数毎の信号強度の時間変化を表す解析結果を出力する周波数解析部18と、を備える。周波数解析部18は、解析結果を、周波数に対する信号強度毎の頻度に変換して出力する。金属検出機1は、検出信号から所定の周波数成分を除去した処理信号を出力する信号処理部13を備え、周波数解析部18は、処理信号を周波数解析して、解析結果を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検査体に金属が混入しているか否かを判別する金属検出機(1)であって、
磁界の変動を検出して検出信号を出力する磁界検出部(12)と、
前記検出信号を周波数解析して、周波数毎の信号強度の時間変化を表す解析結果を出力する周波数解析部(18)と、を備えた、
金属検出機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記周波数解析部は、前記解析結果を、周波数に対する信号強度毎の頻度に変換して出力する、
請求項1に記載の金属検出機。
【請求項3】
前記検出信号から所定の周波数成分を除去した処理信号を出力する信号処理部(13)を備え、
前記周波数解析部は、前記処理信号を周波数解析して、前記解析結果を出力する、
請求項1に記載の金属検出機。
【請求項4】
前記信号処理部が、前記処理信号を復調する直交検波部(15)を備える、
請求項3に記載の金属検出機。
【請求項5】
磁界を発生する磁界発生部(11)と、
前記処理信号の信号レベルを検出し、検出結果に基づいて前記被検査体に前記金属が含まれるか否かを判定する検出判定部(17)と、を備える、
請求項3に記載の金属検出機。
【請求項6】
前記周波数解析部の前記解析結果をカラースケールグラフで表示する表示部(20)を備える、
請求項1に記載の金属検出機。
【請求項7】
前記表示部は、前記解析結果の蓄積に基づいて、特定の外来電磁ノイズの発生を識別して表示する、
請求項6に記載の金属検出機。
【請求項8】
前記表示部は、各周波数におけるノイズの最大値と相対比較した順位とを、前記カラースケールグラフで表示し、
ユーザが前記表示部に表示された情報を選択可能な操作部(23)を備える、
請求項6に記載の金属検出機。
【請求項9】
前記解析結果が所定条件を満たす場合に、外部に通知を行う通知部(21)を備える、
請求項1に記載の金属検出機。
【請求項10】
検査体に金属が混入しているか否かを判別する金属検出機(1A)と、前記金属検出機と通信可能な外部装置(50)と、を備えた金属検出システム(100)であって、
前記金属検出機は、
磁界の変動を受信して検出信号を出力する磁界検出部(12)と、
前記検出信号を外部装置に送信する送信部(31)と、を備え、
前記外部装置は、
前記検出信号を受信する受信部(32)と、
前記検出信号を周波数解析して、周波数毎の信号強度の時間変化を表す解析結果を出力する周波数解析部(18)と、を備えた、
金属検出システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属検出機及び金属検出システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
金属検出機は、被検査体に混入された金属が検査磁界に与える変化を検出することによって、被検査体に金属が混入しているか否かを判別する装置である。金属検出機は、一般的に、磁界を発生させる磁界発生部から磁界検出部に向かう磁界を用いて、検査領域を通過する被検査体に混入した金属を検出する。したがって、検査に影響を及ぼし得る、外来の電磁ノイズに対する対策は重要な事項である。
【0003】
特許文献1は、外来電磁ノイズを測定し、電磁ノイズが十分小さくなる周波数を選択することにより、誤判定を生じさせない設定を可能とする技術を開示している。特許文献2は、 装置の検査周波数を変化させることにより電磁ノイズを捉えてノイズ診断結果を表示する技術を開示している。特許文献3は、所定の検査周波数で観測された平均値を所定の周波数範囲で比較し、より正確に電磁ノイズを捉える技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4173470号公報
特許第6978637号公報
特許第7343262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、外来電磁ノイズは常に出力されているわけではないため、従来の手法によれば、測定を行うタイミングに外来電磁ノイズが発生しなかった場合、外来電磁ノイズを観測することができず、誤った周波数設定等をしてしまうおそれがあった。また、外来電磁ノイズの発生タイミングを予測して測定したり、外来電磁ノイズを特定することも著しく困難であった。
【0006】
本発明は、被検査体の検査における時間的変化を伴う外来電磁ノイズを正確に捉えることができる金属検出機及び金属検出システムに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、被検査体に金属が混入しているか否かを判別する金属検出機(1)であって、
磁界の変動を検出して検出信号を出力する磁界検出部(12)と、
前記検出信号を周波数解析して、周波数毎の信号強度の時間変化を表す解析結果を出力する周波数解析部(18)と、を備えた、
金属検出機である。
【0008】
本発明は、検査体に金属が混入しているか否かを判別する金属検出機(1A)と、前記金属検出機と通信可能な外部装置(50)と、を備えた金属検出システム(100)であって、
前記金属検出機は、
磁界の変動を受信して検出信号を出力する磁界検出部(12)と、
前記検出信号を外部装置に送信する送信部(31)と、を備え、
前記外部装置は、
前記検出信号を受信する受信部(32)と、
前記検出信号を周波数解析して、周波数毎の信号強度の時間変化を表す解析結果を出力する周波数解析部(18)と、を備えた、
金属検出システムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、被検査体の検査における時間的変化を伴う外来電磁ノイズを正確に捉えることができ、従来より正確に外来電磁ノイズの影響を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の第1実施形態に係る金属検出機のブロック図である。
図2は、第1実施形態に係る金属検出機が行う解析処理の一例の手順を示すフローチャートである。
図3は、周波数毎の信号強度の時間変化を表すスペクトログラムである。
図4は、本発明の第2実施形態に係る金属検出システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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