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公開番号2025159889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062726
出願日2024-04-09
発明の名称リキュールの製造方法及びリキュール
出願人合同会社ねっか
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類C12G 3/04 20190101AFI20251015BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】米麹、大麦等の穀物又は果実、及び水のみを原料として、風味を調整できるリキュールの製造方法、及びこのリキュールの製造方法で製造されるリキュールを提供する。
【解決手段】リキュールの製造方法が、麹甘酒を醸造酒に添加する甘酒添加工程を含む。このリキュールの製造方法は、好ましくは米焼酎を醪に添加する米焼酎添加工程を更に含む。この米焼酎中のカプロン酸エチルの含有量が10ppm以上であり、この醪中のカプロン酸エチルの含有量が10ppm未満であり、この米焼酎に含まれるエタノール及びこの醪の仕込みに使用された白米の総量に占めるこの米焼酎に含まれるエタノールの割合が5~25質量%であり、この米焼酎添加工程で得られるこの醸造酒中のカプロン酸エチルの含有量が3.6ppm以上、かつカプロン酸エチルの含有量(ppm)/炭素数6以上の遊離脂肪酸の含有量(mM)が20~35の範囲である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
リキュールの製造方法であって、
麹甘酒を醸造酒に添加する麹甘酒添加工程を含む、リキュールの製造方法。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載されたリキュールの製造方法において、
米焼酎を醪に添加する米焼酎添加工程を更に含み、
当該米焼酎中のカプロン酸エチルの含有量が10ppm以上であり、
当該醪中のカプロン酸エチルの含有量が10ppm未満であり、
当該米焼酎に含まれるエタノール及び当該醪の仕込みに使用された白米の総量に占める当該米焼酎に含まれるエタノールの割合が5~25質量%であり、
前記米焼酎添加工程で得られる前記醸造酒中のカプロン酸エチルの含有量が3.6ppm以上、かつカプロン酸エチルの含有量(ppm)/炭素数6以上の遊離脂肪酸の含有量(mM)が20~35の範囲である、リキュールの製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載されたリキュールの製造方法において、前記醸造酒が清酒である、リキュールの製造方法。
【請求項4】
請求項1に記載されたリキュールの製造方法において、α米及び有色米からなる群から選ばれる少なくとも1つが原料として使用されていない、リキュールの製造方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載されたリキュールの製造方法により製造されたリキュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リキュールの製造方法及びリキュールに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、消費者の嗜好が多様化しており、様々な風味の清酒、リキュール等の酒類が販売されたり、開発されたりしている。特許文献1は、もろみ作りに用いる掛米として無精米の紫黒米を使用し、紫黒米の糠に含まれるアントシアニン系色素を発酵中のもろみの液部に移行させ、赤紫色に呈色する清酒の製造方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-60528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、米、大麦等の穀物又は果実、及び水のみを原料として、風味を調整できるリキュールの製造方法が希求されていた。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、米麹、大麦等の穀物又は果実、及び水のみを原料として、風味を調整できるリキュールの製造方法、及び当該リキュールの製造方法で製造されるリキュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題に鑑み検討を重ね、麹甘酒の醸造酒への添加により、リキュールの風味を調整できることを見出した。本発明はこれらの知見に基づき完成されるに至ったものである。
【0007】
本発明は、麹甘酒を醸造酒に添加する麹甘酒添加工程を含むリキュールの製造方法に関する。
【0008】
前記リキュールの製造方法は、好ましくは、米焼酎を醪に添加する米焼酎添加工程を更に含み、該米焼酎中のカプロン酸エチルの含有量が10ppm以上であり、当該醪中のカプロン酸エチルの含有量が10ppm未満であり、当該米焼酎に含まれるエタノール及び当該醪の仕込みに使用された白米の総量に占める当該米焼酎に含まれるエタノールの割合が5~25質量%であり、前記米焼酎添加工程で得られる前記醸造酒中のカプロン酸エチルの含有量が3.6ppm以上、かつカプロン酸エチルの含有量(ppm)/炭素数6以上の遊離脂肪酸の含有量(mM)が20~35の範囲である。
【0009】
前記醸造酒、好ましくは清酒である。
【0010】
好ましくは、α米及び有色米からなる群から選ばれる少なくとも1つは、前記リキュールの製造方法において、原料として使用されていない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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