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公開番号
2025154015
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056783
出願日
2024-03-29
発明の名称
ネットワーク測定装置とその遅延時間補正方法
出願人
アンリツ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
H04L
43/0852 20220101AFI20251002BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ハードウェアの変更が不要かつ簡易な構成で、被測定ネットワークにおけるフレーム毎の遅延測定の時刻精度を向上させることができるネットワーク測定装置を提供すること。
【解決手段】出力ポート11と入力ポート12を最短で接続して取得したキャプチャデータから、GNSS受信部5による時刻情報と本体クロック7による時刻情報の差と、本体クロック7の時刻情報の経過時間による偏差とを求め、遅延測定部3により遅延時間を測定させるとともに、キャプチャ部4によりキャプチャデータを取得させ、キャプチャデータから求めた遅延時間を、GNSS受信部5による時刻情報と本体クロック7による時刻情報の差と、本体クロック7の時刻情報の経過時間による偏差により補正し、補正された遅延時間を、遅延測定部3により測定された遅延時間の最大値と最小値で補正する制御部10を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
GNSS衛星からの電波から時刻情報を取得するGNSS受信部(5)と、
発振器の発振する周波数により時刻情報を生成する本体クロック(7)と、
被測定物(100)の通信規格に対応した試験信号としてのデータフレームを生成し、生成したデータフレームの試験信号のペイロードに前記GNSS受信部による時刻情報を設定して出力ポート(11)から前記被測定物に送信するフレーム生成部(2)と、
前記被測定物から入力ポート(12)に入力される試験信号としてのデータフレームのペイロードの時刻情報と、前記GNSS受信部の時刻情報による受信時刻とから前記被測定物内の遅延時間を算出し、所定時間の間での遅延時間の最大値と最小値を測定する遅延測定部(3)と、
前記被測定物から前記入力ポートに入力される試験信号としてのデータフレームをキャプチャして前記本体クロックによる時刻情報とともにキャプチャデータとして保存するキャプチャ部(4)と、
前記出力ポートと前記入力ポートを最短で接続して取得した前記キャプチャデータから、前記GNSS受信部による時刻情報と前記本体クロックによる時刻情報の差と、前記本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差とを求め、
前記遅延測定部により遅延時間を測定させるとともに、前記キャプチャ部により前記キャプチャデータを取得させ、当該キャプチャデータから求めたデータフレームごとの前記被測定物内の遅延時間を、前記GNSS受信部による時刻情報と前記本体クロックによる時刻情報の差と、前記本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差により補正し、補正された遅延時間を、前記遅延測定部により測定された遅延時間の最大値と最小値で補正する制御部(10)と、を備えるネットワーク測定装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
GNSS衛星からの電波から時刻情報を取得するGNSS受信部(5)と、発振器の発振する周波数により時刻情報を生成する本体クロック(7)と、被測定物(100)の通信規格に対応した試験信号としてのデータフレームを生成し、生成したデータフレームの試験信号のペイロードに前記GNSS受信部による時刻情報を設定して出力ポート(11)から前記被測定物に送信するフレーム生成部(2)と、前記被測定物から入力ポート(12)に入力される試験信号としてのデータフレームのペイロードの時刻情報と、前記GNSS受信部の時刻情報による受信時刻とから前記被測定物内の遅延時間を算出し、所定時間の間での遅延時間の最大値と最小値を測定する遅延測定部(3)と、前記被測定物から前記入力ポートに入力される試験信号としてのデータフレームをキャプチャして前記本体クロックによる時刻情報とともにキャプチャデータとして保存するキャプチャ部(4)と、を備えるネットワーク測定装置の遅延時間補正方法であって、
前記出力ポートと前記入力ポートを最短で接続して取得した前記キャプチャデータから、前記GNSS受信部による時刻情報と前記本体クロックによる時刻情報の差と、前記本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差とを求めるステップと、
前記遅延測定部により遅延時間を測定させるとともに、前記キャプチャ部により前記キャプチャデータを取得させ、当該キャプチャデータから求めたデータフレームごとの前記被測定物内の遅延時間を、前記GNSS受信部による時刻情報と前記本体クロックによる時刻情報の差と、前記本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差により補正するステップと、
補正された遅延時間を、前記遅延測定部により測定された遅延時間の最大値と最小値で補正するステップと、を備える遅延時間補正方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを被測定物(DUT:Device Under Test)として各種測定を行なうネットワーク測定装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ネットワークを被測定物として、被測定ネットワークにおけるフレーム毎のネットワーク内での遅延の測定が行なわれている。
【0003】
特許文献1には、時刻同期装置間で伝送装置を経由して時刻同期用パケットを送受信し、その送受信の時刻情報をもとに時刻同期装置の時刻を同期する時刻伝送システムにおいて、伝送装置が自装置に入力された時刻同期用パケットが自装置から出力されるまでの装置内遅延を測定し、測定された装置内遅延を時刻同期用パケットに後続するパケットに付与し、時刻同期用パケットに付与された時刻情報を装置内遅延で補正して時刻を同期することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/116201号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、伝送装置で測定される装置内遅延は、内部クロックによる時刻から計算されているが、内部クロックの最大周波数偏差が大きいと、遅延測定の時刻精度が不十分になるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、ハードウェアの変更が不要かつ簡易な構成で、被測定ネットワークにおけるフレーム毎の遅延測定の時刻精度を向上させることができるネットワーク測定装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のネットワーク測定装置は、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からの電波から時刻情報を取得するGNSS受信部(5)と、発振器の発振する周波数により時刻情報を生成する本体クロック(7)と、被測定物(100)の通信規格に対応した試験信号としてのデータフレームを生成し、生成したデータフレームの試験信号のペイロードに前記GNSS受信部による時刻情報を設定して出力ポート(11)から前記被測定物に送信するフレーム生成部(2)と、前記被測定物から入力ポート(12)に入力される試験信号としてのデータフレームのペイロードの時刻情報と、前記GNSS受信部の時刻情報による受信時刻とから前記被測定物内の遅延時間を算出し、所定時間の間での遅延時間の最大値と最小値を測定する遅延測定部(3)と、前記被測定物から前記入力ポートに入力される試験信号としてのデータフレームをキャプチャして前記本体クロックによる時刻情報とともにキャプチャデータとして保存するキャプチャ部(4)と、前記出力ポートと前記入力ポートを最短で接続して取得した前記キャプチャデータから、前記GNSS受信部による時刻情報と前記本体クロックによる時刻情報の差と、前記本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差とを求め、前記遅延測定部により遅延時間を測定させるとともに、前記キャプチャ部により前記キャプチャデータを取得させ、当該キャプチャデータから求めたデータフレームごとの前記被測定物内の遅延時間を、前記GNSS受信部による時刻情報と前記本体クロックによる時刻情報の差と、前記本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差により補正し、補正された遅延時間を、前記遅延測定部により測定された遅延時間の最大値と最小値で補正する制御部(10)と、を備えるものである。
【0008】
この構成により、キャプチャ部の取得したキャプチャデータからデータフレームごとの被測定物内の遅延時間が求められ、GNSS受信部による時刻情報と本体クロックによる時刻情報の差と、本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差で補正され、更に、遅延測定部で測定された遅延時間の最大値と最小値により補正される。このため、被測定ネットワークにおけるフレーム毎の遅延測定の時刻精度を向上させることができる。
【0009】
また、本発明の遅延時間補正方法は、GNSS衛星からの電波から時刻情報を取得するGNSS受信部(5)と、発振器の発振する周波数により時刻情報を生成する本体クロック(7)と、被測定物(100)の通信規格に対応した試験信号としてのデータフレームを生成し、生成したデータフレームの試験信号のペイロードに前記GNSS受信部による時刻情報を設定して出力ポート(11)から前記被測定物に送信するフレーム生成部(2)と、前記被測定物から入力ポート(12)に入力される試験信号としてのデータフレームのペイロードの時刻情報と、前記GNSS受信部の時刻情報による受信時刻とから前記被測定物内の遅延時間を算出し、所定時間の間での遅延時間の最大値と最小値を測定する遅延測定部(3)と、前記被測定物から前記入力ポートに入力される試験信号としてのデータフレームをキャプチャして前記本体クロックによる時刻情報とともにキャプチャデータとして保存するキャプチャ部(4)と、を備えるネットワーク測定装置の遅延時間補正方法であって、前記出力ポートと前記入力ポートを最短で接続して取得した前記キャプチャデータから、前記GNSS受信部による時刻情報と前記本体クロックによる時刻情報の差と、前記本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差とを求めるステップと、前記遅延測定部により遅延時間を測定させるとともに、前記キャプチャ部により前記キャプチャデータを取得させ、当該キャプチャデータから求めたデータフレームごとの前記被測定物内の遅延時間を、前記GNSS受信部による時刻情報と前記本体クロックによる時刻情報の差と、前記本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差により補正するステップと、補正された遅延時間を、前記遅延測定部により測定された遅延時間の最大値と最小値で補正するステップと、を備えるものである。
【0010】
この構成により、キャプチャ部の取得したキャプチャデータからデータフレームごとの被測定物内の遅延時間が求められ、GNSS受信部による時刻情報と本体クロックによる時刻情報の差と、本体クロックの時刻情報の経過時間による偏差で補正され、更に、遅延測定部で測定された遅延時間の最大値と最小値により補正される。このため、被測定ネットワークにおけるフレーム毎の遅延測定の時刻精度を向上させることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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