TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025160542
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-23
出願番号
2024063095
出願日
2024-04-10
発明の名称
水耕栽培装置
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01G
31/00 20180101AFI20251016BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】藻の発生を抑制すると共に温度調節に要するコストの削減を図ることが可能な水耕栽培装置を提供する。
【解決手段】温度調節された培養液Fが貯留される内部空間S1が形成され、当該内部空間S1において培養液Fに根が浸かると共に、外部空間に一部が露出するように植物Pが植えられる栽培ベッド10と、内部にある培養液Fによって温度が調節された温調空間が形成される温調部材と、温調空間及び栽培ベッド10の外部空間の間で空気が流通するように、温調空間及び栽培ベッド10の外部空間を互いに接続する接続部60と、接続部60を介して、温調空間から栽培ベッド10の外部空間へと向かう空気の流れを発生させることによって、植物Pの周辺の温度を調節するファン70と、栽培ベッド10の外部空間から温調空間に向かう光を遮るように構成される遮光部と、を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
温度調節された培養液が貯留される内部空間が形成され、当該内部空間において前記培養液に根が浸かると共に、外部空間に一部が露出するように植物が植えられる栽培部材と、
内部にある前記培養液によって温度が調節された温調空間が形成される温調部材と、
前記温調空間及び前記栽培部材の外部空間の間で空気が流通するように、前記温調空間及び前記栽培部材の外部空間を互いに接続する接続部と、
前記接続部を介して、前記温調空間から前記栽培部材の外部空間へと向かう空気の流れを発生させることによって、前記植物の周辺の温度を調節するファンと、
前記栽培部材の外部空間から前記温調空間に向かう光を遮るように構成される遮光部と、
を具備する、
水耕栽培装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記遮光部には、
前記栽培部材を透過する光を遮るように構成される第1遮光部が含まれる、
請求項1に記載の水耕栽培装置。
【請求項3】
前記植物のうち、前記栽培部材の外部空間に露出する部分を覆うカバー部をさらに具備し、
前記栽培部材の外部空間は、
前記カバー部及び前記栽培部材によって囲まれた空間である、
請求項1に記載の水耕栽培装置。
【請求項4】
前記栽培部材の外部空間に二酸化炭素ガスを供給可能な供給部をさらに具備する、
請求項3に記載の水耕栽培装置。
【請求項5】
前記接続部には、
前記栽培部材の外部空間と前記温調空間とを互いに連通する筒状部が含まれ、
前記遮光部には、
前記筒状部を介して前記温調空間に向かう光を遮るように構成される第2遮光部が含まれる、
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の水耕栽培装置。
【請求項6】
前記第2遮光部には、
前記筒状部に形成された屈曲部が含まれる、
請求項5に記載の水耕栽培装置。
【請求項7】
前記屈曲部は、
前記筒状部内において空気の流通方向が反転するように、前記筒状部が折り返されることによって形成される、
請求項6に記載の水耕栽培装置。
【請求項8】
前記温調空間には、
前記栽培部材の内部空間が含まれ、
前記筒状部は、
前記栽培部材の上面とは異なる面を介して、前記栽培部材の内部空間と連通される、
請求項5に記載の水耕栽培装置。
【請求項9】
前記筒状部には、
前記筒状部の長手方向に沿って配置され、前記温調空間から案内された空気を前記栽培部材の外部空間に向けて吹き出す複数の吹き出し口が形成される、
請求項5に記載の水耕栽培装置。
【請求項10】
季節及び時間帯に応じて前記ファンを制御する制御部をさらに具備する、
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の水耕栽培装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水耕栽培装置の技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水耕栽培によって植物を栽培する水耕栽培装置の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
特許文献1に記載の水耕栽培装置は、培養液が貯留される栽培槽、及び当該培養液に浮かべられる栽培床を具備する。栽培床は、植物の根が培養液に浸かるように植物が定植される複数の栽培パレットを具備する。複数の栽培パレットは、培養液の液面全面を遮光するように互いに連結される。これによって水耕栽培装置は、栽培槽の内部空間と外部空間とを区画して培養液に光が当たるのを抑制し、藻の発生を抑制することができる。
【0004】
ここで、植物を生育する場合、培養液の温度及び植物周辺の気温を植物の生育に適した温度に調節することが望ましい。また仮に空調設備だけで植物周辺の気温を調節した場合、光熱費の増大が懸念されるため、温度調節に要するコストの削減を図ることが望ましい。当該コスト削減の方法の1つとして、温度調節された培養液の冷熱や熱を植物周辺に伝える方法がある。なお特許文献1の水耕栽培装置では、植物の一部が栽培床を介して栽培槽の外部空間に露出するため、培養液を利用して植物周辺の気温を調節するには、培養液の冷熱や熱を栽培槽の内部空間から外部空間に流通させる必要がある。
【0005】
しかし特許文献1に記載の水耕栽培装置は、藻の発生を抑制するために栽培槽の内部空間と外部空間とを区画しているため、培養液の冷熱や熱を栽培槽の外部空間に流通させることが困難である。このように、特許文献1に記載の水耕栽培装置では、藻の発生を抑制することができる反面、温度調節に要するコストの削減を図ることが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-150072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、藻の発生を抑制すると共に温度調節に要するコストの削減を図ることが可能な水耕栽培装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
即ち、請求項1においては、温度調節された培養液が貯留される内部空間が形成され、当該内部空間において前記培養液に根が浸かると共に、外部空間に一部が露出するように植物が植えられる栽培部材と、内部にある前記培養液によって温度が調節された温調空間が形成される温調部材と、前記温調空間及び前記栽培部材の外部空間の間で空気が流通するように、前記温調空間及び前記栽培部材の外部空間を互いに接続する接続部と、前記接続部を介して、前記温調空間から前記栽培部材の外部空間へと向かう空気の流れを発生させることによって、前記植物の周辺の温度を調節するファンと、前記栽培部材の外部空間から前記温調空間に向かう光を遮るように構成される遮光部と、を具備するものである。
【0010】
請求項2においては、前記遮光部には、前記栽培部材を透過する光を遮るように構成される第1遮光部が含まれるものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
草刈り鋏
8日前
個人
蠅捕獲器
4日前
個人
虫捕り器
26日前
個人
刈込鋏保持具
22日前
個人
種子の製造方法
1日前
個人
草刈機用回転刃
4日前
個人
後付巻降ろし器
26日前
個人
飼育容器
1か月前
株式会社丹勝
緑化工法
23日前
個人
イカ釣り用ヤエン
26日前
個人
昆虫捕集器
1日前
株式会社シマノ
釣竿
26日前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
井関農機株式会社
作業車両
16日前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
井関農機株式会社
作業車両
16日前
個人
四足動物用装着具
9日前
個人
水耕栽培システム
1か月前
大栄工業株式会社
捕獲器
16日前
井関農機株式会社
作業車両
4日前
井関農機株式会社
作業車両
22日前
株式会社オーツボ
海苔箱船
8日前
井関農機株式会社
作業車両
9日前
松山株式会社
農作業機
1か月前
松山株式会社
農作業機
22日前
個人
伸縮する草刈り機の可動装置。
26日前
トヨタ自動車株式会社
育苗装置
23日前
スガノ農機株式会社
圃場作業装置
23日前
みのる産業株式会社
茎葉処理装置
10日前
個人
飼育水槽用の浄化装置
1か月前
井関農機株式会社
コンバイン
23日前
株式会社スズテック
播種装置
8日前
株式会社デンソー
農業用装置
18日前
グローブライド株式会社
釣竿
17日前
グローブライド株式会社
釣竿
16日前
続きを見る
他の特許を見る