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公開番号
2025165714
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024069971
出願日
2024-04-23
発明の名称
蒸留物製造プラント及び蒸留物の製造方法
出願人
竹鶴油業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C12H
6/02 20190101AFI20251028BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】蒸留物製造プラントにおいて、環境負荷を低減することが要求されている。
【解決手段】蒸留物製造プラント1は、発酵液を加熱する蒸留釜20を含む蒸留プロセス部2と、蒸留が終了した蒸留釜20から移送された発酵液の廃液から分離した残渣を含む固体分を用いた固体燃料を製造する残渣処理プロセス部10と、固体燃料を燃焼させて蒸留釜20を加熱することが可能な熱源部5とを備える。蒸留物製造プラント1により、蒸留物の製造における環境負荷を低減し経済性を高めることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
発酵液を加熱する蒸留釜を含む蒸留プロセス部と、
蒸留が終了した蒸留釜から移送された前記発酵液の廃液から分離した残渣を含む固体分を用いた固体燃料を製造する残渣処理プロセス部と、
前記固体燃料を燃焼させて前記蒸留釜を加熱することが可能な熱源部とを備える、蒸留物製造プラント。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記残渣処理プロセス部は、乾燥された前記残渣を含む固体分がペレット状に成形された成形物を前記固体燃料として製造するように構成されている、請求項1に記載の蒸留物製造プラント。
【請求項3】
前記熱源部は、前記固体燃料を用いる第一ボイラと、前記固体燃料とは異なる燃料を用いる第二ボイラとを有し、前記第一ボイラと共に前記第二ボイラを用いて前記蒸留釜を加熱することができるように構成されている、請求項1に記載の蒸留物製造プラント。
【請求項4】
前記熱源部において燃焼後の灰を貯留する灰貯留部を備える、請求項1に記載の蒸留物製造プラント。
【請求項5】
発酵液を加熱する蒸留釜を含む蒸留プロセス部と、
蒸留が終了した蒸留釜から移送された前記発酵液の廃液から分離した残渣を含む固体分を用いた固体燃料を製造する残渣処理プロセス部と、
前記固体燃料を燃焼させて前記蒸留釜を加熱することが可能な熱源部とを備える蒸留物製造プラントを用いた蒸留物の製造方法であって、
前記蒸留釜から移送された前記廃液を用いて前記残渣処理プロセス部により固形燃料を製造する燃料製造ステップと、
前記固体燃料を前記熱源部で燃焼させる燃焼ステップと、
前記熱源部により前記蒸留釜を加熱して前記蒸留プロセス部により蒸留物を製造する蒸留ステップとを含む、蒸留物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸留釜を用いて発酵液を加熱する蒸留プロセス部を含む蒸留物製造プラント及び蒸留物の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
エタノール等のアルコールを含有する蒸留物には、蒸留酒や、燃料用、工業用のアルコール等がある。このような蒸留物の製造プロセスにおいては、蒸留釜を用いて原料の発酵液を加熱し、蒸気を冷却して凝縮することを繰り返すことにより、蒸留物の精製が行われる。
【0003】
なお、下記特許文献1には、多層蒸留部を有する焼酎バイオマス燃料プラントにおいて、冷却器から流出させた蒸留液をエタノール分と水分を分離する油水分離器を通過させて得られたエタノール分を多層蒸留部に送液して再蒸留する蒸留還流ラインを設けた構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-62802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、アルコールを含有する蒸留物の製造プラントにおいて、様々な場面での環境負荷低減が求められている。従来のプラントでは、エネルギー消費量や廃棄物発生量が大きく、環境負荷と経済性の両面で課題があった。
【0006】
この発明は、飲料用、工業用、又は燃料用のアルコールを含有する蒸留物の製造における環境負荷を低減し経済性を高めることができる蒸留物製造プラント及び蒸留物の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本第一の発明の蒸留物製造プラントは、発酵液を加熱する蒸留釜を含む蒸留プロセス部と、蒸留が終了した蒸留釜から移送された発酵液の廃液から分離した残渣を含む固体分を用いた固体燃料を製造する残渣処理プロセス部と、固体燃料を燃焼させて蒸留釜を加熱することが可能な熱源部とを備える、蒸留物製造プラントである。
【0008】
かかる構成により、蒸留物の製造における環境負荷を低減し経済性を高めることができる。
【0009】
また、本第二の発明の蒸留物製造プラントは、第一の発明に対して、残渣処理プロセス部は、乾燥された残渣を含む固体分がペレット状に成形された成形物を固体燃料として製造するように構成されている、蒸留物製造プラントである。
【0010】
かかる構成により、扱うことが容易な固体燃料を用いて容易に蒸留物を製造することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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