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公開番号2025163650
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024120815
出願日2024-07-26
発明の名称車両用空調ダクト及び車両用ビーム
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60H 1/00 20060101AFI20251022BHJP(車両一般)
要約【課題】小型化を図ることができる車両用空調ダクト及び車両用ビームを提供する。
【解決手段】ビーム本体は、インレット32及び複数のアウトレット33と、インストルメントパネル内で車幅方向に延びるとともに、空調用空気が流れる流路40を形成する筒状のダクト部31とを備える。複数のアウトレット33は、第1アウトレット33Aと、車幅方向において第1アウトレット33Aよりもインレット32から離れた位置に配置される第2アウトレット33Bとを含んでいる。流路40には、インレット32を、第1開口部32d及び第2開口部32eに分割するとともに、流路40を、第1開口部32dから第1アウトレット33Aに延びる第1流路41と、第2開口部32eから第2アウトレット33Bに延びる第2流路42とに分割する第1仕切り部37が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
インレット及び複数のアウトレットと、インストルメントパネル内で車幅方向に延びるとともに、空調用空気が流れる流路を形成する筒状のダクト本体と、を備える、車両用空調ダクトであって、
複数の前記アウトレットは、第1アウトレットと、前記車幅方向において前記第1アウトレットよりも前記インレットから離れた位置に配置される第2アウトレットと、を含み、
前記流路には、前記インレットを、第1開口部及び第2開口部に分割するとともに、前記流路を、前記第1開口部から前記第1アウトレットに延びる第1流路と、前記第2開口部から前記第2アウトレットに延びる第2流路と、に分割する仕切り部が設けられている、
車両用空調ダクト。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記車両用空調ダクトは、前記ダクト本体の周方向において前記ダクト本体を分割する複数の樹脂製のダクト分割体から構成されており、
前記仕切り部は、複数の前記ダクト分割体の各々と一体に成形された仕切り部分割体同士を接合することにより形成されている、
請求項1に記載の車両用空調ダクト。
【請求項3】
前記仕切り部は、前記第2開口部に対向する対向面を有しており、
前記対向面は、前記第2開口部との対向方向において前記第2開口部から離れるほど、前記車幅方向において前記第2アウトレットに近づくように湾曲している、
請求項1に記載の車両用空調ダクト。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の車両用空調ダクトを含むビーム本体を備え、
前記ビーム本体は、前記車幅方向の両端に設けられ、車体に取り付けられる一対の取付部を有している、車両用ビームであって、
前記第1アウトレットは、前記車幅方向において前記インストルメントパネルの中央部に配置されたセンタ吹出口に前記空調用空気を導出するものであり、
前記第2アウトレットは、前記車幅方向において前記インストルメントパネルの一端部に配置されたサイド吹出口に前記空調用空気を導出するものであり、
前記仕切り部を第1仕切り部とするとき、
前記流路には、前記流路のうち前記車幅方向において前記第2アウトレットよりも外側に延出する延出部と、前記第2流路と、を仕切る第2仕切り部が設けられている、
車両用ビーム。
【請求項5】
前記第2仕切り部は、前記第2アウトレットの開口部と対向する対向面を有しており、
前記対向面は、前記開口部との対向方向において前記開口部から離れるほど、前記車幅方向において前記インレットに近づくように湾曲している、
請求項4に記載の車両用ビーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用空調ダクト及び空調ダクトの機能を有する車両用ビームに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両用空調装置が記載されている。この車両用空調装置は、所望の温度の空気を作り出す車室内空調ユニットと、空調ユニットに取り付けられるデフロスタ送風ダクト、センタフェイス送風ダクト、サイドフェイス送風ダクト及びフット送風ダクトとを備えている。
【0003】
車室内空調ユニットには、空気の流れ方向の最も下流側に、デフロスタ開口部、フェイス開口部及びフット開口部が設けられている。
デフロスタ開口部は、デフロスタ送風ダクトを介して車室内に設けられたデフロスタ吹出口に接続されている。
【0004】
フェイス開口部は、センタフェイス開口部とサイドフェイス開口部とに分かれている。センタフェイス開口部は、センタフェイス送風ダクトを介して車室内に設けられたセンタフェイス吹出口に接続されている。サイドフェイス開口部は、サイドフェイス送風ダクトを介して車室内に設けられたサイドフェイス吹出口に接続されている。
【0005】
フット開口部は、フット送風ダクトを介して車室内に設けられたフット吹出口に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-247115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、こうした車両用空調装置においては、複数の送風ダクトがそれぞれ独立して設けられている。このため、送風ダクト全体の体格が大きくなりやすいといった問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための車両用空調ダクト及び車両用ビームの各態様を記載する。
[態様1]インレット及び複数のアウトレットと、インストルメントパネル内で車幅方向に延びるとともに、空調用空気が流れる流路を形成する筒状のダクト本体と、を備える、車両用空調ダクトであって、複数の前記アウトレットは、第1アウトレットと、前記車幅方向において前記第1アウトレットよりも前記インレットから離れた位置に配置される第2アウトレットと、を含み、前記流路には、前記インレットを、第1開口部及び第2開口部に分割するとともに、前記流路を、前記第1開口部から前記第1アウトレットに延びる第1流路と、前記第2開口部から前記第2アウトレットに延びる第2流路と、に分割する仕切り部が設けられている、車両用空調ダクト。
【0009】
上記構成によれば、仕切り部によって、流路内に互いに独立する第1流路及び第2流路が形成される。このため、第1流路を形成するダクト本体と、第2流路を形成するダクト本体とをそれぞれ独立して設ける場合に比べて、ダクト本体の数を減らすことができる。したがって、車両用空調ダクトの小型化を図ることができる。
【0010】
また、上記構成によれば、第1開口部から第1流路に導入された空調用空気は、第1アウトレットから導出される。また、第2開口部から第2流路に導入された空調用空気は、第2アウトレットから導出される。このため、空調装置から第1開口部及び第2開口部に向けて、それぞれ温度や風量等について異なる調整をされた空調用空気を送るようにすれば、第1アウトレット及び第2アウトレットから、それぞれ異なる調整をされた空調用空気を導出させることができる。したがって、車両の空調機能を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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