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公開番号2025147720
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048110
出願日2024-03-25
発明の名称測定装置と測定システムとその測定方法
出願人アンリツ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類H04B 17/15 20150101AFI20250930BHJP(電気通信技術)
要約【課題】パラメータの食い違いによる測定の失敗を防ぐことができるとともに、パラメータ入力の工数を削減して測定作業効率を向上させることができる測定装置と測定システムを提供すること。
【解決手段】無線端末を擬似する端末擬似部2と、O-DUを擬似するDU擬似部3と、DUT100のUplink試験を行なう場合、DUT100に送信する波形データ生成時に、ユーザにより設定されたパラメータを記憶しておき、DUT100から出力されるUplinkのパケットデータから抜き出されたIQデータのデコード時のパラメータとして、記憶されたパラメータを使用する制御部4と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
無線端末を擬似する端末擬似部(2)と、
O-DUを擬似するDU擬似部(3)と、
前記端末擬似部と前記DU擬似部を制御してO-RU装置(100)を試験する制御部(4)と、を備える測定装置(1)であって、
前記制御部は、前記O-RU装置のUplink試験を行なう場合、前記O-RU装置に送信する波形データ生成時に、ユーザにより設定されたパラメータを記憶しておき、前記O-RU装置から出力されるUplinkのパケットデータから抜き出されたIQデータのデコード時のパラメータとして、記憶されたパラメータを使用する測定装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
無線端末を擬似する端末擬似装置(12)と、
O-DUを擬似するDU擬似装置(13)と、
前記端末擬似装置と前記DU擬似装置を制御してO-RU装置(100)を試験する制御装置(14)と、を備える測定システム(11)であって、
前記制御装置は、前記O-RU装置のUplink試験を行なう場合、前記O-RU装置に送信する波形データ生成時に、ユーザにより設定されたパラメータを記憶しておき、前記O-RU装置から出力されるUplinkのパケットデータから抜き出されたIQデータのデコード時のパラメータとして、記憶されたパラメータを使用する測定システム。
【請求項3】
無線端末を擬似する端末擬似部(2)と、O-DUを擬似するDU擬似部(3)と、前記端末擬似部と前記DU擬似部を制御してO-RU装置(100)を試験する制御部(4)と、を備える測定装置(1)の測定方法であって、
前記O-RU装置のUplink試験を行なう場合、ユーザにより設定されたパラメータに基づいて前記O-RU装置に送信する波形データを生成するステップと、
ユーザにより設定されたパラメータを記憶するステップと、
記憶されたパラメータを使用して、前記O-RU装置から出力されるUplinkのパケットデータから抜き出されたIQデータのデコードを行なうステップと、を備える測定方法。
【請求項4】
無線端末を擬似する端末擬似装置(12)と、O-DUを擬似するDU擬似装置(13)と、前記端末擬似装置と前記DU擬似装置を制御してO-RU装置(100)を試験する制御装置(14)と、を備える測定システム(11)の測定方法であって、
前記O-RU装置のUplink試験を行なう場合、ユーザにより設定されたパラメータに基づいて前記O-RU装置に送信する波形データを生成するステップと、
ユーザにより設定されたパラメータを記憶するステップと、
記憶されたパラメータを使用して、前記O-RU装置から出力されるUplinkのパケットデータから抜き出されたIQデータのデコードを行なうステップと、を備える測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、O-RAN(Open-Radio Access Network)のO-DU(O-RAN Distributed Unit)と無線端末を擬似してO-RU(O-RAN Radio Unit)を試験する測定装置と測定システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信網において、コアネットワークと端末の間に位置する、無線レイヤの制御を行なう基地局などで構成される無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)のアーキテクチャとして、集約設置した基地局装置のベースバンド処理部から複数の無線部を張り出し、その間は光ファイバなどで接続するC-RAN(Centralized RAN)がある。
【0003】
C-RANでは、ベースバンド処理部と無線部との間のインターフェースに関する標準規定が不十分で、各ベンダが独自規定している領域が多くあるため、異なるベンダのベースバンド処理部と無線部の相互接続の実現が困難である。
【0004】
このような問題を解決するため、O-RANフロントホール仕様が策定され、無線アクセスネットワークを、ベースバンド処理部としてのO-DU、無線部としてのO-RUとに機能分担して、それぞれの機能を規定している。
【0005】
O-RANフロントホール仕様では、装置動作の詳細を規定したC/U/S-Plane(Control, User and Synchronization Plane)仕様と、M-Plane(Management Plane)仕様が策定されている。
【0006】
特許文献1には、Open RANを構成する構成機器群の構成機器をそれぞれ模擬する複数のエミュレータを制御対象機器として少なくとも含む制御対象機器群に対し、制御対象機器群の制御対象機器をそれぞれ制御する複数の機器制御部からなる機器制御部群を備え、構成機器群から選択された構成機器を測定対象機器として設定し、機器制御部群のうち測定対象機器の試験に使用される機器制御部の使用順序をユーザに設定させ、試験に使用される機器制御部を設定された使用順序で使用してテストケースを実行する測定装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-150092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
O-RUを対象とした3GPP(3rd Generation Partnership Project) TS38.141-1のUplink試験において、波形データ生成ソフトウェアで作成した波形データをRF(無線周波数)信号として測定対象のO-RUに送信し、O-RUから出力されるIQ(In-Phase/Quadrature-Phase)データにLDPC(Low Density Parity Check) Decode処理をしてBLER(Block Error Rate)を算出している。
【0009】
このようなBLER試験を行なう場合、ユーザはLDPC Decode処理に必要なパラメータを手動で入力する必要があり、手間がかかり、誤入力が発生する可能性があった。
【0010】
そこで、本発明は、波形データ生成時のパラメータをデコード時のパラメータとして使用することにより、パラメータの食い違いによる測定の失敗を防ぐことができるとともに、パラメータ入力の工数を削減して測定作業効率を向上させることができる測定装置と測定システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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