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公開番号
2025162453
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-27
出願番号
2024065763
出願日
2024-04-15
発明の名称
スイッチング制御回路、電源回路
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
H02M
3/155 20060101AFI20251020BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】インタリーブ動作時に、整流電圧が変動した際であっても位相差のずれを抑制する。
【解決手段】第1インダクタ電流を制御する第1トランジスタとを含む第1回路と、第2インダクタ電流を制御する第2トランジスタとを含む第2回路と、前記第1及び第2トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、前記第1インダクタ電流が第1の値となった後、前記第1トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、前記第1トランジスタのスイッチング周期の半周期を示す信号を出力する出力回路と、前記第1トランジスタがオンしてから前記半周期を示す信号と、前記第2インダクタ電流が第2の値となったことと、に基づいて前記第2トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第2期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする第2駆動回路と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
交流電圧に応じた電圧が印加される第1インダクタと、前記第1インダクタに流れる第1インダクタ電流を制御する第1トランジスタとを含む第1回路と、前記交流電圧に応じた前記電圧が印加される第2インダクタと、前記第2インダクタに流れる第2インダクタ電流を制御する第2トランジスタとを含む第2回路と、前記第1及び第2回路の出力と負荷とが接続される出力端子とを含み、前記交流電圧から目的レベルであり、前記出力端子に出力電圧を生成する電源回路の前記第1及び第2トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、
前記第1インダクタ電流が第1の値となった後、前記第1トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、
前記第1トランジスタのスイッチング周期の半周期を示す信号を出力する出力回路と、
前記第1トランジスタがオンしてから前記半周期を示す信号と、前記第2インダクタ電流が第2の値となったことと、に基づいて前記第2トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第2期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする第2駆動回路と、
を備えるスイッチング制御回路。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第2駆動回路は、
前記第1トランジスタがオンしてから前記半周期のタイミングで定まる所定期間内に前記第2インダクタ電流が前記第2の値となると、前記第2トランジスタをオンする、
スイッチング制御回路。
【請求項3】
請求項2に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第1トランジスタがスイッチングされる第1タイミング、及び前記第2トランジスタがスイッチングされる第2タイミングの第1の差と、前記半周期と、の第2の差が第1所定値より大きいか否かを検出する検出回路を備え、
前記第2駆動回路は、
前記第2の差が前記第1所定値より大きいことを示す検出結果に基づいて、前記第1トランジスタがオンしてから前記半周期となると前記第2トランジスタをオンする、
スイッチング制御回路。
【請求項4】
請求項3に記載のスイッチング制御回路であって、
前記検出回路は、
前記第2の差が前記第1所定値より大きくなる回数をカウントし、
前記第2駆動回路は、
前記検出回路のカウント値が第2所定値より大きくなると、前記第1トランジスタがオンしてから前記半周期となると前記第2トランジスタをオンする、
スイッチング制御回路。
【請求項5】
請求項2~4の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第1インダクタ電流が前記第1の値となる回数をカウントする第1カウンタと、
前記第2インダクタ電流が前記第2の値となる回数をカウントする第2カウンタと、
設定値を示す情報が記憶される記憶回路と、
を備え、
前記第1駆動回路は、
前記第1カウンタのカウント値が前記設定値となると、前記第1トランジスタをオンし、
前記第2駆動回路は、
前記所定期間内において前記第2カウンタのカウント値が前記設定値となると、前記第2トランジスタをオンする、
スイッチング制御回路。
【請求項6】
請求項5に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第1及び第2トランジスタの所定スイッチング周波数及び所定設定値に基づいて、前記設定値を設定する設定回路、
を備えるスイッチング制御回路。
【請求項7】
請求項1に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第2期間は、前記第1期間に等しい、
スイッチング制御回路。
【請求項8】
交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路であって、
前記交流電圧に応じた電圧が印加される第1インダクタと、前記第1インダクタに流れる第1インダクタ電流を制御する第1トランジスタとを含む第1回路と、
前記交流電圧に応じた電圧が印加される第2インダクタと、前記第2インダクタに流れる第2インダクタ電流を制御する第2トランジスタとを含む第2回路と、
前記第1及び第2回路の出力と負荷とが接続される出力端子と、
前記出力端子に出力電圧を生成する電源回路の前記第1及び第2トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、
を含み、
前記スイッチング制御回路は、
前記第1インダクタ電流が第1の値となった後、前記第1トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、
前記第1トランジスタのスイッチング周期の半周期を示す信号を出力する出力回路と、
前記第1トランジスタがオンしてから前記半周期を示す信号と、前記第2インダクタ電流が第2の値となったこと、に基づいて前記第2トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第2期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする第2駆動回路と、
を備える電源回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチング制御回路、及び電源回路に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
臨界モードで動作する一般的な力率改善回路(以下、PFC(Power Factor Correction)回路と称する。)は、インダクタに流れるインダクタ電流のピーク値の波形を、交流電圧を整流した整流電圧と相似形にして、力率を改善する。また、力率改善回路は、複数(例えば、2系統)の昇圧チョッパー回路を含むことがある(例えば、特許文献1~23)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-037532号公報
特開2020-129865号公報
特開2020-039235号公報
特開2017-070193号公報
特開2015-019558号公報
特開2014-155240号公報
特開2011-030311号公報
特開2011-030310号公報
特開2010-130896号公報
特開2010-035271号公報
特開2010-035270号公報
特開2007-181342号公報
特開2007-181252号公報
特開2007-043875号公報
特開2007-043807号公報
特開2007-043787号公報
特開2007-043786号公報
特開2007-028753号公報
特開2007-028729号公報
特開2007-020252号公報
特開2007-014139号公報
特開2005-045996号公報
特開2005-045995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、PFC回路では、2系統の昇圧チョッパー回路を並列動作(以下、適宜インタリーブ動作ともいう)させることがある。
【0005】
しかしながら、2系統の昇圧チョッパー回路を並列動作させる際に、例えば、全波整流回路の出力に変動が発生すると、2系統の昇圧チョッパー回路を構成する2つのトランジスタのスイッチング周期が乱れることがある。この結果、2系統の昇圧チョッパー回路を構成する2つのトランジスタのオンタイミングの位相差が所定の位相差(例えば、180°)からずれることがある。
【0006】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、インタリーブ動作時に、整流電圧が変動した際であっても位相差のずれを抑制するスイッチング制御回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した課題を解決する本発明の第1の態様は、交流電圧に応じた電圧が印加される第1インダクタと、前記第1インダクタに流れる第1インダクタ電流を制御する第1トランジスタとを含む第1回路と、前記交流電圧に応じた前記電圧が印加される第2インダクタと、前記第2インダクタに流れる第2インダクタ電流を制御する第2トランジスタとを含む第2回路と、前記第1及び第2回路の出力と負荷とが接続される出力端子とを含み、前記交流電圧から目的レベルであり、前記出力端子に出力電圧を生成する電源回路の前記第1及び第2トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、前記第1インダクタ電流が第1の値となった後、前記第1トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、前記第1トランジスタのスイッチング周期の半周期を示す信号を出力する出力回路と、前記第1トランジスタがオンしてから前記半周期を示す信号と、前記第2インダクタ電流が第2の値となったことと、に基づいて前記第2トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第2期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする第2駆動回路と、を備えるスイッチング制御回路である。
【0008】
また、前述した課題を解決する本発明の第2の態様は、交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路であって、前記交流電圧に応じた電圧が印加される第1インダクタと、前記第1インダクタに流れる第1インダクタ電流を制御する第1トランジスタとを含む第1回路と、前記交流電圧に応じた電圧が印加される第2インダクタと、前記第2インダクタに流れる第2インダクタ電流を制御する第2トランジスタとを含む第2回路と、前記第1及び第2回路の出力と負荷とが接続される出力端子と、前記出力端子に出力電圧を生成する電源回路の前記第1及び第2トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、を含み、前記スイッチング制御回路は、前記第1インダクタ電流が第1の値となった後、前記第1トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、前記第1トランジスタのスイッチング周期の半周期を示す信号を出力する出力回路と、前記第1トランジスタがオンしてから前記半周期を示す信号と、前記第2インダクタ電流が第2の値となったこと、に基づいて前記第2トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた第2期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする第2駆動回路と、を備える電源回路である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、インタリーブ動作時に、整流電圧が変動した際であっても位相差のずれを抑制するスイッチング制御回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
AC-DCコンバータ10の一例を示す図である。
入力ラインフィルタ20の一例を示す図である。
寄生成分を考慮した入力ラインフィルタ20の一例を示す図である。
力率改善IC25の一例を示す図である。
スイッチング制御回路203aの一例を示す図である。
スイッチング制御回路203aの動作の一例を示す図である。
AC-DCコンバータ10の主要な波形を示す図である。
スイッチング制御回路203aの動作の一例を示す図である。
スイッチング制御回路203aの動作のフローチャートの一例を示す図である。
スイッチング制御回路203aの動作の一例を示す図である。
スイッチング制御回路203aの動作のフローチャートの一例を示す図である。
スイッチング制御回路203bの一例を示す図である。
スイッチング制御回路203bの動作の一例を示す図である。
スイッチング制御回路203bの動作の一例を示す図である。
スイッチング制御回路203bの動作のフローチャートの一例を示す図である。
スイッチング制御回路203cの一例を示す図である。
スイッチング制御回路203cの動作の一例を示す図である。
スイッチング制御回路203cの動作のフローチャートの一例を示す図である。
スイッチング制御回路203dの一例を示す図である。
スイッチング制御回路203dの動作の一例を示す図である。
スイッチング制御回路203dの動作の一例を示す図である。
スイッチング制御回路203dの動作のフローチャートの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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