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公開番号2025155086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058436
出願日2024-04-01
発明の名称画像処理装置、点検システム、方法およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 21/84 20060101AFI20251006BHJP(測定;試験)
要約【課題】点検専用の車両を用いることなく構造物を点検するためのデータを取得することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】営業に供する営業車両に搭載された撮像装置が予め標識が設置されている点検対象の構造物を撮像した撮像画像を用いて、該構造物を含む点検対象画像を生成する生成手段と、生成手段が生成した点検対象画像に含まれる標識を特定する特定手段と、特定手段が特定した標識の位置に基づいて、第1の撮像画像を用いて生成された第1の点検対象画像と、該第1の撮像画像とは異なる第2の撮像画像を用いて生成された第2の点検対象画像とを重ね合わせる重ね合わせ手段と、重ね合わせ手段が重ね合わせた点検対象画像を出力する出力手段とを含む。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
営業に供する営業車両に搭載された撮像装置が予め標識が設置されている点検対象の構造物を撮像した撮像画像を用いて、該構造物を含む点検対象画像を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した点検対象画像に含まれる前記標識を特定する特定手段と、
前記特定手段が特定した前記標識の位置に基づいて、第1の撮像画像を用いて生成された第1の点検対象画像と、該第1の撮像画像とは異なる第2の撮像画像を用いて生成された第2の点検対象画像とを重ね合わせる重ね合わせ手段と、
前記重ね合わせ手段が重ね合わせた点検対象画像を出力する出力手段とを含む
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第1の撮像画像は、第1の列車編成を組成する営業車両に搭載された第1の撮像装置が撮像した撮像画像であり、
前記第2の撮像画像は、前記第1の列車編成とは異なる第2の列車編成を組成する営業車両に搭載された第2の撮像装置が撮像した撮像画像である
請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
撮像装置は、予め定められた複数の撮像方向のいずれかを撮像するように設置され、
前記第1の撮像画像と前記第2の撮像画像とは、撮像装置が同一の撮像方向を撮像した撮像画像である
請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記標識は、特徴的パターンを含み、
点検対象画像について所定のずらし幅ごとに前記特徴的パターンとの類似度を計算する類似度計算手段を含み、
前記特定手段は、前記特徴的パターンとの類似度が最も高い位置に前記標識が存在すると特定する
請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記類似度計算手段は、相互相関処理により類似度を計算する
請求項4記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記生成手段は、
営業車両の走行速度として予め定められた第1の走行速度を用いて点検対象画像を生成し、
生成した点検対象画像において特定された前記標識の設置位置と撮像時刻とに基づいて前記営業車両の走行速度として算出される第2の走行速度と、前記第1の走行速度との差が所定の閾値を超える場合に、該第2の走行速度を用いて点検対象画像を再度生成する
請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記特定手段は、前記第1の点検対象画像において特定した前記標識の位置を、前記第2の点検対象画像において特定した前記標識の位置に基づいて変更し、
前記生成手段は、前記第1の点検対象画像のうちの前記特定手段が位置を変更した前記標識を含む所定の領域を再度生成する
請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
【請求項8】
営業に供する営業車両に搭載された撮像装置と、
画像処理装置とを備え、
前記撮像装置は、予め標識が設置されている点検対象の構造物を撮像し、
前記画像処理装置は、
前記撮像装置が撮像した撮像画像を用いて前記構造物を含む点検対象画像を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した点検対象画像に含まれる前記標識を特定する特定手段と、
前記特定手段が特定した前記標識の位置に基づいて、第1の撮像画像を用いて生成された第1の点検対象画像と、該第1の撮像画像とは異なる第2の撮像画像を用いて生成された第2の点検対象画像とを重ね合わせる重ね合わせ手段と、
前記重ね合わせ手段が重ね合わせた点検対象画像を出力する出力手段とを含む
ことを特徴とする点検システム。
【請求項9】
コンピュータが、
営業に供する営業車両に搭載された撮像装置が予め標識が設置されている点検対象の構造物を撮像した撮像画像を用いて、該構造物を含む点検対象画像を生成し、
生成した点検対象画像に含まれる前記標識を特定し、
特定した前記標識の位置に基づいて、第1の撮像画像を用いて生成された第1の点検対象画像と、該第1の撮像画像とは異なる第2の撮像画像を用いて生成された第2の点検対象画像とを重ね合わせ、
重ね合わせた点検対象画像を出力する
ことを特徴とする画像処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
営業に供する営業車両に搭載された撮像装置が予め標識が設置されている点検対象の構造物を撮像した撮像画像を用いて、該構造物を含む点検対象画像を生成する生成処理と、
生成した点検対象画像に含まれる前記標識を特定する特定処理と、
特定した前記標識の位置に基づいて、第1の撮像画像を用いて生成された第1の点検対象画像と、該第1の撮像画像とは異なる第2の撮像画像を用いて生成された第2の点検対象画像とを重ね合わせる重ね合わせ処理と、
重ね合わせた点検対象画像を出力する出力処理と
を実行させるための画像処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置、点検システム、方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、トンネル等の構造物を点検するためのモニタリングシステムが記載されている。特許文献1に記載されたモニタリングシステムは、構造物の所定の位置を定期的かつ継続的に撮影し、撮影された画像からマーカーが検知されたときに、構造物の測定を開始又は停止する制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-170051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載されたモニタリングシステムは、マーカーを検出するための撮影装置およびマーカー検知装置と、構造物を測定するための測定装置とを含んで構成される。そして、営業に供する車両とは別に、それらの装置を搭載するための点検専用の車両を用意しなければならない。
【0005】
本開示は、点検専用の車両を用いることなく構造物を点検するためのデータを取得することができる画像処理装置、点検システム、方法およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示による画像処理装置は、営業に供する営業車両に搭載された撮像装置が予め標識が設置されている点検対象の構造物を撮像した撮像画像を用いて、該構造物を含む点検対象画像を生成する生成手段と、生成手段が生成した点検対象画像に含まれる標識を特定する特定手段と、特定手段が特定した標識の位置に基づいて、第1の撮像画像を用いて生成された第1の点検対象画像と、該第1の撮像画像とは異なる第2の撮像画像を用いて生成された第2の点検対象画像とを重ね合わせる重ね合わせ手段と、重ね合わせ手段が重ね合わせた点検対象画像を出力する出力手段とを含む。
【0007】
本開示による点検システムは、営業に供する営業車両に搭載された撮像装置と、画像処理装置とを備え、撮像装置は、予め標識が設置されている点検対象の構造物を撮像し、画像処理装置は、撮像装置が撮像した撮像画像を用いて構造物を含む点検対象画像を生成する生成手段と、生成手段が生成した点検対象画像に含まれる標識を特定する特定手段と、特定手段が特定した標識の位置に基づいて、第1の撮像画像を用いて生成された第1の点検対象画像と、該第1の撮像画像とは異なる第2の撮像画像を用いて生成された第2の点検対象画像とを重ね合わせる重ね合わせ手段と、重ね合わせ手段が重ね合わせた点検対象画像を出力する出力手段とを含む。
【0008】
本開示による画像処理方法は、コンピュータが、営業に供する営業車両に搭載された撮像装置が予め標識が設置されている点検対象の構造物を撮像した撮像画像を用いて、該構造物を含む点検対象画像を生成し、生成した点検対象画像に含まれる標識を特定し、特定した標識の位置に基づいて、第1の撮像画像を用いて生成された第1の点検対象画像と、該第1の撮像画像とは異なる第2の撮像画像を用いて生成された第2の点検対象画像とを重ね合わせ、重ね合わせた点検対象画像を出力する。
【0009】
本開示による画像処理プログラムは、コンピュータに、営業に供する営業車両に搭載された撮像装置が予め標識が設置されている点検対象の構造物を撮像した撮像画像を用いて、該構造物を含む点検対象画像を生成する生成処理と、生成した点検対象画像に含まれる標識を特定する特定処理と、特定した標識の位置に基づいて、第1の撮像画像を用いて生成された第1の点検対象画像と、該第1の撮像画像とは異なる第2の撮像画像を用いて生成された第2の点検対象画像とを重ね合わせる重ね合わせ処理と、重ね合わせた点検対象画像を出力する出力処理とを実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、点検専用の車両を用いることなく構造物を点検するためのデータを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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