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公開番号
2025156022
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025041707
出願日
2025-03-14
発明の名称
粘着剤組成物、及び粘着剤層付き光学フィルム
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
133/04 20060101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】貼り付け直後の易リワーク性及び貼り付けて高温環境下で保持した後の易リワーク性の両方に優れる粘着剤層を形成可能な粘着剤組成物を提供する。
【解決手段】(メタ)アクリル系樹脂と、架橋剤と、シラン化合物とを含み、(メタ)アクリル系樹脂は、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃未満であるアルキル(メタ)アクリレート、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃以上であるアルキル(メタ)アクリレート、及び極性基を有するモノマーをモノマー単位として含み、シラン化合物は、下記式(2)で表される化合物を含む、粘着剤組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025156022000022.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">28</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">149</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(メタ)アクリル系樹脂と、架橋剤と、シラン化合物とを含み、
前記(メタ)アクリル系樹脂は、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃未満であるアルキル(メタ)アクリレート、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃以上であるアルキル(メタ)アクリレート、及び、極性基を有するモノマーをモノマー単位として含み、
前記シラン化合物は、下記式(1-1)で表される化合物及び下記式(1-2)で表される化合物の少なくとも一方、並びに、下記式(2)で表される化合物を含む、粘着剤組成物。
TIFF
2025156022000018.tif
27
149
[式(1-1)中、R
1
は、炭素数1~5のアルキル基を表し、R
2
及びR
3
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基又は炭素数1~5のアルコキシ基を表し、L
1
は、炭素数1~20のアルキレン基、又は、炭素数1~20のアルキレン基に含まれる少なくとも1つの-CH
2
-が-NH-又は-O-で置換された基を表し、Xは、エポキシ基又は脂環式エポキシ基を表す。]
TIFF
2025156022000019.tif
27
149
[式(1-2)中、R
4
及びR
6
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基又は炭素数1~5のアルコキシ基を表し、R
5
、R
8
及びR
9
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基を表し、R
7
は、エポキシ基又は脂環式エポキシ基を有する1価の基を表し、mは、0以上の整数を表し、nは、1以上の整数を表す。]
TIFF
2025156022000020.tif
28
149
[式(2)中、R
10
~R
12
は、それぞれ独立に、アルキル基、又は、エポキシ基、脂環式エポキシ基、水酸基、メルカプト基、アミノ基、若しくはポリオキシアルキレン鎖を有する1価の基を表し、R
10
~R
12
の少なくとも1つはエポキシ基、脂環式エポキシ基、水酸基、メルカプト基、アミノ基、又はポリオキシアルキレン鎖を有する1価の基を表し、q及びrは、それぞれ独立に、1以上の整数を表す。]
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記シラン化合物は、下記式(3)で表される化合物を更に含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
TIFF
2025156022000021.tif
27
149
[式(3)中、L
2
は、炭素数1~20のアルキレン基又は炭素数3~20の2価の脂環式炭化水素基を表し、該アルキレン基及び該脂環式炭化水素基に含まれる少なくとも1つの-CH
2
-は、-O-又は-C(=O)-に置き換わっていてもよく、R
13
は、炭素数1~5のアルキル基を表し、R
14
~R
18
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基又は炭素数1~5のアルコキシ基を表す。]
【請求項3】
前記極性基を有するモノマーが、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート及びカルボキシ基含有モノマーを含み、
前記ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレートの含有量は、前記(メタ)アクリル系樹脂に含まれるモノマー単位全量を基準として0.3質量%以上5.5質量%以下であり、
前記ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレートの含有量に対する前記カルボキシ基含有モノマーの含有量の質量比が0.06以上1.0以下である、請求項1又は2に記載の粘着剤組成物。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の粘着剤組成物を含む粘着剤層。
【請求項5】
光学フィルムと、前記光学フィルムの少なくとも一方の面上に設けられた請求項4に記載の粘着剤層と、を備える、粘着剤層付き光学フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、粘着剤組成物、及び粘着剤層付き光学フィルムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置や有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)表示装置等の画像表示装置に用いられる偏光板等の光学フィルムは、粘着剤組成物を含む粘着剤層を介して他の部材(例えば液晶表示装置における液晶セル等の画像表示素子)に貼合して用いられることが多い。特許文献1には、アクリル系樹脂(A)及びイオン性化合物(B)を含有する偏光板用粘着剤組成物であって、前記アクリル系樹脂(A)がメチルメタクリレート由来の構造部位を含有し、前記アクリル系樹脂(A)が有する側鎖構造部位の平均炭素数(α)が3.3以下であることを特徴とする偏光板用粘着剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-25417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような粘着剤層には、易リワーク性(粘着剤層を被着体に貼り付けた後、剥がしやすい性質)が求められる場合がある。また、様々な高温環境下で保管された後にも、易リワーク性に優れることが求められることがある。
【0005】
本開示の一側面は、貼り付け直後の易リワーク性及び貼り付けて高温環境下で保持した後の易リワーク性の両方に優れる粘着剤層を形成可能な粘着剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、粘着剤組成物において、特定の(メタ)アクリル系樹脂とともに、特定のシラン化合物を組み合わせて用いることによって、貼り付け直後の易リワーク性及び貼り付けて高温環境下で保持した後の易リワーク性の両方に優れる粘着剤層を形成できることを見出した。
【0007】
本開示は、いくつかの側面において、以下の[1]~[5]を提供する。
[1](メタ)アクリル系樹脂と、架橋剤と、シラン化合物とを含み、(メタ)アクリル系樹脂は、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃未満であるアルキル(メタ)アクリレート、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃以上であるアルキル(メタ)アクリレート、及び、極性基を有するモノマーをモノマー単位として含み、シラン化合物は、下記式(1-1)で表される化合物及び下記式(1-2)で表される化合物の少なくとも一方、並びに、下記式(2)で表される化合物を含む、粘着剤組成物。
TIFF
2025156022000001.tif
27
149
[式(1-1)中、R
1
は、炭素数1~5のアルキル基を表し、R
2
及びR
3
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基又は炭素数1~5のアルコキシ基を表し、L
1
は、炭素数1~20のアルキレン基、又は、炭素数1~20のアルキレン基に含まれる少なくとも1つの-CH
2
-が-NH-又は-O-で置換された基を表し、Xは、エポキシ基又は脂環式エポキシ基を表す。]
TIFF
2025156022000002.tif
27
149
[式(1-2)中、R
4
及びR
6
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基又は炭素数1~5のアルコキシ基を表し、R
5
、R
8
及びR
9
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基を表し、R
7
は、エポキシ基又は脂環式エポキシ基を有する1価の基を表し、mは、0以上の整数を表し、nは、1以上の整数を表す。]
TIFF
2025156022000003.tif
28
149
[式(2)中、R
10
~R
12
は、それぞれ独立に、アルキル基、又は、エポキシ基、脂環式エポキシ基、水酸基、メルカプト基、アミノ基、若しくはポリオキシアルキレン鎖を有する1価の基を表し、R
10
~R
12
の少なくとも1つはエポキシ基、脂環式エポキシ基、水酸基、メルカプト基、アミノ基、又はポリオキシアルキレン鎖を有する1価の基を表し、q及びrは、それぞれ独立に、1以上の整数を表す。]
[2]シラン化合物は、下記式(3)で表される化合物を更に含む、[1]に記載の粘着剤組成物。
TIFF
2025156022000004.tif
27
149
[式(3)中、L
2
は、炭素数1~20のアルキレン基又は炭素数3~20の2価の脂環式炭化水素基を表し、該アルキレン基及び該脂環式炭化水素基に含まれる少なくとも1つの-CH
2
-は、-O-又は-C(=O)-に置き換わっていてもよく、R
13
は、炭素数1~5のアルキル基を表し、R
14
~R
18
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基又は炭素数1~5のアルコキシ基を表す。]
[3]極性基を有するモノマーが、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート及びカルボキシ基含有モノマーを含み、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレートの含有量は、(メタ)アクリル系樹脂に含まれるモノマー単位全量を基準として0.3質量%以上5.5質量%以下であり、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレートの含有量に対するカルボキシ基含有モノマーの含有量の質量比が0.06以上1.0以下である、[1]又は[2]に記載の粘着剤組成物。
[4][1]~[3]のいずれかに記載の粘着剤組成物を含む粘着剤層。
[5]光学フィルムと、光学フィルムの少なくとも一方の面上に設けられた[4]に記載の粘着剤層と、を備える、粘着剤層付き光学フィルム。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一側面によれば、貼り付け直後の易リワーク性及び貼り付けて高温環境下で保持した後の易リワーク性の両方に優れる粘着剤層を形成可能な粘着剤組成物が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
粘着剤層付き光学フィルムの一例を示す模式断面図である。
粘着剤層付き光学フィルムの他の一例を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ本開示の実施形態について詳細に説明する。本開示は、以下の実施形態に限定されない。以下の全ての図面においては、各構成要素を理解し易くするために縮尺を適宜調整して示しており、図面に示される各構成要素の縮尺と実際の構成要素の縮尺とは必ずしも一致しない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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