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公開番号2025167019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071275
出願日2024-04-25
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム、サーバ、及び情報処理システム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G06N 20/00 20190101AFI20251030BHJP(計算;計数)
要約【課題】クライアント等の情報処理装置に関するコンピューターセキュリティを向上させること。
【解決手段】言語モデルの機械学習を行う学習部と、サーバから受信した参照データに対するリプライを、前記言語モデルを用いて生成する生成部と、リプライにおける特定種別の情報を秘匿した秘匿リプライを前記サーバに送信する秘匿部と、を有し、前記学習部は、前記サーバから受信した、他の情報処理装置によって前記参照データに対して生成されたリプライと、前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習する、情報処理装置が提供される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
言語モデルの機械学習を行う学習部と、
サーバから受信した参照データに対するリプライを、前記言語モデルを用いて生成する生成部と、
リプライにおける特定種別の情報を秘匿した秘匿リプライを前記サーバに送信する秘匿部と、を有し、
前記学習部は、前記サーバから受信した、他の情報処理装置によって前記参照データに対して生成されたリプライと、前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習する、
情報処理装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記生成部は、第1信頼度の第1リプライと、第1信頼度よりも低い第2信頼度の第2リプライとを生成し
前記秘匿部は、前記第1リプライに前記特定種別の情報が含まれ、前記第2リプライに前記特定種別の情報が含まれない場合、前記第2リプライを、秘匿リプライとして決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記学習部は、ローカルデータに基づく第1モデルと、前記参照データに基づく第2モデルとにそれぞれ異なる重みを付けて、前記第1モデルと前記第2モデルとを前記言語モデルとして統合する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記学習部は、ローカルデータと、前記組み合わせのデータとを統合した学習用データに基づいて、前記言語モデルを学習する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記他の情報処理装置は、第1情報処理装置、及び第2情報処理装置を含み、
前記学習部は、前記第1情報処理装置により第3信頼度で生成された第3リプライと、前記第2情報処理装置により第4信頼度で生成された第4リプライとのうち、信頼度が最も高いリプライと前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記他の情報処理装置は、第1情報処理装置、及び第2情報処理装置を含み、
前記学習部は、前記第1情報処理装置により第3信頼度で生成された第3リプライと、前記第2情報処理装置により第4信頼度で生成された第4リプライと、前記生成部により第5信頼度で生成された第5リプライとのうち、同一リプライに対する信頼度を合計した値が最も高いリプライと前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
言語モデルの機械学習を行い、
サーバから受信した参照データに対するリプライを、前記言語モデルを用いて生成し、
前記リプライにおける特定種別の情報を秘匿した秘匿リプライを前記サーバに送信し、
前記サーバから受信した、他の情報処理装置によって前記参照データに対して生成されたリプライと、前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習する、
情報処理方法。
【請求項8】
言語モデルの機械学習を行い、
サーバから受信した参照データに対するリプライを、前記言語モデルを用いて生成し、
前記リプライにおける特定種別の情報を秘匿した秘匿リプライを前記サーバに送信し、
前記サーバから受信した、他の情報処理装置によって前記参照データに対して生成されたリプライと、前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習する、
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項9】
参照データを複数の情報処理装置へ送信する送信部と、
機械学習された言語モデルを用いて生成された前記参照データに対するリプライ、または前記リプライにおける特定種別の情報が秘匿された秘匿リプライを、前記複数の情報処理装置のそれぞれから取得する取得部と、
前記取得部により取得された各リプライのうち、第一リプライを特定する特定部と、を有し、
前記送信部は、前記第一リプライと前記参照データとの組み合わせのデータに基づき前記言語モデルを学習させる情報を前記複数の情報処理装置へ送信する、
サーバ。
【請求項10】
サーバと複数の情報処理装置とを含み、
前記複数の情報処理装置のそれぞれは、
言語モデルの機械学習を行う学習部と、
サーバから受信した参照データに対するリプライを、前記言語モデルを用いて生成する生成部と、
前記リプライにおける特定種別の情報を秘匿した秘匿リプライを前記サーバに送信する秘匿部と、を有し、
前記学習部は、前記サーバから受信した、他の情報処理装置によって前記参照データに対して生成されたリプライと、前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習し、
前記サーバは、
参照データを複数の情報処理装置へ送信する送信部と、
機械学習された言語モデルを用いて生成された前記参照データに対するリプライ、または前記リプライにおける前記特定種別の情報が秘匿された秘匿リプライを、前記複数の情報処理装置のそれぞれから取得する取得部と、
前記取得部により取得された各リプライのうち、第一リプライを特定する特定部と、を有し、
前記送信部は、前記第一リプライと前記参照データとの組み合わせのデータに基づき前記言語モデルを学習させる情報を前記複数の情報処理装置へ送信する、
情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、サーバ、及び情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、連合学習(FL:Federated Learning)は、複数の当事者が共同で機械学習(ML:machine learning)モデルを構築することができる、協調トレーニングの仕組みを提供することが記載されている。また、連合学習では、すべてのトレーニングデータを集約サーバ(またはデータセンタ)にプールする代わりに、各当事者は信頼され保護されたドメイン/インフラストラクチャ内にプライベートデータを保持できることが記載されている。また、各当事者は、ローカルモデルをトレーニングし、モデルの更新または勾配を集約サーバにアップロードするのみであることが記載されている。また、この集約装置は、モデル更新を融合し、モデル同期のためにすべての当事者に集約されたモデルをブロードキャストすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-177828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、各クライアント(各当事者)での機械学習により生成されたモデル(ローカルモデル)から、各クライアントでの学習データ(訓練データ)が漏洩する可能性があり得る。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、クライアント等の情報処理装置に関するコンピューターセキュリティを向上させる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る第1の態様では、言語モデルの機械学習を行う学習部と、サーバから受信した参照データに対するリプライを、前記言語モデルを用いて生成する生成部と、リプライにおける特定種別の情報を秘匿した秘匿リプライを前記サーバに送信する秘匿部と、を有し、前記学習部は、前記サーバから受信した、他の情報処理装置によって前記参照データに対して生成されたリプライと、前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習する、情報処理装置が提供される。
【0007】
また、本開示に係る第2の態様では、言語モデルの機械学習を行い、サーバから受信した参照データに対するリプライを、前記言語モデルを用いて生成し、前記リプライにおける特定種別の情報を秘匿した秘匿リプライを前記サーバに送信し、前記サーバから受信した、他の情報処理装置によって前記参照データに対して生成されたリプライと、前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習する、情報処理方法が提供される。
【0008】
また、本開示に係る第3の態様では、言語モデルの機械学習を行い、サーバから受信した参照データに対するリプライを、前記言語モデルを用いて生成し、前記リプライにおける特定種別の情報を秘匿した秘匿リプライを前記サーバに送信し、前記サーバから受信した、他の情報処理装置によって前記参照データに対して生成されたリプライと、前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習する、処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
【0009】
また、本開示に係る第4の態様では、参照データを複数の情報処理装置へ送信する送信部と、機械学習された言語モデルを用いて生成された前記参照データに対するリプライ、または前記リプライにおける特定種別の情報が秘匿された秘匿リプライを、前記複数の情報処理装置のそれぞれから取得する取得部と、前記取得部により取得された各リプライのうち、第一リプライを特定する特定部と、を有し、前記送信部は、前記第一リプライと前記参照データとの組み合わせのデータに基づき前記言語モデルを学習させる情報を前記複数の情報処理装置へ送信する、サーバが提供される。
【0010】
また、本開示に係る第5の態様では、サーバと複数の情報処理装置とを含み、前記複数の情報処理装置のそれぞれは、言語モデルの機械学習を行う学習部と、サーバから受信した参照データに対するリプライを、前記言語モデルを用いて生成する生成部と、前記リプライにおける特定種別の情報を秘匿した秘匿リプライを前記サーバに送信する秘匿部と、を有し、前記学習部は、前記サーバから受信した、他の情報処理装置によって前記参照データに対して生成されたリプライと、前記参照データとの組み合わせのデータに基づき、前記言語モデルを学習し、前記サーバは、参照データを複数の情報処理装置へ送信する送信部と、機械学習された言語モデルを用いて生成された前記参照データに対するリプライ、または前記リプライにおける前記特定種別の情報が秘匿された秘匿リプライを、前記複数の情報処理装置のそれぞれから取得する取得部と、前記取得部により取得された各リプライのうち、第一リプライを特定する特定部と、を有し、前記送信部は、前記第一リプライと前記参照データとの組み合わせのデータに基づき前記言語モデルを学習させる情報を前記複数の情報処理装置へ送信する、情報処理システムが提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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