特許ウォッチ

公開番号2025167757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024072637
出願日2024-04-26
発明の名称什器システムおよび会議システム
出願人株式会社イトーキ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A47B 83/02 20060101AFI20251030BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】多数の人が着座可能であり、前列に着座した人によって視界が遮られず快適に過ごすことができる什器システムを実現する。
【解決手段】什器システム(1A)は、第1座部(12)と、第1座部(12)の後方側に配された第1天板(11)と、第1天板(11)の後方側に配された第2座部(22)とを備え、第1座部(12)の第1座面(12b)は、第1天板(11)と第2座部(22)との間に配された第1椅子(30)の座面(31)よりも低い位置にあり、前記第2座部(22)の座面(22b)は、前記第1椅子(30)の座面(31)よりも高い位置にある。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
第１背もたれ部を有する第１座部と、
前記第１座部の後方側に配された第１天板であって、前記第１背もたれ部の上部に沿って延伸するように設けられた第１前方端縁を前方側の端縁に有する第１天板と、
前記第１天板の後方側に配され、前方を向いて人が着座可能である第２座部と、
を備え、
前記第１座部の座面は、前記第１天板と前記第２座部との間に配された第１椅子の座面よりも低い位置にあり、
前記第２座部の座面は、前記第１椅子の座面よりも高い位置にある、
什器システム。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
第１背もたれ部を有する第１座部と、
前記第１座部の後方側に配された第１天板であって、前記第１背もたれ部の上部に沿って延伸するように設けられた第１前方端縁を前方側の端縁に有する第１天板と、
前記第１天板の後方側に前記第１天板から離間して配される第２天板と、
を備え、
前記第１座部の座面は、前記第１天板と前記第２天板との間に配された第１椅子の座面よりも低い位置にあり、
前記第２天板の上面は、前記第１天板の上面よりも高い位置にある、
什器システム。
【請求項３】
前記第１天板の後方側に前記第１天板から離間して配される第２天板を、更に備え、
前記第２座部は、前記第２天板の端縁の１つである第２前方端縁に沿って延伸するように設けられた第２背もたれ部を有し、
前記第２天板の上面は、前記第１天板の上面よりも高い位置にある、
請求項１に記載の什器システム。
【請求項４】
前記第２天板の端縁の１つである第２前方端縁に沿って延伸するように設けられた第２背もたれ部を有し、前方を向いて人が着座可能である第２座部を、更に備え、
前記第２座部の座面は、前記第１椅子の座面よりも高い位置にある、
請求項２に記載の什器システム。
【請求項５】
前記第２座部の座面は、前記第２天板の前記第２前方端縁に対向する第２後方端縁の側に配された第２椅子の座面よりも低い位置にある、
請求項３または４に記載の什器システム。
【請求項６】
前記第１天板の前記第１前方端縁は平面視で円弧状に延伸しており、
前記第２天板の前記第２前方端縁は平面視で円弧状に延伸している、
請求項３または４に記載の什器システム。
【請求項７】
前記第１天板は、第１天板支持部によって支持され、
前記第２天板は、第２天板支持部によって支持され、
前記第１天板支持部および前記第２天板支持部は、同一の水平な床に載置される構成であり、
前記第２天板支持部は、前記第１天板支持部よりも鉛直方向の長さが長い、
請求項３または４に記載の什器システム。
【請求項８】
請求項１に記載の什器システムを含む会議システムであって、
複数個の前記第１天板を、前記第１天板の上面が連続するように連結させた第１天板連結体と、
複数個の前記第１座部を、前記第１座部同士の座面が連続するように連結させた第１座部連結体と、
複数個の前記第２座部を、前記第２座部同士の座面が連続するように連結させた第２座部連結体と、
を含み、
前記第１座部連結体の前記座面は、前記第１天板連結体と前記第２座部連結体との間に配された第１椅子の座面より低く、
前記第２座部連結体の前記座面は、前記第１椅子の前記座面よりも高い、
会議システム。
【請求項９】
請求項２に記載の什器システムを含む会議システムであって、
複数個の前記第１天板を、前記第１天板の上面が連続するように連結させた第１天板連結体と、
複数個の前記第１座部を、前記第１座部同士の座面が連続するように連結させた第１座部連結体と、
複数個の前記第２天板を、前記第２天板同士の上面が連続するように連結させた第２天板連結体と、
を含み、
前記第１座部連結体の前記座面は、前記第１天板連結体と前記第２天板連結体との間に配された第１椅子の座面より低く、
前記第２天板連結体の前記上面は、前記第１天板連結体の前記上面よりも高い位置にある、
会議システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、什器システムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
広い会議室には、会議参加者を多く配置可能な大きなテーブルを１つ配置する場合や、小さなテーブルを複数連結して配置する場合がある。複数の小さなテーブルを連結して配置することにより、会議参加者の人数に応じて、会議室全体を使用したり、一部を使用したりと、自由度の高い使用も可能である。特許文献１および２には、複数の会議用テーブルを円形に連結して配置した態様が記載されている。
【０００３】
また、特許文献３には、前列で着座する人の後列の人がスタンディングの姿勢をとる人椅子システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実公昭５４－３６８０１号公報
特開昭６２－１６７５０６号公報
特開２０１６‐０７７６２０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
広い室内において、多数の人が特定の方向、例えば室内の中心部やモニター配置箇所を向いて着座できるテーブルおよび椅子のレイアウトを考える場合、特許文献３のように前列と後列とにそれぞれ人が居ることができる構成とすることが考えられる。
【０００６】
しかしながら、特許文献３は、後列に居る人はスタンディングの姿勢を取るため、その更に後ろの列に人を配置するようなレイアウトにしようとすると、当該スタンディングの人によって後ろの列の人は、視界が遮られて居心地の悪さを感じる。
【０００７】
そこで、本発明の一態様は、多数の人が着座可能であり、前列に着座した人によって後列の人の視界が遮られず快適に過ごすことができる什器システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る什器システムは、第１背もたれ部を有する第１座部と、前記第１座部の後方側に配された第１天板であって、前記第１背もたれ部の上部に沿って延伸するように設けられた第１前方端縁を前方側の端縁に有する第１天板と、前記第１天板の後方側に配され、前方を向いて人が着座可能である第２座部と、を備え、前記第１座部の座面は、前記第１天板と前記第２座部との間に配された第１椅子の座面よりも低い位置にあり、前記第２座部の座面は、前記第１椅子の座面よりも高い位置にある。
【０００９】
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様に係る什器システムは、第１背もたれ部を有する第１座部と、前記第１座部の後方側に配された第１天板であって、前記第１背もたれ部の上部に沿って延伸するように設けられた第１前方端縁を前方側の端縁に有する第１天板と、前記第１天板の後方側に前記第１天板から離間して配される第２天板と、を備え、前記第１座部の座面は、前記第１天板と前記第２天板との間に配された第１椅子の座面よりも低い位置にあり、前記第２天板の上面は、前記第１天板の上面よりも高い位置にある。
【００１０】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る会議システムは、上記一態様の什器システムを含む会議システムであって、複数個の前記第１天板を、前記第１天板同士の上面が連続するように連結させた第１天板連結体と、複数個の前記第１座部を、前記第１座部同士の座面が連続するように連結させた第１座部連結体と、複数個の前記第２座部を、前記第２座部同士の座面が連続するように連結させた第２座部連結体と、を含み、前記第１座部連結体の前記座面は、前記第１天板連結体と前記第２座部連結体との間に配された第１椅子の座面より低く、前記第２座部連結体の前記座面は、前記第１椅子の前記座面よりも高い。
（【００１１】以降は省略されています）

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