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公開番号
2025161964
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2025141210,2021041263
出願日
2025-08-27,2021-03-15
発明の名称
EUVリソグラフィ用ペリクル
出願人
三井化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
1/64 20120101AFI20251017BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】EUVリソグラフィにおいて、フレームの変形やペリクル膜のシワの発生をより確実に抑えることが可能なペリクルを提供すること。
【解決手段】開口部を有するフレームと、フレームの一方の端面側に、開口部を覆うように展張支持されたペリクル膜と、を備えた、EUVリソグラフィに用いられるペリクルであって、ペリクル膜は炭素材料を含み、フレームが、溶融温度が500℃以上であり、かつ、300℃における0.2%耐力が300MPa以上である材料を含んで構成される、ペリクル。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部を有するフレームと、前記フレームの一方の端面側に、前記開口部を覆うように展張支持されたペリクル膜と、を備えた、EUVリソグラフィに用いられるペリクルであって、
前記ペリクル膜は炭素材料を含み、
前記フレームが、溶融温度が500℃以上であり、かつ、300℃における0.2%耐力が300MPa以上である材料を含んで構成される、ペリクル。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記フレームを構成する材料のヤング率が110GPa未満である、請求項1に記載のペリクル。
【請求項3】
前記フレームを構成する材料のヤング率が100GPa以下である、請求項1または2に記載のペリクル。
【請求項4】
前記フレームを構成する材料が、β型チタン合金を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のペリクル。
【請求項5】
前記フレームを構成する材料が、バナジウム(V)を13~40質量%含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のペリクル。
【請求項6】
前記フレームを構成する材料が、モリブデン(Mo)を13~40質量%含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のペリクル。
【請求項7】
前記フレームを構成する材料が、ニオブ(Nb)を13~40質量%含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のペリクル。
【請求項8】
前記フレームを構成する材料が、バナジウム(V):14~25質量%、アルミニウム(Al):2.5~5質量%、スズ(Sn):0.5~4質量%、及びクロム(Cr):4質量%以下を含有し、残部はチタン(Ti)及び不純物の少なくとも一方を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のペリクル。
【請求項9】
前記フレームを構成する材料が、酸素(O):0超え0.20質量%以下を含有する、請求項1~8のいずれか一項に記載のペリクル。
【請求項10】
前記フレームを構成する材料が、炭素(C):0超え0.10質量%以下を含有する、請求項1~9のいずれか一項に記載のペリクル。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、EUVリソグラフィ用ペリクルに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
大規模集積回路(LSI)、超LSI等の半導体デバイスや液晶表示板等の製造工程では、マスク(露光原板、レチクルともいう)を介して感光層等に光を照射することによってパターニングを行う。その際、マスクに異物が付着していると、光が異物に吸収されたり、異物表面で光が反射されて屈曲したりする。その結果、形成されるパターンが変形したり、エッジががさついたりして、パターニング後の寸法、品質、および外観等が損なわれてしまうといった問題が生じる。このような問題を解消すべく、マスクの表面に、光を透過するペリクル膜を備えるペリクルを装着し、異物の付着を抑制する方法が採用されている。
【0003】
リソグラフィに用いる光の波長は短波長化が進み、次世代のリソグラフィ技術としてはEUV(Extreme Ultra Violet)光を用いることが検討されている。EUV光は、軟X線領域又は真空紫外線領域の波長の光を指し、具体的には13.5nm±0.3nm程度の光線を指す。
【0004】
EUV光は、あらゆる物質に対して吸収されやすい。ペリクル膜がEUV光を吸収すると、露光不良の原因となるばかりではなく、EUV光のエネルギーによる発熱によりペリクル膜が損傷してしまう場合がある。
【0005】
例えば、EUV露光では、ペリクル膜が光を吸収し、ペリクル膜の温度が500℃以上に上昇する。その熱がフレームに伝わり、フレームが変形するといった課題がある。また、フレーム材料とペリクル膜材料との線膨張係数の違いにより、露光時にペリクル膜にしわが入るなどの課題もある。
【0006】
そのため、従来の例えばArF光用のペリクル膜はEUV光用には適さないと考えられており、EUV光用のペリクルが提案されている。
【0007】
例えば、特許文献1には、線膨張係数および密度が低い金属又は合金をフレームとして用いることにより、ペリクル膜のシワや破損を抑制したペリクルが開示されている。また、特許文献2には、低い線膨張係数を有する材質からなるペリクル用フレームが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2019-70745号公報
特許第6370255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記文献に開示された技術では、フレームの変形やペリクル膜のシワの発生を十分に抑制することはできていない。更に、EUV光は短波長であるためペリクル膜の歪みの影響を受け易く、そのため、ペリクルをマスクに貼り付けることで生じ得るマスク歪が大きいとパターンに影響がでてくる可能性がある。そのため、マスク歪が小さいことが求められるようになっている。
【0010】
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、本発明の目的は、EUVリソグラフィにおいて、フレームの変形やペリクル膜のシワの発生をより確実に抑えることが可能で、更には、ペリクルをマスクに貼り付けることで生じ得るマスク歪が小さなペリクルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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