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公開番号2025158852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061780
出願日2024-04-05
発明の名称輸送用冷凍機械
出願人三菱重工サーマルシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F25B 49/02 20060101AFI20251009BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】バッテリーユニットとの干渉を避けつつ、高い自由度でレイアウトすることが可能な輸送用冷凍機械を提供する。
【解決手段】輸送用冷凍機械は、シャーシ、及びコンテナを有する車両に設けられた輸送用冷凍機械であって、高電圧回路を含む高電圧回路ユニットと、低電圧回路を含む低電圧回路ユニットと、圧縮機を含む圧縮機ユニットと、凝縮器を含む凝縮器ユニットと、を備え、高電圧回路ユニット、低電圧回路ユニット、圧縮機ユニット、及び凝縮器ユニットは、シャーシの下方、及びコンテナにおける前方を向く前壁の少なくとも一方に分散して配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
シャーシ、及び該シャーシに搭載可能なコンテナを有する車両に設けられた輸送用冷凍機械であって、
バッテリーユニットからの電力を変換して圧縮機に供給するインバータ、及び補器を駆動するための直流電流を生成する直流コンバータを有する高電圧回路を含む高電圧回路ユニットと、
前記バッテリーユニットからの電力に基づいて前記補器を駆動するための直流電流を生成又は制御する低電圧回路を含む低電圧回路ユニットと、
冷媒を圧縮する圧縮機を含む圧縮機ユニットと、
前記冷媒を凝縮する凝縮器を含む凝縮器ユニットと、
を備え、
前記高電圧回路ユニット、前記低電圧回路ユニット、前記圧縮機ユニット、及び前記凝縮器ユニットは、前記シャーシの下方、及び前記コンテナにおける前方を向く前壁の少なくとも一方に分散して配置されている輸送用冷凍機械。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記高電圧回路ユニット、前記低電圧回路ユニット、前記圧縮機ユニット、及び前記凝縮器ユニットは、それぞれ前記シャーシの下方、及び前記前壁の双方に分散して配置されている請求項１に記載の輸送用冷凍機械。
【請求項３】
前記高電圧回路ユニット、及び前記低電圧回路ユニットは前記前壁に配置され、前記圧縮機ユニット、及び前記凝縮器ユニットは前記シャーシの下方に配置されている請求項２に記載の輸送用冷凍機械。
【請求項４】
前記高電圧回路ユニット、前記低電圧回路ユニット、前記圧縮機ユニット、及び前記凝縮器ユニットは、それぞれ前記前壁上で分散して配置されている請求項１に記載の輸送用冷凍機械。
【請求項５】
前記高電圧回路ユニット、及び前記低電圧回路ユニットは前記前壁の下部に配置され、前記圧縮機ユニット、及び前記凝縮器ユニットは前記前壁の上部に配置されている請求項４に記載の輸送用冷凍機械。
【請求項６】
前記バッテリーユニットは、前記シャーシの下方に分散して複数配置され、
前記高電圧回路ユニット、前記低電圧回路ユニット、前記圧縮機ユニット、及び前記凝縮器ユニットのうちの少なくとも１つは、前記バッテリーユニット同士の間の空間に配置されている請求項１から３のいずれか一項に記載の輸送用冷凍機械。
【請求項７】
前記高電圧回路ユニット、前記低電圧回路ユニット、前記圧縮機ユニット、及び前記凝縮器ユニットは、前記シャーシの下方、及び前記前壁に対して固定可能な被固定部を有する請求項１から５のいずれか一項に記載の輸送用冷凍機械。
【請求項８】
前記高電圧回路ユニット、前記低電圧回路ユニット、前記圧縮機ユニット、及び前記凝縮器ユニットは、それぞれ天面、底面、一対の側面、正面、及び背面を有する直方体状をなし、前記被固定部は、前記天面、及び前記背面にそれぞれ設けられている請求項７に記載の輸送用冷凍機械。
【請求項９】
前記高電圧回路ユニットの前記背面には、前記正面側に向かって凹む凹部が形成され、該凹部にはヒートシンクが収容されている請求項８に記載の輸送用冷凍機械。
【請求項１０】
前記凹部は、前記背面上で、前記一対の側面同士を結ぶ方向に貫通している請求項９に記載の輸送用冷凍機械。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、輸送用冷凍機械に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば冷凍トラックのように、貨物を低温状態で輸送するための車両には輸送用冷凍機械が設けられている。輸送用冷凍機械は、主として圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を有する冷凍サイクル装置を備えている。従来、これら冷凍サイクル装置を構成する各機器は、車両の床下、即ちシャーシの下方に配置されることが一般的であった（例えば下記特許文献１参照）。
【０００３】
ここで、近年は、バッテリーユニット（蓄電池）によって走行用の電力を賄う電気自動車の実用化が進んでいる。この種のバッテリーユニットは走行距離を確保するために、寸法体格が大きくなる傾向にある。このため、バッテリーユニットは車両のシャーシの下方に収容・固定されることが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特表２００４－５２６１２０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記のようにバッテリーユニットが大型化すると、シャーシ下方に冷凍サイクル装置を収容するための十分なスペースを確保できなくなる可能性がある。
【０００６】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、バッテリーユニットとの干渉を避けつつ、高い自由度でレイアウトすることが可能な輸送用冷凍機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するために、本開示に係る輸送用冷凍機械は、シャーシ、及び該シャーシに搭載可能なコンテナを有する車両に設けられた輸送用冷凍機械であって、バッテリーユニットからの電力を変換して圧縮機に供給するインバータ、及び補器を駆動するための直流電流を生成する直流コンバータを有する高電圧回路を含む高電圧回路ユニットと、前記バッテリーユニットからの電力に基づいて前記補器を駆動するための直流電流を生成又は制御する低電圧回路を含む低電圧回路ユニットと、冷媒を圧縮する圧縮機を含む圧縮機ユニットと、前記冷媒を凝縮する凝縮器を含む凝縮器ユニットと、を備え、前記高電圧回路ユニット、前記低電圧回路ユニット、前記圧縮機ユニット、及び前記凝縮器ユニットは、前記シャーシの下方、及び前記コンテナにおける前方を向く前壁の少なくとも一方に分散して配置されている。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、バッテリーユニットとの干渉を避けつつ、高い自由度でレイアウトすることが可能な輸送用冷凍機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の第一実施形態に係る車両、及び輸送用冷凍機械の構成を示す模式図である。
本開示の第一実施形態に係る車両におけるシャーシ下方の構成を示す透過平面図である。
本開示の第一実施形態に係る圧縮機ユニットの構成を示す斜視図である。
本開示の第一実施形態に係る高電圧回路ユニットの構成を示す斜視図である。
本開示の第一実施形態に係る高電圧回路ユニットの構成を示す背面図である。
本開示の第一実施形態に係る低電圧回路ユニットの構成を示す斜視図である。
本開示の第一実施形態に係る凝縮器ユニットの構成を示す斜視図である。
本開示の第一実施形態に係る凝縮器ユニットの構成を示す横断面図である。
本開示の第一実施形態に係る冷凍サイクル装置の構成を示す冷媒回路図である。
本開示の第一実施形態に係る輸送用冷凍機械の電気系統を示す電気回路図である。
本開示の第二実施形態に係る車両、及び輸送用冷凍機械の構成を示す模式図である。
本開示の第二実施形態に係る車両におけるシャーシ下方の構成を示す透過平面図である。
本開示の第三実施形態に係る車両、及び輸送用冷凍機械の構成を示す模式図である。
図１３のＡ－Ａ線における矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
＜第一実施形態＞
以下、本開示の第一実施形態に係る輸送用冷凍機械１について、図１から図１０を参照して説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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